![]() ![]() ![]() ![]() |
Oracle では、Microsoft との協力のもと相互運用性テストを実施し、WebLogic Server を使用して作成した Web サービスと、Microsoft Windows Communication Foundation (WCF)/.NET 3.0 および 3.5 フレームワークを使用して作成した Web サービスの相互運用性を確認しました。
相互運用性テストは、次の表に示す領域に関し、JAX-RPC Web サービスを使用して実施しました。
以下の節では、テストにおいて特定された相互運用上の問題とガイドラインについて説明します。
Microsoft .NET 3.0/3.5 で anyType
クラスを使用している場合、どの Java データ型が返されるかは保証されません。特定の Java データ型を返す必要がある場合は、anyType
を使用しないようにしてください。
以下に、WS-Security の相互運用性ガイドラインを示します。
このリリースの WebLogic Server では、Web Services Security Policy (WS-SecurityPolicy) 1.2 がサポートされています。Microsoft .NET 3.0 では、SecurityPolicy 仕様の 2005 年 12 月のドラフト バージョンがサポートされています。
2005 年 12 月のドラフト バージョンでは、<sp:SignedEncryptedSupportingTokens>
ポリシー アサーションがサポートされていません。そのため、Microsoft .NET 3.0 では、UsernameToken を<sp:SignedSupportingTokens>
ポリシー アサーションで暗号化します。UsernameToken を暗号化せずに <sp:SignedSupportingTokens>
ポリシー アサーションを使用する場合、WebLogic Server と .NET Web Services は相互運用できません。
以下に、WS-SecureConversation の相互運用性ガイドラインを示します。
<sp:EndorsingSupportingTokens>
内) はサポートされません。<sp:EncryptBeforeSigning/>
は使用しないことをお勧めします。代わりに、<sp:SignBeforeEncrypt>
(デフォルト) を使用してください。<sp:BootstrapPolicy>
ポリシー アサーションを使用する場合は、「WS-Security の相互運用性ガイドライン」に定義されているガイドラインを考慮する必要があります。setCompatibilityPreference("msft")
メソッドを使用し、Web サービスのセキュリティ MBean 経由で Compatibility
フラグを設定する必要があります。Compatibility
フラグが設定されている WebLogic Server の Web サービスと相互運用するには、次のようにクライアントでもこのフラグを設定する必要があります。stub._setProperty(WLStub.POLICY_COMPATIBILITY_PREFERENCE,"msft");
以下に、WS-ReliableMessaging の相互運用性ガイドラインを示します。
WebLogic Server は、SAML と WS-Trust の両方を使用する .NET 相互運用性シナリオに従って Microsoft .NET と相互運用できます。詳細については、Microsoft .NET Web サービス相互運用性に関するサイトを参照してください。
![]() ![]() ![]() |