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WebLogic Server には、SNMP マネージャと同じ機能の多くを提供する、コマンドライン ユーティリティが用意されています。このユーティリティは、WebLogic Server ドメイン内の SNMP エージェントのコンフィグレーションに対するテストとトラブルシューティングに使用できます。
以下の節では、WebLogic Server SNMP コマンドライン ユーティリティを操作する方法について説明します。
WebLogic Server SNMP コマンドライン ユーティリティ用に環境を設定するには、次の手順に従います。
WL_HOME\server\bin\setWLSEnv.sh
(Windows では setWLSEnv.cmd
)
WL_HOME
は、WebLogic Server のインストール先ディレクトリです。
スクリプトでは、サポートされる JDK をシェルの PATH
環境変数に追加し、WebLogic Server クラスを CLASSPATH
変数に追加します。
SNMP コマンドライン ユーティリティは、次のようにして呼び出します。
java weblogic.diagnostics.snmp.cmdline.Manager
command
[-?]
command
は、表 5-1 に記載のコマンドの 1 つです。-?
により、指定したコマンドの使い方の情報が出力されます。
この節のサンプルでは、管理サーバ上に SNMP エージェントを作成済みであり、エージェントのデフォルト変数を変更していないということが前提となっています (たとえば、エージェントは UDP ポート 161 をリスンし、コミュニティ名として public
を使用します)。
これらのサンプルでは、-m
および -M
オプションを使用して、WebLogic Server MIB モジュールをロードします。MIB モジュールをロードすると、管理対象オブジェクトを、OID ではなく表示名で参照できるようになります。-M
オプションでは、WebLogic Server を c:\bea\wlserver_10.0
にインストールしたことが前提となっています。
すべての WebLogic Server 管理対象オブジェクトの表示名を確認するには、『WebLogic Server SNMP MIB リファレンス』を参照してください。
SnmpWalk
コマンドの使い方の情報を出力する。
java weblogic.diagnostics.snmp.cmdline.Manager SnmpWalk -?
java weblogic.diagnostics.snmp.cmdline.Manager SnmpWalk
-m BEA-WEBLOGIC-MIB -M c:\bea\wlserver_10.0\server\lib
applicationRuntimeObjectName
SnmpGetBulk
コマンドをグループ化しています。
java weblogic.diagnostics.snmp.cmdline.Manager SnmpBulkWalk -v2 -Bm 3
-m BEA-WEBLOGIC-MIB -M c:\bea\wlserver_10.0\server\lib
applicationRuntimeTable
java weblogic.diagnostics.snmp.cmdline.Manager SnmpGetBulk -v2
-Bn 1 -Bm 2 applicationRuntimeObjectName
jmsServerRuntimeObjectName jmsServerRuntimeBytesPendingCount
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