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NetworkChannel

 


説明

この MBean では、ネットワーク チャネルを定義します。ネットワーク チャネルは、サーバのデフォルトのリスン ポート以外に追加ポートをコンフィグレーションする場合に使用します。ネットワーク チャネルでは、IIOP はサポートされません。

ネットワーク チャネルは、複数のクラスタおよびサーバで指定できます。クラスタで指定したチャネルは、そのクラスタのメンバーであるすべてのサーバに適用されます。サーバは、複数のチャネルをサポートできます。NetworkAccessPointMBean を使用すると、サーバでネットワーク チャネルをきめ細かくチューニングできます。また、NetworkAccessPointMBean では、サーバで特定のチャネルに使用されるリスン アドレスおよび外部 DNS 名も設定できます。

サーバには、ServerMBean ListenPort、ServerMBean AdministrationPort、および SSLMBean ListenPort という 3 つのデフォルト リスン ポートがあります。デフォルト リスン ポートは、重みが 50 の暗黙的チャネルで構成されます。

また、ネットワーク チャネルでは、サーバ間接続の作成も定義します。あるサーバが別のサーバへの新しい接続を開始する際は、必要なプロトコルをサポートする、重みが最も高い共通の (同じ名前の) チャネルが接続先ポートの決定に使用されます。

 


構文

<NetworkChannel
AcceptBacklog="number"
COMEnabled=( "true" | "false" )
ChannelWeight="number"
ClusterAddress="String"
CompleteCOMMessageTimeout="number of seconds"
CompleteHTTPMessageTimeout="number of seconds"
CompleteT3MessageTimeout="number of seconds"
DeploymentOrder="number"
Description="String"
HTTPEnabled=( "true" | "false" )
HTTPSEnabled=( "true" | "false" )
ListenPort="number"
ListenPortEnabled=( "true" | "false" )
LoginTimeoutMillis="number of milliseconds"
LoginTimeoutMillisSSL="number of milliseconds"
MaxCOMMessageSize="number of bytes"
MaxHTTPMessageSize="number of bytes"
MaxT3MessageSize="number of bytes"
Name="String"
Notes="String"
OutgoingEnabled=( "true" | "false" )
SSLListenPort="number"
SSLListenPortEnabled=( "true" | "false" )
T3Enabled=( "true" | "false" )
T3SEnabled=( "true" | "false" )
Targets="list of Target names"
TunnelingClientPingSecs="number of seconds"
TunnelingClientTimeoutSecs="number of seconds"
TunnelingEnabled=( "true" | "false" )
/>

 


親要素

 


属性

表46-1 NetworkChannel の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

AcceptBacklog

リスン ポート上の接続リクエストの受け入れられるバックログ。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。バックログを 0 に設定すると、一部の OS 上で着信接続の受け付けを防ぐことができる。

Administration Console のフィールド表示 : [バックログを受け入れ]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 50

最小値 : 0

COMEnabled

プレーンテキスト (非 SSL) の COM トラフィックを有効化するかどうかを示す。

Administration Console のフィールド表示 : [COM を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

ChannelWeight

サーバ間接続を作成するときにこのチャネルに割り当てる重み。

Administration Console のフィールド表示 : [チャネルの重み]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 50

最小値 : 1

最大値 : 100

ClusterAddress

このチャネルのクラスタ アドレス。これを設定しない場合は、代わりにクラスタのコンフィグレーションで指定したクラスタ アドレスが使用される。

Administration Console のフィールド表示 : [クラスタ アドレス]

必須 : いいえ

CompleteCOMMessageTimeout

完全な COM メッセージの受信を待機する期間の最大秒数。この属性は、サービス拒否攻撃に対する防御として有用である。サービス拒否攻撃では、いつまでも送信が終了しない一定のサイズのメッセージを、呼び出し側が送信することが示される。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [COM メッセージのタイムアウトまでの時間]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

セキュアな値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 480

CompleteHTTPMessageTimeout

完全な HTTP メッセージの受信を待機する期間の最大秒数。この属性は、サービス拒否攻撃に対する防御として有用である。サービス拒否攻撃では、いつまでも送信が終了しない一定のサイズのメッセージを、呼び出し側が送信することが示される。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [HTTP メッセージのタイムアウトまでの時間]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

セキュアな値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 480

CompleteT3MessageTimeout

完全な T3 メッセージの受信を待機する期間の最大秒数。この属性は、サービス拒否攻撃に対する防御として有用である。サービス拒否攻撃では、いつまでも送信が終了しない一定のサイズのメッセージを、呼び出し側が送信することが示される。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [T3 メッセージのタイムアウトまでの時間]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

セキュアな値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 480

DeploymentOrder

デプロイの優先順位。サーバではこれを使って項目のデプロイ順を決定する。優先順位は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位。 たとえば、サーバはすべての EJB を優先順位に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先順位に従ってデプロイする。

デプロイ順の値が小さい項目から順にデプロイされる。デプロイ順の値が等しい項目のデプロイメント順序は保証されていない。クラスタ間の順序付けは保証されていない。

必須 : いいえ

デフォルト値 : 1000

最小値 : 0

最大値 : 231-1

Description

コンソールで表示するための、このチャネルの短い任意の説明。長文の説明には、Notes フィールドを使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [記述]

必須 : いいえ

HTTPEnabled

プレーンテキスト (非 SSL) の HTTP トラフィックを有効化するかどうか。

Administration Console のフィールド表示 : [HTTP を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

HTTPSEnabled

セキュア (SSL) HTTP トラフィックを有効化するかどうか。

Administration Console のフィールド表示 : [HTTPS を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : true

ListenPort

チャネルのプレーンテキスト (非 SSL) のリスン ポート。個々のサーバでこの値をオーバーライドできるが、ここで無効化した場合にはポートを有効化できない。また、ここで有効化した場合は、ポートを無効化できない。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [リスン ポート]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 8001

最小値 : 1

最大値 : 65534

ListenPortEnabled

プレーンテキストのポートをチャネル用に有効化するかどうか。

Administration Console のフィールド表示 : [リスン ポートを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

LoginTimeoutMillis

サーバのログイン タイムアウト (単位 : ミリ秒)。この値は 0 以上とする必要がある。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [ログイン タイムアウト]

必須 : いいえ

単位 : ミリ秒

デフォルト値 : 5000

セキュアな値 : 5000

最小値 : 0

最大値 : 100000

LoginTimeoutMillisSSL

SSL ログイン シーケンスで許容される持続時間。 この期間を超えると、ログインはタイムアウトとなる。 0 を指定すると無効になる。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [SSL ログイン タイムアウト]

必須 : いいえ

単位 : ミリ秒

デフォルト値 : 25000

セキュアな値 : 25000

最小値 : 0

最大値 : 231-1

MaxCOMMessageSize

メッセージ ヘッダで許容される最大の COM メッセージ サイズ。この属性で、サービス拒否攻撃の回避を試みる。サービス拒否攻撃とは、呼び出し側が使用できる以上のメモリを割り当てるようサーバに強制して、他のリクエストへの迅速な応答を妨げようとする攻撃である。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [最大 COM メッセージ サイズ]

必須 : いいえ

単位 : バイト

デフォルト値 : 10000000

セキュアな値 : 10000000

最小値 : 4096

最大値 : 2000000000

MaxHTTPMessageSize

メッセージ ヘッダで許容される最大の HTTP メッセージ サイズ。この属性で、サービス拒否攻撃の回避を試みる。サービス拒否攻撃とは、呼び出し側が使用できる以上のメモリを割り当てるようサーバに強制して、他のリクエストへの迅速な応答を妨げようとする攻撃である。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [最大 HTTP メッセージ サイズ]

必須 : いいえ

単位 : バイト

デフォルト値 : 10000000

セキュアな値 : 10000000

最小値 : 4096

最大値 : 2000000000

MaxT3MessageSize

メッセージ ヘッダで許容される最大の T3 メッセージ サイズ。この属性で、サービス拒否攻撃の回避を試みる。サービス拒否攻撃とは、呼び出し側が使用できる以上のメモリを割り当てるようサーバに強制して、他のリクエストへの迅速な応答を妨げようとする攻撃である。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [最大 T3 メッセージ サイズ]

必須 : いいえ

単位 : バイト

デフォルト値 : 10000000

セキュアな値 : 10000000

最小値 : 4096

最大値 : 2000000000

Name

チャネルの名前。この名前は「.WL」で開始してはならない。

Administration Consoleのフィールド表示 : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド表示 : [メモ]

必須 : いいえ

OutgoingEnabled

新規のサーバ間接続で、初期化時にこのチャネルを考慮するかどうか。

Administration Console のフィールド表示 : [送信を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : true

セキュアな値 : true

SSLListenPort

チャネルの SSL リスン ポート。個々のサーバでこの値をオーバーライドできるが、ここで無効化した場合にはポートを有効化できない。また、ここで有効化した場合は、ポートを無効化できない。SSL をコンフィグレーションしなければ、このポートは機能しない。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [SSL リスン ポート]

必須 : いいえ

デフォルト値 : 8002

最小値 : 1

最大値 : 65534

SSLListenPortEnabled

SSL ポートをチャネル用に有効化するかどうか。この設定に加えて SSL のコンフィグレーションと有効化を行わなければ、SSL ポートは機能しない。

Administration Console のフィールド表示 : [SSL リスン ポートを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : true

T3Enabled

プレーンテキスト (非 SSL) の T3 トラフィックを有効化するかどうか。デフォルトのチャネルでは T3 トラフィックを無効化できない。

Administration Console のフィールド表示 : [T3 を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

T3SEnabled

セキュア T3 トラフィックを有効化するかどうか。デフォルトのチャネルでは T3 トラフィックを無効化できない。

Administration Console のフィールド表示 : [T3S を有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

Targets

現在のドメイン内で、この項目のデプロイ先となる対象。

必須 : いいえ

TunnelingClientPingSecs

HTTP トンネリング クライアントがまだ有効かどうかを確認するために ping を実行する間隔 (単位 : 秒)。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [トンネリング クライアント Ping]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 45

TunnelingClientTimeoutSecs

見つからない HTTP トンネリング クライアントを応答なしとみなすまでの期間 (単位 : 秒)。個々のサーバでこの値をオーバーライドするには、NetworkAccessPointMBean を使用する。

Administration Console のフィールド表示 : [トンネリング クライアント タイムアウト]

必須 : いいえ

単位 : 秒

デフォルト値 : 40

セキュアな値 : 40

TunnelingEnabled

HTTP によるトンネリングを有効化する。

Administration Console のフィールド表示 : [トンネリングを有効化]

必須 : いいえ

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

 

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