Administration Console オンライン ヘルプ

  前 次 前/次ボタンと目次ボタンとの区切り線 目次  

ファイル ストア : コンフィグレーション

コンフィグレーション オプション     関連タスク     関連トピック

このページでは、永続的な JMS メッセージやストア アンド フォワード メッセージなどのサブシステム データを格納するためのディスクベースの ファイル ストアをコンフィグレーションします。

コンフィグレーション オプション

名前 説明
名前

このファイル ストアの名前。この名前は、WebLogic Server インスタンスまたはクラスタ内でユニークでなければなりません。

同期書き込みポリシー

ファイル ストアがデータをディスクに書き込む方法を決定するディスク書き込みポリシー。

このポリシーは、JMS ファイル ストアのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性にも影響を与えます。有効なポリシーは以下のとおりです。

  • [Direct-Write]

    直接 I/O は、ほとんどのプラットフォームでサポートされています。可能な範囲でパフォーマンスを向上させるため、直接 I/O モードのファイル ストアでは自動的にネイティブ I/O の wlfileio2 ドライバがロードされます。このドライバは、Windows、Solaris、HP、AIX および Linux プラットフォームで使用可能です。実行中のファイル ストアの同期書き込みポリシーおよびドライバを表示するには、サーバ ログの BEA-280050 メッセージを確認します。

  • [無効]

    書き込みがメモリにキャッシュされると、ディスクに正常に格納されるまで待機せずに、すぐにトランザクションが完了します。このポリシーは最も高速ですが、信頼性 (トランザクションの安全性) は最も低くなります。他のポリシーの 100 倍以上の速度で処理が可能ですが、停電やオペレーティング システムの障害発生時にはメッセージが失われたり重複したりする可能性があります。

  • [Cache-Flush]

    すべての書き込みがディスクにフラッシュされるまでトランザクションが完了しません。このポリシーは信頼性が高く、同時ユーザが増加した場合のスケーラビリティにも優れています。

対象

ファイル ストアをホストするための候補である、現在のドメインに定義済みのサーバ インスタンスまたは移行可能対象。

クラスタ環境での推奨ベスト プラクティスは、カスタム ファイル ストアを移行可能な JMS サービスと同じ移行可能対象に対象指定することです。これにより、メンバー サーバがシングル ポイント障害になることを回避できます。ファイル ストアはまた、サーバ状態モニタ サービスを利用して、異常なサーバ インスタンスから正常なサーバ インスタンスへ自動移行するようにもコンフィグレーションできます。

MBean 属性:
PersistentStoreMBean.Targets

ディレクトリ

ファイル ストアがデータ ファイルを保持するファイル システム ディレクトリのパス名。

ファイル ストアを移行可能対象に対象指定する場合、格納ディレクトリが移行可能対象内のすべての候補サーバ メンバーからアクセス可能である必要があります。可用性を最も高めるには、SAN (Storage Area Network) またはデュアル ポート SCSI ディスクを使用します。

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

論理名

同一の名前を使用する別々のサーバ上にある別々のストアを参照するための、サブシステムで使用する名前。

たとえば、タイマー サービスを使用する EJB が、論理名を使ってストアを参照するとします。この論理名は、各サーバに物理名の異なるストアがあったとしても、同じクラスタの複数のサーバにおいて有効であると考えられます。

同じドメインまたは同じクラスタ内の複数のストアが、同じ論理名を共有できます。ただし、ある特定の論理名を、同じサーバ上の複数のストアに割り当てることはできません。

MBean 属性:
FileStoreMBean.LogicalName

関連タスク

関連トピック

 

Skip navigation bar ページの先頭