[JMS ファイル ストア] --> [コンフィグレーション]

[名前]

この JMS ファイル ストア コンフィグレーションの英数字による名前。 このフィールドでは、空白を使用できない。

WebLogic 環境の各 JMS ファイル ストア コンフィグレーションは、それが置かれているドメインまたはクラスタに関係なく名前がユニークでなければならない。

WebLogic Server では、MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

MBean: weblogic.management.
configuration.
JMSFileStoreMBean

属性 : Name

[同期書き込みポリシー]

JMS ファイル ストアのディスクへのデータ書き込み方法を決定するユーザ定義ポリシー。このポリシーは、JMS ファイル ストアのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性にも影響を与える。有効なポリシーは以下のとおり。

[使用不可] - このポリシーでは書き込みがディスクに完全に到達するのを待たずに、メモリにキャッシュされた時点でトランザクションが完了する。このポリシーは最も高速だが、信頼性 (トランザクションの安全性) は最も低い。他のポリシーに比べ、処理速度は 100 倍以上になることもあるが、オペレーティング システムや電源の障害が発生した場合には、メッセージが失われたり、同じメッセージが重複したりする可能性がある。

[Cache-Flush] - このポリシーでは、すべての書き込みがディスクにフラッシュされるまでトランザクションは完了できない。このポリシーは、信頼性が高く、同時ユーザが増加した場合のスケーラビリティも高い。

[Direct-Write] - ファイル ストアのデータはディスクに直接書き込まれる。このポリシーは、Solaris および Windows でサポートされている。サポートされていないプラットフォームでこのポリシーが設定されると、ファイル ストアでは自動的に [Cache-Flush] ポリシーが使用される。

• オンディスク キャッシュを有効にすると、[Direct-Write] ポリシーは、高いスケーラビリティが要求される場合を除いて (この場合、若干速度が低下することがある)、[Cache-Flush] ポリシーの 2 倍から 5 倍、高速になる。

• オンディスク キャッシュを無効にすると、[Direct-Write] ポリシーは、1 対多の場合では [Cache-Flush] ポリシーより高速になるが、それ以外の場合は著しく低速になる。

• [Direct-Write] ポリシーは、オンディスク キャッシュを有効にするとスケーラビリティが高くなるが、無効にするとスケーラビリティが低くなる。Solaris では、直接書き込みに対してオンディスク キャッシュを有効にできない。

デフォルト値 : [Cache-Flush]

有効な値 :

• [使用不可]

• [Cache-Flush]

• [Direct-Write]

動的 : はい

[同期書き込みポリシー]

(続き)

警告 : [Direct-Write] ポリシーが設定されている場合、Solaris システムではトランザクションの信頼性があるが、Windows システムではトランザクション データが直接ディスクに書き込まれずにオンディスク キャッシュに残される場合がある。詳細については、Windows 2000 におけるハード ディスクのオンディスク キャッシュの無効化を参照。

注意 : JMS ファイルストアが非永続メッセージのディスクへのページングにのみ使用される場合、[同期書き込みポリシー] は無視される。

MBean: weblogic.management.
configuration.
JMSFileStoreMBean

属性 : SynchronousWritePolicy

[ディレクトリ]

JMS ファイル ストアが保持されている有効なファイル システム ディレクトリのパス名。

この属性は動的にコンフィグレーションできない。

MBean: weblogic.management.
configuration.
JMSFileStoreMBean

属性 : Directory