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WebLogic JNDI プログラマーズ ガイド

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WebLogic JNDI の概要

以下の節では、WebLogic Server の JNDI 実装の概要について説明します。

 


Java 仕様の実装

WebLogic Server は次の Java 仕様に準拠しています。

J2EE 仕様

WebLogic Server 7.0 は Sun Microsystems の J2EE 1.3 仕様に準拠しています。

JNDI 仕様

WebLogic Server 7.0 は JNDI 仕様バージョン 1.2.1 に完全に準拠し、プロダクション段階で使用できます。

 


WebLogic Server の JNDI の概要

企業内では、ネーミング サービスを使用することで、アプリケーションでネットワーク上のオブジェクトを見つけることができるようになります。ネーミング サービスは、オブジェクトに名前を関連付けたり、指定した名前に基づいてオブジェクトを検索したりします。RMI レジストリは、ネーミング サービスの 1 つです。

Java アプリケーションにネーミング サービスを提供するアプリケーション プログラミング インタフェース (API)。 Sun Microsystems の J2EE 技術の不可欠なコンポーネントです。

JNDI は、特定のネーミング サービスまたはディレクトリ サービスの実装とは無関係に定義されています。JNDI では、単一の方法で、さまざまな新しいサービスや既存のサービスにアクセスできます。このサポートでは、標準サービス プロバイダ インタフェース (SPI) 規約を使用して JNDI フレームワークに任意のサービスプロバイダ実装をプラグインできます。さらに、適切なサービスプロバイダ実装をプラグインすることで、WebLogic Server の Java アプリケーションから LDAP などの外部ディレクトリ サービスに標準化された方法でアクセスできるようになります。

WebLogic Server の JNDI 実装では、以下のようなメソッドが用意されています。

各 WebLogic Server クラスタは、レプリケートされたクラスタワイドの JNDI ツリーによってサポートされています。このツリーから、レプリケートされたり、固定されたりしている RMI オブジェクトおよび EJB オブジェクトにアクセスできます。クラスタを表す JNDI ツリーは、クライアントからは単一のグローバル ツリーのように見えますが、クラスタワイドのサービスを含むツリーは、実際には、クラスタ内の各 WebLogic Server 間でレプリケートされたものです。 詳細については、クラスタ環境での WebLogic JNDI の使い方を参照してください。

WebLogic Server JNDI によって提供される統合されたネーミング サービスは、他の多くの WebLogic サービスによって使用されます。たとえば、WebLogic RMI では、標準 RMI メソッドと JNDI メソッドの両方を使用して、リモート オブジェクトにバインドし、アクセスできます。

JNDI の標準 Java インタフェースに加えて、WebLogic Server には、標準 JNDI インタフェースを使用する独自の実装である weblogic.jndi.WLInitialContextFactory もあります。

アプリケーション コードでは、このクラスを直接インスタンス化する必要はありません。 代わりに、標準の javax.naming.InitialContext クラスを使用して、適切なハッシュ テーブル プロパティを設定できます(InitialContext への JNDI 環境プロパティの設定を参照)。すべての対話は、javax.naming.Context インタフェースを経由して行われます (JNDI Javadoc を参照)。

クライアント接続用に WebLogic JNDI API を使用する手順については、WebLogic JNDI を使用したプログラミングを参照してください。

 

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