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ネットワーク チャネル
ネットワーク チャネルを使用すると、1 つまたは複数の WebLogic Server インスタンスまたはクラスタに対して、必須のリスン ポートや SSL リスン ポートの他に、追加のポートをコンフィグレーションできます。ネットワーク チャネルでは、WebLogic Server への新規ネットワーク接続における、以下のような基本的属性を定義できます。
- 接続でサポートされるプロトコル(HTTP、HTTPS、T3、T3S、COM)。
- セキュアな通信および非セキュアな通信に使用するデフォルトのリスン ポート。
- ログイン タイムアウト値、最大メッセージ サイズ、およびデフォルトのユーザ名とパスワードなど、接続のデフォルト プロパティ。
- 接続でトンネリングをサポートするかどうか。
- 接続がこのドメインの他の WebLogic Server との通信に使用できるのか、またはクライアントとの通信のみに使用できるのか。
Administration Console で 各チャネルを別々のエンティティとしてコンフィグレーションした後、ドメイン内のサーバに 1 つまたは複数のチャネルを追加します。複数のサーバで 1 つのチャネルを使用する場合は、チャネルのコンフィグレーションを変更すると、そのチャネルを使用するすべてのサーバの接続属性が自動的に変更されるので、WebLogic Server ドメインのネットワークのコンフィグレーションを簡略化できます。1 つのサーバで複数のチャネルを使用すると、プロトコル、リスン ポート、その他のチャネル コンフィグレーション プロパティごとに、ネットワーク トラフィックを分割できます。
クラスタ化された環境におけるチャネルでは、異なったポート番号を使うと、1 つの NIC 上に、クラスタ化された複数のサーバ インスタンスをコンフィグレーションできるようになります。
ネットワーク チャネルのコンフィグレーションと割り当てが完了すると、オプションでチャネル オーバーライド(別名ネットワーク アクセス ポイント)を使って、個々のサーバ上でチャネル設定の詳細チューニングを行えます。
タスク
ネットワーク チャネルの作成
- Administration Console の左ペインで [ネットワーク チャネル] ノードを選択します。
- 右ペインで [新しい Network Channel のコンフィグレーション] をクリックします。
- 新しいネットワーク チャネルの一般的なコンフィグレーション値を入力し、[作成] をクリックして新しいチャネル定義を作成します。
- [対象|サーバ] タブまたは [対象|クラスタ] タブを使用して、新しいチャネルを使用するドメイン内のサーバまたはクラスタを選択します。
[選択可] カラムでサーバまたはクラスタを選択し、矢印ボタンを使用して [選択済み] カラムに移動します。[適用] をクリックして、選択したサーバまたはクラスタにネットワーク チャネルを割り当てます。
- [コンフィグレーション|チューニング] タブを使用して、新しいチャネルのバックログおよびログイン タイムアウトの属性を変更します。[適用] をクリックして、このタブへの変更を適用します。
- [コンフィグレーション|プロトコル] タブを使用して、新しいチャネルのプロトコルのサポートの有効化、無効化、またはコンフィグレーションを行います。[適用] をクリックして、このタブへの変更を適用します。
1 つまたは複数のサーバへのネットワーク チャネルの割り当て
- 左ペインで [ネットワーク チャネル] ノードを選択します。
- 編集するネットワーク チャネルの名前を選択します。
- [対象|サーバ] タブまたは [対象|クラスタ] タブをクリックして、新しいチャネルを使用するドメイン内のサーバまたはクラスタを選択します。
- このネットワーク チャネルを使用するサーバまたはクラスタをすべて選択します。矢印ボタンを使用して、選択したサーバまたはクラスタを [選択済み] カラムに移動します。
- [適用] をクリックして、ネットワーク チャネルへの変更を適用します。
ネットワーク アクセス ポイントのコンフィグレーション
「ネットワーク チャネルの作成」の手順でサーバまたはクラスタをコンフィグレーションし、ネットワーク チャネルを割り当ててからでないと、サーバのネットワーク アクセス ポイントはコンフィグレーションできません。サーバのネットワーク アクセス ポイントをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- Console の左ペインで [サーバ] ノードを選択してから、コンフィグレーションするサーバの名前を選択します。
- 右ペインで、[接続|チューニング] タブを選択します。サーバのデフォルトのネットワーク コンフィグレーションに関する現在のバックログとトンネリング設定が表示されます。
- 右ペイン下部の [チャネルのオーバライド] リンクをクリックします。現在サーバに割り当てられているネットワーク チャネルをすべてリストしたテーブルが表示されます。
- ネットワーク アクセス ポイントを作成するネットワーク チャネルの名前をクリックします。[コンフィグレーション] タブが表示され、選択したチャネルの属性をオーバーライドできるようになります。
- [コンフィグレーション|一般] タブをクリックして、リスン アドレス、リスン ポートなどのチャネル属性をオーバーライドします。[適用] をクリックして、ネットワーク アクセス ポイントへの変更を適用します。
- [コンフィグレーション|チューニング] タブをクリックして、バックログおよびログイン タイムアウトの設定のチャネル属性をオーバーライドします。[適用] をクリックして、ネットワーク アクセス ポイントへの変更を適用します。
- [コンフィグレーション|プロトコル] タブをクリックして、サポートされているネットワーク プロトコルのチャネル コンフィグレーションをオーバーライドします。チャネル オーバーライドでは、ネットワーク プロトコルの有効化や無効化はできないことに注意してください。プロトコルのサポートを有効化または無効化できるのは、ネットワーク チャネルによってのみです。
- [適用] をクリックして、ネットワーク アクセス ポイントへの変更を適用します。