Administration Console オンライン ヘルプ
[実行キュー] --> [コンフィグレーション]
タスク 関連トピック 属性
概要
サーバ インスタンスへの要求は、実行キューの中に置かれます。各要求は、それを実行するキュー内のスレッドに割り当てられます。
デフォルトでは、新しいサーバ インスタンスは 15 個のスレッドを含むデフォルト実行キュー (weblogic.kernel.default
) を持つようコンフィグレーションされます。それ以外に、WebLogic Server ではあらかじめコンフィグレーションされた 2 つのキューが用意されています。
weblogic.admin.HTTP
—このキューは管理サーバのみで使用できます。Administration Console との通信用に予約されており、再コンフィグレーションできません。
weblogic.admin.RMI
—このキューは管理サーバ、管理対象サーバの両方にあります。管理トラフィック用に予約されており、再コンフィグレーションできません。
追加の実行キューをコンフィグレーションせず、アプリケーションに割り当てない場合、すべての Web アプリケーションと RMI オブジェクトは weblogic.kernel.default
を使用します。
このページでは、このサーバ上のアプリケーションで使用する新しいユーザ定義の実行キューをコンフィグレーションしたり、既存の実行キューを編集したりします。
タスク
『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「実行キューの作成」
『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「オーバーフロー条件に対する実行キューのチューニング」
関連トピック
『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「デフォルトの実行キュー スレッドのチューニング」
『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「実行キューによるスレッド使用の制御」
『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の「実行キューへのアプリケーションの割り当て」
属性
表 324-1
属性の表示名
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説明
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値の制約
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[名前]
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この実行キューの名前。
MBean: weblogic.management. configuration. ExecuteQueueMBean
属性 : Name
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[キューの長さ]
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サーバ インスタンスがキューで保持できる同時要求の最大数。
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最小値 : 256
最大値 : 1073741824
デフォルト値 : 65536
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[キューの長さのしきい値比率]
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キューの長さがどれくらいのサイズに達したらサーバがキューのオーバーフロー状態を示すかを指定する 1 〜 99 のパーセント値。すべての実際のキューの長さがしきい値より低い場合は正常とみなされ、サイズがしきい値を超えるとオーバーフローを示す。オーバーフロー状態に達すると、WebLogic Server はエラー メッセージをログに記録し、負荷を軽減するために [スレッド数の増分] の属性値に応じてキュー内のスレッド数を増やす。
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最小値 : 1
最大値 : 99
デフォルト値 : 90
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[スレッド数]
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このキューに割り当てられるスレッドの数。
MBean: weblogic.management. configuration. ExecuteQueueMBean
属性 : ThreadCount
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最小値 : 0
最大値 : 65536
デフォルト値 : 15
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[スレッド数の増分]
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オーバーフロー状態が発生した際にキューに追加するスレッドの数。0 スレッド (デフォルト) を指定すると、サーバ インスタンスはスレッドのオーバーフロー状態に対してサーバの状態を「warning」に変更するが、スレッド数は増やさない。
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最小値 : 0
最大値 : 65536
デフォルト値 : 0
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[最大スレッド数]
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このキューが保持できる最大スレッド数。この値を指定することで、継続的なオーバーフロー状態に対して WebLogic Server が過大な数のスレッドを作成することを防止できる。
MBean: weblogic.management. configuration. ExecuteQueueMBean
属性 : ThreadsMaximum
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最小値 : 1
最大値 : 65536
デフォルト値 : 400
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[スレッド優先順位]
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このキューに関連付けられているスレッドの優先順位。
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最小値 : 1
最大値 : 10
デフォルト値 : 5
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