リリース ノート

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Oracle JRockit Real Time 3.0 リリース ノート

以下の節では、Oracle JRockit Real Time 3.1.0 に関する確認済みの問題、およびバージョン 3.1.0 で解決済みの問題について示します。問題の説明と、必要な場合は解決策または回避策が提示されます。

 


Java サポート

JRockit Real Time 3.1.0 は以下のバージョンの Java との互換性が確認されています。

 


プラットフォーム サポート

JRockit Real Time 3.1.0 をサポートするプラットフォームは J2SE のバージョンによって異なります。現在サポートされているプラットフォームのリストについては、表 1 に示すページを参照してください。

表 1 プラットフォーム サポートのリンク
バージョン
参照先
Java SE 6 Update 3
J2SE 5.0 Update 14
J2SE 1.4.2_16

注意 : Oracle JRockit Real Time は Windows Itanium または Linux Itanium プラットフォームではサポートされません。

 


インストール

バージョン 3.1.0 では、JRockit Real Time は WebLogic Server の一部としてインストールされなくなりました。完全な手順については、以下の「Oracle JRockit Real Time のインストール ガイド」を参照してください。


http://edocs.bea.com/wlrt/install/index.html

 


追加のドキュメント

このリリースの JRockit Real Time の追加のドキュメントは以下の場所にあります。

http://edocs.bea.com/wlrt/docs30/index.html

 


バージョン 3.1.0 の新機能または改善事項

このバージョンの JRockit Real Time には以下の新機能または改善事項が導入されています。

-XpauseTarget の最小値の削減

-XpauseTarget 値を 1 ミリ秒から設定できるようになりました。ただし、実際の休止対象は、アプリケーションのサイズと動作やハードウェアによって異なります。JRockit Real Time で目標休止時間を設定する詳細については、Oracle JRockit 診断ガイドの「確定的モードの目標休止時間を設定する」を参照してください。

LAT に表示されるスレッド遷移

スレッド遷移 (別のスレッドと関係のあるスレッドのレイテンシ イベント) が、図 1 に示すように、Latency Analysis Tool のレイテンシ グラフに小さな黒い矢印として表示されるようになりました。遷移を示す矢印の上にマウス ポインタを置くことで、遷移を説明するツールチップが表示されます。

図 1 LAT でのスレッド遷移を表す矢印 (ツールチップは選択されている遷移を表す)

LAT でのスレッド遷移を表す矢印 (ツールチップは選択されている遷移を表す)

 


バージョン 3.1.0 で解決済みの問題

JRockit Real Time 3.1.0 で解決済みの問題のリストについては、以下を参照してください。

および

上記は、Oracle JRockit リリース ノートにあります。

 


確認済みの問題

表 1 は、JRockit Real Time 3.1.0 で確認されている問題について説明しています。問題の説明と、必要な場合は回避策または解決策が提示されています。

表 1 Oracle JRockit Real Time 3.1.0 で確認済みの問題
変更要求 ID
説明
CR307782
既に WebLogic Server 8.1 のインストールが含まれている既存の BEA_HOME ディレクトリに JRockit Real Time をインストールすると、インストーラの [Review Installation Details] ウィンドウでは、書式設定エラーのため Oracle JRockit Real Time のインストールの詳細が読みにくくなります。
この問題は以下のコンフィグレーションで発生します。
  • Microsoft Windows Server 2003 と JRockit 1.4.2 R27.1 (WebLogic Server 8.1)
  • Linux 32 ビット と JRockit 1.4.2 R27.1 (WebLogic Server 8.1)
この問題の回避策または解決策はありません。
CR294076、CR283776
Oracle JRockit 1.5.0_07 (またはそれ以降) をバージョン 9.1 または 9.2 の WebLogic Server で使用している場合、サーバ起動時に以下のような例外が送出されます。
weblogic.management.ManagementException: [Management:141266]Parsing Failure in config.xml: javax.xml.namespace.QName; local class incompatible: stream classdesc serialVersionUID = 4418622981026545151, local class serialVersionUID = -9120448754896609940
1.5.0_07 バージョン (およびそれ以降) の JDK に問題があります。javax.xml.nmespace.QName クラスの serialVersionUID に互換性のない変更が加えられています。
回避策 :
この問題を回避するには、互換性のある古い値を設定する必要があります。これには、システム プロパティを設定するだけで済みます。
com.sun.xml.namespace.QName.useCompatibleSerialVersionUID=1.0
または、アプリケーション サーバの起動スクリプトの java コマンドに以下のオプションを追加できます。
-Dcom.sun.xml.namespace.QName.useCompatibleSerialVersionUID=1.0
CR286073
Sparc 上の Sun Solaris 9 または 10 では、既存の Oracle WebLogic Server 9.1 のインストールのアドオンとして Oracle JRockit Real Time をインストールした場合に、${weblogic91_home}/server/native/solaris の下の sparc64 ディレクトリを指すように LD_LIBRARY_PATH 変数を更新する必要があります。
この問題の詳細については、「SPARC64 搭載の Solaris 9 における WebLogic Server 9.2 または以降の MP のインストール手順」を参照してください。
回避策 :
${weblogic91_home}/common/bin/commEnv.sh ファイルで ${weblogic91_home}/server/native/solaris/sparc のすべての出現箇所を ${weblogic91_home}/server/native/solaris/sparc64 で置換して、LD_LIBRARY_PATH 変数を更新します。

詳細については、Oracle JRockit リリース ノートの「確認済みの問題」を参照してください。


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