![](../images/logo_with_line.gif) |
|
ドキュメントのダウンロード |
サイト マップ |
|
|
JTA
Administration Console の [ドメイン|コンフィグレーション|JTA] タブでは、ユーザの環境に合うように Java Transaction API(JTA)属性をコンフィグレーションできます。Administration Console では、すべての JTA コンフィグレーション属性に対して、デフォルト値が割り当てられています。
JTA のコンフィグレーション設定は、ドメイン レベルで適用できます。つまり、コンフィグレーション属性の設定はドメイン内のすべてのサーバに適用されることになります。JTA のモニタ タスクおよびロギング タスクは、サーバ レベルで実行されます。
WebLogic JTA および任意のトランザクション参加コンポーネントをコンフィグレーションすると、システムは JTA API および WebLogic JTA 拡張機能を使用してトランザクションを実行できます。
タスク
JTA のコンフィグレーション
- ドメインのノードをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、ドメインのコンフィグレーションに関連するタブが示されます。
- [JTA] タブをクリックします。
- [タイムアウト秒数]、[トランザクションを保持する最大秒数]、[beforeCompletion の反復上限]、[最大トランザクション数]、[ユニーク名の最大数]、および [チェックポイント間隔の秒数] の各属性フィールドに値を入力するか、またはデフォルト値をそのまま使用します。JTA 属性の詳細については、「属性」を参照してください。
- 必要に応じて、[ヒューリスティックを無視] 属性を有効または無効にします。
- [適用] をクリックして、変更を保存します。
トランザクション回復サービスの同一クラスタ内サーバへの移行
クラスタ内の障害が発生したサーバからトランザクション回復サービスを移行するには、次の手順に従います。
- 障害が発生したサーバが稼動していないことを確認します。
- Administration Console の左ペインで、[サーバ] ノードをクリックして展開します。
- 障害が発生したサーバを右クリックし、[このサーバを開始/停止] を選択します。
- Administration Console の右ペインで、[このサーバを停止] をクリックします。停止に失敗した場合は、上記の手順を再試行し、[このサーバを強制的に停止] を選択します。
- Administration Console の左ペインで、トランザクション回復サービスの移行元になる、障害が発生したサーバを選択します。右ペインにダイアログが表示され、サーバのコンフィグレーションに関連するタブが表示されます。
- [制御] タブを選択し、[JTA 移行] タブを選択します。[JTA 移行] タブには、次の属性があります。
- [クラスタ]-このサーバが所属するクラスタの名前。
- [現在のサーバ]-選択されているサーバのトランザクション回復サービスを現在所有しているサーバ(選択されているサーバの名前は、このページの最上部に表示されます)。
- [送り先サーバ]-クラスタ内のサーバのリスト。このリストには、クラスタ内のすべてのサーバ、または指定したサーバのリストが表示されます。トランザクション回復サービスの移行先になるサーバの制限を参照してください。
- [送り先サーバ] で、障害が発生したサーバのトランザクションを回復するサーバを選択します。
- [移行] をクリックして、右ペインに表示される手順に従います。
注意: トランザクション回復サービスは、クラッシュ後にトランザクションの回復を正常に行うために設計されたものです。トランザクション回復サービスを別のサーバに移行するよりも、クラッシュしたサーバを再起動し、トランザクション回復サービスを使用して未完了のトランザクションを処理することをお勧めします。
トランザクション回復サービスの移行先になるサーバの制限
クラスタ内のサーバに対してトランザクション回復サービスのバックアップ サーバとして使用するサーバの選択肢を制限することもできます。たとえば、あるサーバのトランザクション ログ ファイルにアクセスできるのは、クラスタ内の一部のサーバのみという場合などが考えられます。Administration Console の [サーバ|制御|JTA 移行] タブで使用できる移行先サーバのリストを制限するには、次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで [サーバ] ノードをクリックして展開します。
- トランザクション回復サービスのバックアップ サーバを指定するサーバ(移行元のサーバ)を選択します。右ペインにダイアログが表示され、サーバのコンフィグレーションに関連するタブが表示されます。
- [制御] タブを選択し、[JTA 移行コンフィグレーション] タブを選択します。
- [強制するサーバの指定] の [選択可] リストで、トランザクション回復サービスのバックアップ サーバとして使用するサーバを選択し、右矢印ボタンをクリックして [選択済み] リストに移動します。
注意: 必要な場合には、元のサーバにトランザクション回復サービスを手動で移行して返還できるように、[選択済み] リストには移行元のサーバを含めておく必要があります。Administration Console では、この規則に従わなくてはなりません。
- [適用] をクリックして変更を保存します。
トランザクション回復サービスの現在のオーナの表示
トランザクション回復サービスをクラスタ内の別のサーバに移行した場合、そのトランザクション回復サービスの所有権は、未完了のトランザクションがすべて完了するまでバックアップ サーバに割り当てられます。トランザクションの完了後、バックアップ サーバはトランザクション回復サービスの所有権を解放し、元のサーバは所有権の返還を要求できます。Administration Console の [サーバ|制御|JTA 移行] タブで、現在のオーナを参照できます。次の手順に従います。
- Administration Console の左ペインで [サーバ] ノードをクリックして展開します。
- トランザクション回復サービスのオーナを表示するサーバを選択します。右ペインにダイアログが表示され、サーバのコンフィグレーションに関連するタブが表示されます。
- [制御] タブをクリックします。必要な場合は、[JTA 移行] タブをクリックします。[JTA 移行] タブの [現在のサーバ] にトランザクション回復サービスの現在のオーナが表示されます。
トランザクション回復サービスの元のサーバへの手動による返還移行
バックアップ サーバは、障害が発生したサーバのトランザクションの回復が完了すると、トランザクション回復サービスの所有権を解放します。そのため、元のサーバは再起動時にその所有権の返還を要求できます。トランザクションの回復が完了する前に何らかの理由でバックアップ サーバが停止(クラッシュ)すると、元のサーバはトランザクション回復サービスの所有権の返還を要求できなくなり、起動しません。[送り先サーバ] で元のサーバを選択することで、元のサーバにトランザクション回復サービスを手動で移行して返還できます。元のサーバにトランザクション回復サービスを手動で移行して返還するときには、バックアップ サーバが稼動していてはいけません。次の手順に従います。
注意: 次の点に注意してください。
- バックアップ サーバは再起動後、未完了のトランザクションの回復を続行します。バックアップ サーバによるトランザクションの回復が完了している場合には、元のサーバにトランザクション回復サービスを手動で移行して返還する必要はありません。
- バックアップ サーバによるトランザクションの回復中に元のサーバを再起動した場合でも、バックアップ サーバは正常にトランザクション回復サービスの所有権を解放します。バックアップ サーバを停止する必要はありません。『WebLogic Server 管理者ガイド』の「クラスタ化されたサーバで障害が発生した場合のトランザクションの回復」を参照してください。
- バックアップ サーバが稼動していないことを確認します。確認するには、Administration Console の左ペインで [サーバ] ノードをクリックして展開し、バックアップ サーバを右クリックして [このサーバを停止] を選択します。表示される手順に従います。
- Administration Console の左ペインで [サーバ] ノードをクリックして展開します。
- トランザクション回復サービスの返還移行先になる、障害が発生したサーバを選択します。右ペインにダイアログが表示され、サーバのコンフィグレーションに関連するタブが表示されます。
- [制御] タブをクリックします。必要な場合は、[JTA 移行] タブをクリックします。
- [送り先サーバ] で、元のサーバを選択します。
- [移行] をクリックして、右ペインに表示される手順に従います。