FAQ: アップグレード

• 互換性モードとは何ですか。

• アップグレード時、どうすれば互換性モードで WebLogic Server 7.0 を起動できますか。

• 2 フェーズ デプロイメントとは何ですか。

• WebLogic Server 7.0 上でアプリケーションを実行するとエラー「NoSuchMethodError」が発生し続けるのはなぜですか。

• WebLogic Platform 7.0 とは何ですか。

• WebLogic Server 7.0 GA カスタマです。WebLogic Platform 7.0 に (7.0.0.0 から 7.0.0.1 に) アップグレードする必要がありますか。

• WebLogic Server 7.0 GA カスタマです。WebLogic Server 7.0.0.1 にアップグレードするにはどうすればよいですか。

• 7.0.0.1 をダウンロードする場合、WebLogic Server のどのバージョンが表示されますか。

• WebLogic Server 7.0 サービス パック 1 の扱いはどうなりますか。

Q. 互換性モードとは何ですか。

A. WebLogic Server 6.x から WebLogic Server 7.0 へアップグレードする際、互換性モードでは、6.x のユーザ、グループ、および ACL のコンフィグレーションを維持できます。

Q. アップグレード時、どうすれば互換性モードで WebLogic Server 7.0 を起動できますか。

A. 6.x の config.xml ファイルを WebLogic Server 7.0 が認識すると、自動的に互換性モードで起動されます。

Q. 2 フェーズ デプロイメントとは何ですか。

A. WebLogic Server 7.0 では 2 フェーズ デプロイメントを使用します。以前のバージョンの WebLogic Server では、アプリケーションをデプロイすると、アプリケーション ファイルのコピーが対象サーバに送信され、アプリケーションにロードされました。対象サーバのいずれかに障害 (または部分的障害) があった場合、デプロイメントは矛盾した状態に置かれていました。

現在のリリースの WebLogic Server では、アプリケーションはまずサーバを越えて準備され、その後、別のフェーズでアクティブにされます。準備フェーズでは、アプリケーションはユーザ要求がなくてもデプロイメントのために準備されます。サーバの用意ができたとき、アプリケーションはどこにでもアクティブにされます。このモデルでも、アクティブ化フェーズの間に障害が発生する可能性はあり、矛盾した状態となりますが、その発生頻度は格段に減少します。

このデプロイメント モデルのほか、7.0 のデプロイメント機能に関する詳細情報については、「WebLogic Server デプロイメント」を参照してください。

Q. WebLogic Server 7.0 上でアプリケーションを実行するとエラー「NoSuchMethodError」が発生し続けるのはなぜですか。

A. 以前のバージョンの WebLogic Server 用のパッチを適用したサーバを稼動していないか確認してください。特定のパッチの情報に関しては、カスタマ サポートまでご連絡ください。

また、CLASSPATH 内に、WebLogic Server 7.0 でサポートしている J2EE のバージョン 1.3 と衝突する JAR ファイルがまったくないことを確認してください。1.3 バージョンの J2EE は、デフォルトで WebLogic Server 7.0 CLASSPATH に追加されます。たとえば、お使いのサーバの CLASSPATH から j2ee12.jar を削除しなければならないことがあります。

Q. WebLogic Platform 7.0 とは何ですか。

A. WebLogic Platform 7.0 は 2002 年 6 月 28 日にリリースされた BEA 製品で、次のコンポーネント製品が入っています。

• WebLogic Server (WLS)

• WebLogic Portal (WLP)

• WebLogic Integration (WLI)

• WebLogic Workshop (WLW)

WebLogic Server および WebLogic Platform のリリース レベルは 7.0.0.1 です。これは、WebLogic Server が Platform に先だってリリースされ、その後 Platform のリリースに合わせて変更を加えて 7.0.0.1 にしたためです。WebLogic Platform はこの WebLogic Server のリリース レベルを反映しています。コンポーネント製品のサービス パックまたはローリング パッチがリリースされた場合には、必ず WebLogic Platform リリースも更新されます。

Q. WebLogic Server 7.0 GA カスタマです。WebLogic Platform 7.0 に (7.0.0.0 から 7.0.0.1 に) アップグレードする必要がありますか。

A. 7.0.0.1 へのアップグレードが必要な場合とそうでない場合があります。

次のような場合には 7.0.0.1 にアップグレードすることをお勧めします。

• WLI、WLP、または WLW のようなレイヤード製品を使用している。

• 7.0.0.1 で取り入れられた CR の修正を組み込みたい。

• WebLogic Server で JAX-RPC API (Web サービス) を使用しており、最終確定版 (1.0) の仕様に準拠した実装を使用したい。

次のような場合には 7.0.0.1 にアップグレードしない方がよいでしょう。

• 2002 年 9 月初旬に予定されている WebLogic Platform 7.0 サービス パック 1 のリリースを待ち、7.0.0.0 を 7.0.1.0 にアップグレードすることにして、2 度アップグレードする手間を省きたい。

• レイヤード製品を使用していない。

• 7.0.1.0 まで待ち、修正点をまとめて組み込みたい。

Q. WebLogic Server 7.0 GA カスタマです。WebLogic Server 7.0.0.1 にアップグレードするにはどうすればよいですか。

A. アップグレード インストーラはなく、フル インストーラしかありません。7.0.0.1 にアップグレードするには 2 つの方法があります。

• www.beasys.co.jp のダウンロード セクションから、Platform インストーラの一部として WebLogic Server をインストールします。WebLogic Server のみを選択できるように、標準インストールではなく、カスタム インストールを選択します。そうでない場合、250MB を必要とする Platform がフル インストールされます。

• Customer Support にログオンしてから、[BEA WebLogic Server Service Packs] の下を見てください。[BEA WebLogic Server Service Packs] の下に 7.0.0.1 が見つかります。

Q. 7.0.0.1 をダウンロードする場合、WebLogic Server のどのバージョンが表示されますか。

A. C:¥bea¥weblogic700¥samples¥server¥config¥examples>java weblogic.version
WebLogic Server 7.0 Thu Jun 20 11:47:11 PDT 2002 190955
WebLogic XMLX Module 7.0 Thu Jun 20 11:58:44 PDT 2002 190955

日付と変更番号 (190955 など) を見れば WebLogic Server 7.0 GA と区別できます。

Q. WebLogic Server 7.0 サービス パック 1 の扱いはどうなりますか。

A. WebLogic Platform 7.0 は、WebLogic Server 7.0 サービス パック 1 (WLS、WLI、WLP、および WLW はすべて同じ日に提供されます) に完全に同期します。WebLogic Server 7.0 サービス パック 1 の GA 日は 2002 年 9 月初旬を予定しています。アップグレード インストーラは、何がインストール済みで、WebLogic Platform 7.0 サービス パック 1 のダウンロードで何が利用可能なアップグレードかを認識します。