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Oracle JRockit Real Time は Oracle JRockit JVM R27.6 と完全な互換性があるため、Oracle JRockit JVM R27.6 でサポートされる Oracle 製品で使用する場合は Oracle によってサポートされています。この章では、JRockit Real Time をその他の Oracle 製品で使用する際に必要なタスクについて説明します。以下の内容について説明します。
JRockit Real Time を Oracle 製品で使用するには、Oracle 製品と JRockit Real Time を個別にダウンロードおよびインストールし、以下のコンフィグレーションを変更する必要があります。
WLRT JAVA_HOME
を使用するように Oracle 製品起動スクリプトを更新します。
-Xgc
: および
-Xgcprio
: パラメータをすべて削除します。-Xgcprio:deterministic
および
-Xpausetarget
=
nn
ms
(nn
は必要な目標休止時間) を追加します。
目標休止時間を低く選択すると、ガベージ コレクションの休止時間が短くなります。これに関する留意点の概要は、Oracle JRockit JVM 診断ガイドの「目標休止時間をチューニングする」に示されています。以下に、最も一般的な組み合わせでの推奨事項をいくつか示します。
上記の一般的な手順を使用するか、事前にコンフィグレーションされたドメイン テンプレートを使用して、Oracle WebLogic Server で JRockit Real Time の使用を有効にできます。以下のバージョンの Oracle WebLogic Server 用のテンプレートが用意されています。
Oralce では、大規模な J2EE アプリケーション (SPECjAppServer2004 を含む) が目標休止時間 30 ms で適切に動作することを検証しました。小規模な J2EE アプリケーションまたはより高速なハードウェアの場合、より低い目標休止時間を設定できる場合があります。
Oracle WebLogic Server では Oracle JRockit Real Time の使用に対して広範な最適化が行われているため、目標休止時間は 10 ms から開始するのが適切です。Oralce では、最新の x86 ハードウェア上の小規模 WLEvS アプリケーションが 3 ms まで削減された目標休止時間で適切に動作することを検証しました。Oracle WebLogic Server での JRockit Real Time のチューニングの詳細については、Oracle WebLogic Server のドキュメントを参照してください。
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