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コネクタ
Sun Microsystems J2EE コネクタ仕様バージョン 1.0 の最終リリースに基づく WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャは、J2EE プラットフォームと 1 つまたは複数の種類のエンタープライズ情報システム(EIS)を統合します。以下の節では、WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャを管理する方法について説明します。また、Administration Console を使用して新しいコネクタをコンフィグレーションおよびデプロイする方法についても説明します。
デプロイメント関連の詳細については、『WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャ』の「J2EE コネクタ アーキテクチャに準拠したリソース アダプタの作成」を参照してください。
詳細については、『WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャ』を参照してください。
タスク
デプロイメント用のリソース アダプタ(コネクタ)のコンフィグレーション
WebLogic Server Administration Console を使用してコネクタをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- WebLogic Server Administration Console を起動します。
- 作業対象のドメインを選択します。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント] をクリックします。
- Administration Console の左ペインで、[コネクタ] をクリックします。Administration Console の右ペインにテーブルが表示され、デプロイ済みのコネクタが示されます。
- [新しい Connector のコンフィグレーション] オプションを選択します。
- コンフィグレーションするアーカイブ ファイル(RAR)の場所を指定します。
注意: 展開されたアプリケーションまたはコンポーネント ディレクトリをコンフィグレーションすることもできます。WebLogic Server では、指定されたディレクトリ以下の階層にあるすべてのコンポーネントがデプロイされます。
- ディレクトリまたはファイルの左側にある [select] をクリックして選択し、次のステップに進みます。
- [選択可] にあるサーバから対象サーバを選択します。
- 指定のフィールドにコネクタの名前を入力します。
- [コンフィグレーションとデプロイ] をクリックします。Administration Console に [デプロイ] パネルが表示され、コネクタのデプロイメントのステータスとアクティビティが示されます。
- 使用可能なタブで、以下の情報を入力します。
- [コンフィグレーション]-ステージング モードを編集し、デプロイ順を入力します。
- [対象]-[選択可] リストから [選択済み] リストにサーバを移動して、コンフィグレーションされたコネクタの対象サーバを指定します。
- [デプロイ]-コネクタを、すべてまたは特定の対象にデプロイしたり、すべてまたは特定の対象からアンデプロイしたりします。
- [モニタ]-コネクタのセッション モニタを有効にします。
- [メモ]-コネクタに関するメモを記入します。
コネクタの接続プロファイルを表示するためのコンフィグレーション
Administration Console では、リークされた接続やアイドル接続のコール スタックだけでなく、コネクタのコール スタック(接続プロファイル)も表示できます。この情報を Administration Console で参照できるよう、コネクタをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- コネクタのデプロイ後、Administration Console の左ペインでそのコネクタを右クリックし、[コネクタ記述子の編集...] を選択します。
- 左ペインの [weblogic-connection-factory-dd] を展開して、[map-config-property] をクリックします。
- 右ペインで、[新しい Map Config Property のコンフィグレーション] をクリックします。
- [新しい Map Config Property のコンフィグレーション] の [description] ボックスに、「接続プロファイル」などの説明を入力します。
- [map-config-property-name] ボックスに「connection-profiling-enabled」と入力します。
- [map-config-property-value] ボックスに「true」と入力します。
- [適用] をクリックして変更を保存します。
このプロファイル情報の表示については、接続のモニタ タスクを参照してください。
リソース アダプタ(コネクタ)のデプロイメント
WebLogic Server Administration Console を使用してコネクタをデプロイするには、次の手順に従います。
- 左ペインの [デプロイメント] ノードを展開します。
- [コネクタ] ノードを右クリックします。
- [新しい Application のコンフィグレーション...] を選択します。
- コンフィグレーションするアーカイブ ファイル(RAR)の場所を指定します。
注意: 展開されたアプリケーションまたはコンポーネント ディレクトリをコンフィグレーションすることもできます。WebLogic Server では、指定されたディレクトリ以下の階層にあるすべてのコンポーネントがデプロイされます。
- ディレクトリまたはファイルの左側にある [select] をクリックして選択し、次のステップに進みます。
- [選択可] にあるサーバから対象サーバを選択します。
- 指定のフィールドにコネクタの名前を入力します。
- [コンフィグレーションとデプロイ] をクリックします。Administration Console に [デプロイ] パネルが表示され、コネクタのデプロイメントのステータスとアクティビティが示されます。
- [デプロイ] ボタンを使用すると、コネクタを、すべてまたは特定の対象にデプロイしたり、すべてまたは特定の対象からアンデプロイしたりできます。
- Web ブラウザからリソースにアクセスして、コネクタをテストします。次のように構築した URL からリソースにアクセスします。
http://myServerr:myPort/myConnector/resource
各要素の説明は次のとおりです。
- myServer は、WebLogic Server のホスト マシンの名前。
- myPort は、WebLogic Server がリクエストをリスンしているポート番号。
- myConnector は、コネクタのアーカイブ ファイルの名前(myConnector.rar など)、またはコネクタが格納されているディレクトリの名前。
- resource は、JSP、HTTP サーブレット、HTML ページなどのリソースの名前。
デプロイ済みリソース アダプタ(コネクタ)の表示
Administration Console で、デプロイ済みのコネクタを表示するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント] をクリックします。
- [コネクタ] をクリックします。
- Administration Console に表示されるテーブルで、デプロイ済みのコネクタのリストを参照します。
デプロイ済みリソース アダプタ(コネクタ)のアンデプロイメント
WebLogic Server Administration Console から、デプロイ済みのコネクタをアンデプロイするには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント] をクリックします。
- [コネクタ] をクリックします。
- 表示されるテーブルで、アンデプロイするコネクタの名前をクリックします。
- [適用] をクリックします。
デプロイ済みリソース アダプタ(コネクタ)の更新
デプロイ済みのコネクタを更新するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント] をクリックします。
- [コネクタ] をクリックします。
- 表示されるテーブルで、更新するコネクタの名前をクリックします。
- [デプロイ] タブにアクセスして、デプロイメント ステータスを更新します。
- [適用] をクリックします。
接続のモニタ タスク
BEA J2EE コネクタ アーキテクチャには、検出されたリークを WebLogic Server Administration Console に表示するモニタ機能が用意されており、スタックをルックアップして、リークを引き起こしているアプリケーションを判別できます。[削除] ボタンを使用すると、指定したリークされた接続を動的に閉じることができます。接続を削除するオプションは、指定されたアイドル時間を経過した、削除しても安全な接続(つまり、トランザクションに関与していない接続)に対してのみ使用できます。
weblogic-ra.xml ファイルの connection-profiling-enabled 要素は、各接続が割り当てられるコール スタックを接続プールが格納するかどうかを示します。この要素の値を true に設定すると、アクティブな接続に関する情報を Administration Console で参照できます。また、リークされた接続やアイドル接続のスタックを表示したり、接続を閉じることができないコンポーネントをデバッグしたりすることもできます。connection-profiling-enabled 要素の設定については、コネクタの接続プロファイルを表示するためのコンフィグレーションを参照してください。
はじめに
Administration Console でモニタ ツールを使用するには、2 種類の方法があります。
方法 1
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|コネクタ] を選択し、コネクタのリストを表示します。
- モニタするコネクタの名前を右クリックします。
- ポップアップ メニューから [すべての接続中のコネクタ接続プールのモニタ] を選択します。選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
方法 2
- Administration Console の右ペインで、[デプロイメント] の下にある [コネクタ] を選択します。
コネクタのテーブルが表示されます。
- [名前] カラムで、モニタするコネクタをクリックします。
- [モニタ] タブで、[すべての接続中のコネクタ接続プールのモニタ] を選択します。
選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
リークされた接続の表示
Administration Console でリークされた接続を表示するには、2 種類の方法があります。
方法 1
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|コネクタ] を選択し、コネクタのリストを表示します。
- コネクタを右クリックして、ポップアップ メニューから [リークされた接続を表示...] を選択します。
選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
- [接続リーク プロファイル] カラムで、選択したコネクタに関するリークされた接続の数をクリックします。
リークされた接続の情報が右ペインに表示されます。
方法 2
- Administration Console の右ペインで、[デプロイメント] の下にある [コネクタ] を選択します。
コネクタのテーブルが表示されます。
- [名前] カラムで、モニタするコネクタの名前をクリックします。
- [モニタ] タブで、[すべての接続中のコネクタ接続プールのモニタ] を選択します。
選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
- [接続リーク プロファイル数] カラムで、選択したコネクタに関するリークされた接続の数をクリックします。
リークされた接続の情報が右ペインに表示されます。
アイドル接続の表示
Administration Console の [アイドル接続プロファイル数] カラムを使用すると、アイドル接続に関するプロファイル情報を表示できます。このカラムを [検出されたアイドル数] カラムと混同しないでください。[検出されたアイドル数] カラムは単にアイドル接続の数を表示するだけです。
これら 2 つのカラムの重要な相違点は、[アイドル接続プロファイル数] カラムは weblogic-ra.xml ファイルの connection-profiling-enabled 設定により指定されることです。デフォルトでは、この設定は false になっています。そのため、[アイドル接続プロファイル数] カラムはゼロ(無効)になります。ただし、[検出されたアイドル数] カラムは常に有効であり、アイドル接続の数を表示します。
Administration Console でアイドル接続を表示するには、2 種類の方法があります。
方法 1
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|コネクタ] を選択し、コネクタのリストを表示します。
- コネクタを右クリックして、ポップアップ メニューから [アイドル接続を表示...] を選択します。
選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
- [アイドル接続プロファイル数] カラムで、選択したコネクタに関するアイドル接続の数をクリックします。
アイドル接続の情報が右ペインに表示されます。
方法 2
- Administration Console の右ペインで、[デプロイメント] の下にある [コネクタ] を選択します。
コネクタのテーブルが表示されます。
- [名前] カラムで、モニタするコネクタの名前をクリックします。
- [モニタ] タブで、[すべての接続中のコネクタ接続プールのモニタ] を選択します。
選択したコネクタの、接続中のコネクタ接続プールの情報が右ペインに表示されます。
- [アイドル接続プロファイル数] カラムで、選択したコネクタに関するアイドル接続の数をクリックします。
アイドル接続の情報が右ペインに表示されます。
接続の削除
この機能は、現在、WebLogic Server Administration Console に実装されていません。
コネクタの削除
コネクタを削除するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで、[デプロイメント|コネクタ|(コネクタ名)] を選択し、削除するコネクタを選択します。
- 右ペインにあるコネクタのテーブルで、ごみ箱アイコンを選択します。
右ペインに次のメッセージが表示されます。
ドメイン コンフィグレーションから <コネクタ名> を本当に削除しますか?
- [はい] をクリックして、コネクタを削除します。
コネクタのデプロイメント記述子の編集
この節では、Administration Console のデプロイメント記述子エディタを使って、コネクタ(リソース アダプタ)の以下のデプロイメント記述子を編集する手順について説明します。
リソース アダプタのデプロイメント記述子の要素に関する詳細については、『WebLogic J2EE コネクタ アーキテクチャ』を参照してください。
リソース アダプタのデプロイメント記述子を編集するには、次の手順に従います。
- 次の URL を入力して、ブラウザから Administration Console を起動します。
http://host:port/console
host は WebLogic Server が動作しているコンピュータの名前、port はリスン ポート番号です。
- 左ペインの [デプロイメント] ノードをクリックして展開します。
- [デプロイメント] ノードの下の [コネクタ] ノードをクリックして展開します。
- デプロイメント記述子を編集する対象のリソース アダプタの名前を右クリックし、ポップアップ メニューから [コネクタ記述子の編集...] を選択します。
ブラウザの新しいインスタンスに Administration Console のウィンドウが表示されます。左ペインのツリー構造には、リソース アダプタの 2 つのデプロイメント記述子の全要素が表示されます。右ペインには、ra.xml ファイルの記述要素を編集するためのフォームが表示されます。
- リソース アダプタのデプロイメント記述子の要素を編集、削除、または追加するには、編集対象のデプロイメント記述子ファイルに対応する次のノードを、左ペインでクリックして展開します。
- デプロイメント記述子 ra.xml の要素を含む [connector] ノード
- デプロイメント記述子 weblogic-ra.xml の要素を含む [weblogic-connection-factory-dd] ノード
- リソース アダプタのデプロイメント記述子の既存要素を編集するには、次の手順に従います。
- 左ペインのツリーで、親の要素を順にクリックして展開し、編集する要素を見つけます。
- 目的の要素をクリックします。右ペインのフォームに、クリックした要素の属性またはサブ要素が一覧表示されます。
- 右ペインのフォーム内のテキストを編集します。
- [適用] をクリックします。
- リソース アダプタのデプロイメント記述子に新しい要素を追加するには、次の手順に従います。
- 左ペインのツリーで、親の要素を順にクリックして展開し、作成する要素の名前を見つけます。
- 要素を右クリックし、ポップアップ メニューから [新しい(要素名)のコンフィグレーション] を選択します。
- 右ペインに表示されたフォームに要素の情報を入力します。
- [作成] をクリックします。
- リソース アダプタのデプロイメント記述子の既存要素を削除するには、次の手順に従います。
- 左ペインのツリーで、親の要素を順にクリックして展開し、削除する要素の名前を見つけます。
- 要素を右クリックし、ポップアップ メニューから [(要素名)の削除] を選択します。
- [はい] をクリックして、要素を削除します。
- リソース アダプタのデプロイメント記述子への変更がすべて終了したら、左ペインでツリーのルート要素をクリックします。ルート要素はリソース アダプタのアーカイブ ファイル(*.rar)の名前、またはリソース アダプタの表示名のどちらかです。
- リソース アダプタのデプロイメント記述子内のエントリについて妥当性検証を行う場合は、[検証] をクリックします。
- [永続化] をクリックすると、デプロイメント記述子ファイルの編集結果が、WebLogic Server のメモリだけでなくディスクにも書き込まれます。