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コンフィグレーション リファレンス

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JMSFileStore

 


説明

このクラスは、ファイルベースの JMS 永続ストアを表します。

 


構文

<JMSFileStore
Directory="String"
Name="String"
Notes="String"
SynchronousWritePolicy=( "Disabled" | "Cache-Flush" | "Direct-Write" )
/>

 


親要素

 


属性

表28-1 JMSFileStore の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

Directory

ファイルベースの永続ストアが存在するディレクトリを定義する。

この属性は動的にコンフィグレーションできない。

Administration Console のフィールド表示 : [ディレクトリ]

Name

このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

Administration Console のフィールド表示 : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド表示 : [メモ]

必須 : いいえ

SynchronousWritePolicy

WebLogic JMS ファイル ストアは、3 つの同期書き込みポリシー (Disabled、Cache-Flush、および Direct-Write) を提供します。 これらのポリシーは、ファイル ストアがデータをディスクに書き込む方法、およびファイル ストアのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性に対する影響をコンフィグレーションします。

Disabled -- ファイル ストアの書き込みにおいて、オペレーティング システムのキャッシュとファイル システムのオンディスク キャッシュの両方を使用できる。 もっとも高速なポリシーだが、信頼性はもっとも劣る。 他のポリシーに比べて 100 倍以上高速だが、停電やオペレーティング システムの障害によってメッセージが消失したり重複したりするおそれがある。

Cache-Flush -- デフォルト ポリシー。 すべての書き込みがディスクにフラッシュされるまでトランザクションは完了しない。 このポリシーは信頼性とスケーラビリティが高く、同時に処理できるユーザ数も増える。

Direct-Write -- ファイル ストアの書き込みが、直接ディスクに書き込まれる。 このポリシーは、Solaris、HP、および Windows ではサポートされている。 ただし、オンディスク キャッシュをサポートしていないプラットフォームでこのポリシーを設定した場合は、自動的に Cache-Flush ポリシーが適用される。 Direct-Write ポリシーの信頼性とパフォーマンスは、次のように、オペレーティング システムおよびハードウェアでオンディスク キャッシュがサポートされているかどうかによって異なる。

  • オンディスク キャッシュを有効にすると、Cache-Flush ポリシーに比べて 2 〜 5 倍高速になる。ただし、非常に高いスケーラビリティが要求される場合は、多少遅くなるおそれがある。

  • オンディスク キャッシュを無効にすると、1 対多の場合は Cache-Flush ポリシーより速いが、それ以外の場合は Cache-Flush ポリシーより遅くなる。

  • Direct-Write ポリシーでは、オンディスク キャッシュを有効にするとスケーラビリティが向上し、無効にすると向上しない (Solaris では直接書き込みのオンディスク キャッシュを有効にできない)。

警告 : Solaris および HP とは異なり、Windows 上で Direct-Write ポリシーを使用する場合、トランザクション データはオンディスク キャッシュに残され、すぐにはディスクに書き込まれない。 この場合、停電などによってオンディスク キャッシュのデータが消えてメッセージが消失したり重複したりするおそれがあり、トランザクションとしては安全とはいえない。 Windows で Direct-Write の信頼性を高めるには、ディスクの書き込みキャッシュをすべて無効にするか、バッテリー バックアップのあるキャッシュを使用する。

Windows でハードディスクのオンディスク キャッシュを無効にする手順は次のとおり。
[スタート|設定|コントロール パネル|システム] を選択し、[ハードウェア] タブで [デバイス マネージャ] ボタンをクリックして [ディスク ドライブ] アイコンをダブルクリックする。次に、ドライブの名前をダブルクリックし、[ディスクのプロパティ] タブの [書き込みキャッシュを有効にする] チェック ボックスのチェックをはずす。 この値を変更できないファイル システムもある (たとえば、信頼性のあるキャッシュを備えた RAID システム)。

注意 : JMS ファイル ストアが非永続的なメッセージのディスクへのページングのために排他的に使用されている場合、同期書き込みポリシーは無視される。

Administration Console のフィールド表示 : [同期書き込みポリシー]

必須 : いいえ

デフォルト値 : Cache-Flush

 

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