アップグレード - WebLogic 製品を、以前のリリースまたは Service Pack から、新しいリリースや Service Pack に更新すること。既存のアプリケーションやドメイン コンフィグレーションを WebLogic Server の最新バージョンに更新することも、アップグレードという場合があります。
Web アプリケーションや EJB などを含むすべての Java EE アプリケーション。一般的に、アプリケーションはドメイン内の 1 つまたは複数の管理対象サーバにデプロイされる。デプロイメント方法に応じて、アプリケーションはマシン上にローカルに配置されたり、共有ディレクトリからアクセスされる。さらに、外部クライアント アプリケーションがファイアウォールの外側からアプリケーション環境にアクセスすることも可能である。
ほとんどの WebLogic Server アプリケーションは、修正を加えることなく WebLogic Server 10g リリース 3 (10.3) の新たなアプリケーション環境で動作する。詳細については、「旧リリースとの相互運用性および互換性」を参照。
WebLogic アップグレード ウィザードは、WebLogic Server 7.0 または 8.1 に対応の WebLogic ドメインを、WebLogic Server 10.3 アプリケーション環境で実行できるようアップグレードするために必要な手順を、ウィザードに従って進めることができます。アップグレード プロセスの一部として、ドメインで使用されているカスタム セキュリティ プロバイダおよびノード マネージャもアップグレードする必要があります。
また、WebLogic アップグレード ウィザードを使用して、WebLogic Server 9.x または 10.0 と互換性のある WebLogic ドメインを 10.3 にアップグレードすることもできますが、これは任意です。この種類のドメインは、変更せずに WebLogic Server 10.3 で実行できます。
アップグレード プロセスは、グラフィカル ユーザ インタフェース (GUI) を使用して対話形式で実行、またはスクリプトを作成してメッセージを通知しない形式で実行することができます。サイレント モードは、WebLogic Server ドメインのアップグレードでのみサポートされています。
旧リリースとの相互運用性および互換性
WebLogic Server 10.3 で動作するアプリケーション環境は、WebLogic Server 7.0、8.1、9.x、または 10.0 で構築されたアプリケーション環境と相互運用できます。
ほとんどの既存の WebLogic Server アプリケーションは、修正を加えることなく WebLogic Server 10.3 の新たなアプリケーション環境で動作します。実際の環境においてアプリケーションが機能変更の影響を受けるかどうかについては、「WebLogic Server 10.3 の旧リリースとの互換性」で互換性情報を確認してください。アプリケーションで非推奨になった API または削除された API が使用されている場合は、実行時に警告または例外が発生するおそれがあります。