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WebLogic Server Wireless Application 開発プログラマーズ ガイド
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WebLogic Server での i-Mode の使い方
以下の節では、i-Mode アプリケーション環境に対応したコンテンツを提供する方法、および WebLogic Server をコンフィグレーションして i-Mode ゲートウェイと一緒に使用する方法について説明します。
i-Mode は、携帯電話などの無線デジタル デバイス向けのインターネットおよび Web ベース サービスを開発するために NTT DoCoMo によって開発およびデプロイされた閉じられた仕様です。i-Mode の唯一の実装は DoCoMo のモバイル インターネット アクセス システムですが、ヨーロッパと米国の複数の通信企業が i-Mode への関心を表明しています。
注意: i-Mode は、NTT DoCoMo が保有する商標およびサービス マークです。
i-Mode 仕様は、無線ネットワークの限界(狭いバンド幅、長いレイテンシ、そして予測不能な可用性と安定性)と無線デバイスの限界(CPU、メモリ、バッテリ寿命が限られていること、ユーザ インタフェースがシンプルであること)を解決しようとするものです。i-Mode 仕様は、無線通信の本質的な要素を 2 つ定義しています。これらは、無線プロトコルとマークアップ言語です。
i-Mode ゲートウェイは、無線ネットワーク上のクライアントとインターネット上のアプリケーション サーバにホストされているアプリケーションを接続するものです。i-Mode ゲートウェイは、無線クライアントからアプリケーション サーバへ要求をルーティングすることにより、電気通信とコンピュータ ネットワークの間にブリッジを構築します。
i-Mode アプリケーションは、compact Hypertext Markup Language(cHTML)を採用しています。これは、i-Mode 対応デバイス上のマイクロブラウザとのインタフェースとして設計されています。cHTML は HTML のサブセットで、携帯電話環境向けのいくつかの拡張機能を備えています。「DoCoMoNet : i モード対応 HTML」では、cHTML ドキュメントのタグと構造が定義されています。
次の図に示すとおり、i-Mode ゲートウェイは、無線クライアントを含んだ無線ネットワークとアプリケーション サーバを含んだコンピュータ ネットワークのブリッジとして機能します。
図3-1 i-Mode アプリケーションのアーキテクチャ
i-Mode ゲートウェイには、一般にプロトコル ゲートウェイが含まれます。プロトコル ゲートウェイは、i-Mode プロトコル スタックから WWW プロトコル スタック(HTTP および TCP/IP)にリクエストを変換します。 ある無線クライアントが WebLogic Server 上で実行中の i-Mode アプリケーションにリクエストを送ると、そのリクエストは、まず i-Mode ゲートウェイを通過し、それから適切な URL に転送されます。次に、その応答がゲートウェイを通過し、i-Mode に変換されて、無線クライアントに転送されます。このプロキシ アーキテクチャによって、アプリケーション開発者はネットワークや端末に依存しないサービスを構築できます。
以下に、WebLogic Server プログラミング、i-Mode、および cHTML に関する補足情報を参照できる Web サイトを(カテゴリ別に)示します。
『WebLogic HTTP サーブレット プログラマーズ ガイド』
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