Administration Console オンライン ヘルプ
[JDBC に関する属性と Administration Console 画面のリファレンス]
Administration Console の [JDBC] ノードでは、接続プール、マルチプール、データ ソースなどの JDBC コンポーネントをコンフィグレーションおよびモニタできます。以下の節では、ローカル トランザクションおよび分散トランザクションの両方に対し、JDBC コンポーネントを介してデータベース接続をコンフィグレーションおよび管理する際のガイドラインを示します。
Administration Console で属性とデータベース プロパティを指定して JDBC コンポーネント (接続プール、データ ソース、マルチプール) を作成し、対象サーバまたはクラスタを選択してデプロイします。
図 111-1 WebLogic Server の JDBC コンポーネント
最初に、接続プール (および必要に応じてマルチプール) を作成し、サーバおよびクラスタにデプロイします。次に、JNDI ツリーに関連付けられるデータ ソースを作成し、それを同じサーバまたはクラスタにデプロイします。データ ソース オブジェクトを作成するときに、データ ソース属性の 1 つとして接続プールまたはマルチプールを指定します。これによって、データ ソースが特定の接続プールまたはマルチプール (「pool」) に関連付けられます。
データ ソースと接続プールのデプロイ対象を割り当てる場合、データ ソースとそのデータ ソースに関連付けられた接続プールは同じサーバおよびクラスタに割り当てる必要があります。次に、どのタスクでも共通している操作を示します。
データ ソース/接続プールの組み合わせを複数のサーバまたはクラスタに割り当てることができますが、その組み合わせで割り当てる必要があります。たとえば、データ ソースを管理対象サーバ A に割り当て、そのデータ ソースに関連付けられた接続プールを管理対象サーバ B にだけ割り当てるということはできません。
WebLogic Server では、データ ソース、接続プール、マルチプールなどの JDBC オブジェクトをクラスタ化し、クラスタがホストするアプリケーションの可用性を向上させることができます。クラスタ用にコンフィグレーションした各 JDBC オブジェクトは、クラスタ内の各管理対象サーバになければなりません。JDBC オブジェクトをコンフィグレーションする際に、各オブジェクトをクラスタに割り当ててください。
クラスタ化環境の JDBC オブジェクトについては、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「JDBC 接続」を参照してください。
アプリケーション スコープの JDBC データ ソースと JDBC 接続プールを参照してください。
JDBC 接続を設定するには、Administration Console (動的接続プールの場合はアプリケーション コードまたはコマンドライン) で属性を定義し、接続プール、データ ソース (常に作成を推奨されますが、作成しなくてもかまわないケースもあります)、マルチプール (作成しなくてもかまいません) をコンフィグレーションします。
トランザクションがシステムで処理される方法に従って、データ ソース、接続プール、およびマルチプールをコンフィグレーションします。次の表に、上記のトランザクションの種類に応じた各オブジェクトのコンフィグレーション方法を示します。
[グローバル トランザクションを受け付ける] が選択されているデータ ソース ( |
[グローバル トランザクションを受け付ける] が選択されているデータ ソース ( [非 XA ドライバ用に 2 フェーズ コミットをエミュレート] を選択 ( |
||
[グローバル トランザクションを受け付ける] が選択されているデータ ソース ( |
[グローバル トランザクションを受け付ける] が選択されているデータ ソース ( |
||
注意: 分散トランザクションの場合は、XA 準拠のドライバを使用してください。たとえば、WebLogic jDriver for Oracle の XA 準拠バージョンとしては、WebLogic jDriver for Oracle/XA があります。
Administration Console は、JDBC (Java Database Connectivity) などの WebLogic Server 機能をコンフィグレーションおよび管理するためのインタフェースをツールに提供します。接続の作成、管理、モニタを含むほとんどの JDBC 管理機能では、システム管理者は、Administration Console またはコマンドライン インタフェースを使用します。一方、アプリケーション開発者の場合は、JDBC API または WebLogic 管理 API が必要な場合があります。
JDBC 接続は、主に Administration Console で設定および管理します。Administration Console では、接続の設定に加えて、確立した接続を管理およびモニタできます。
接続プール、データ ソース、マルチプールは、管理コマンドラインやアプリケーション コードでも作成できます。詳細については、『WebLogic Server Command Reference』の「Commands for Managing JDBC Connection Pools」、および『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』を参照してください。
ローカル トランザクションおよび分散トランザクションで使用する JDBC ドライバは、さまざまな WebLogic Server コンポーネントのインタフェースとなっています。これについては、いくつかのマニュアルでも触れられています。たとえば、JDBC、JTA、WebLogic jDriver のマニュアルには、JDBC ドライバに関する情報が含まれています。
以下の節では、JDBC、JTA、および管理に関するトピックを挙げます。
config.xml
) で使用する JDBC 属性の詳細なリストについては、『コンフィグレーション リファレンス』を参照してください。以下のマニュアルは、主にアプリケーション開発者向けです。システム管理者は、このマニュアルの内容を理解するための補助資料として、必要に応じて初歩的なマニュアルを参照してください。
以下のマニュアルは、主にアプリケーション開発者向けです。システム管理者は、このマニュアルの内容を理解するための補助資料として、必要に応じて以下の情報を参照してください。