JMX による管理の容易なアプリケーションの開発

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カスタム MBean へのアクセス

JMX プログラミングによるカスタム MBean へのアクセスの他に、JMX 準拠の管理システムを使用して MBean にアクセスすることもできます。詳細については、「JMX レイヤ」を参照してください。また、Sun Developer Network Web サイト (http://java.sun.com/products/JavaManagement/) には、JMX に関する書籍、ホワイトペーパー、および詳細情報へのリンクが掲載されています。

以下の節では、カスタム MBean にアクセスするその他の方法について説明します。

 


JConsole からカスタム MBean へのアクセス

JDK には、MBean を参照するために使用できる Swing ベースの JMX クライアント、JConsole が用意されています。任意の WebLogic Server MBean サーバと JVM プラットフォーム MBean サーバの MBean を参照できます。Sun では、JConsole はリソースを大量に消費するため、開発環境のみで使用するよう推奨しています。「Using JConsole to Monitor Applications」(http://java.sun.com/developer/technicalArticles/J2SE/jconsole.html) を参照してください。

JConsole からカスタム MBean にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. MBean をホストする WebLogic Server インスタンスの IIOP プロトコルを有効にします。管理者特権を持つ WebLogic Server ユーザになるように、デフォルトの IIOP ユーザをコンフィグレーションします。
  2. Administration Console オンライン ヘルプの「IIOP の有効化とコンフィグレーション」を参照してください。

  3. コマンド プロンプトから、JDK 1.5 または同等のものがパスに存在することを確認します。
  4. コマンド プロンプトに対して、jconsole と入力します。
  5. カスタム MBean が JVM プラットフォーム MBean サーバに登録されている場合 (または WebLogic Server 実行時 MBean サーバを JVM プラットフォーム MBean サーバとしてコンフィグレーションした場合)、次の操作を行います。
    1. JConsole ウィンドウで、[Connection|New Connection] を選択します。
    2. [Connect to Agent] ウィンドウで、[Local] タブを選択して [Connect] をクリックします。
  6. カスタム MBean が WebLogic Server 実行時 MBean サーバに登録されており、実行時 MBean サーバをプラットフォーム MBean サーバとしてコンフィグレーションしていない場合は、次の操作を行います。
    1. JConsole ウィンドウで、[Connection|New Connection] を選択します。
    2. [Connect to Agent] ウィンドウで、[Advanced] タブを選択します。
    3. [Advanced] タブの [JMX URL] ボックスに、次のように入力します。
    4. service:jmx:rmi:///jndi/iiop://host:port/weblogic.management.mbeanservers.runtime

      ここで host:port は、MBean をホストする WebLogic Server インスタンスのホスト名とポートです。

      例 : service:jmx:iiop:///jndi/iiop://localhost:7001/weblogic.management.mbeanservers.runtime

    5. [User Name] および [Password] ボックスで、デフォルトの IIOP ユーザ名とパスワードを入力します。
    6. [Connect] をクリックします。

 


WebLogic Scripting Tool からカスタム MBean へのアクセス

MBean を実行時 MBean サーバに登録した場合、WebLogic Scripting Tool を使用してカスタム MBean にアクセスできます。『WebLogic Scripting Tool ガイド』の「WebLogic のその他の MBean とカスタム MBean へのアクセス」を参照してください。

 


Administration Console 拡張からカスタム MBean へのアクセス

特定のテンプレートに準拠する Java Server Pages (JSP) を作成することによって、WebLogic Server Administration Console を拡張できます。作成する JSP には、JVM プラットフォーム MBean サーバまたは WebLogic Server 実行時 MBean サーバに接続して MBean を検索する JMX コードを組み込むことができます。

詳細については、『Administration Console の拡張』を参照してください。


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