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WebLogic Server コマンド リファレンス

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MIGRATE

サーバ クラスタ内の対象サーバに JMS サービスまたは JTA トランザクション回復サービスを移行します。

サービスの移行の詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「固定サービスの移行」を参照してください。

構文

JMS リソースを移行するには、次の構文を使用します。

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[-url URL]
[ ユーザ資格の引数 ]
MIGRATE -migratabletarget "serverName (migratable)"
-destination serverName [-sourcedown] [-destinationdown]

JTA リソースを移行するには、次の構文を使用します。

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[-url URL]
[ ユーザ資格の引数 ]
MIGRATE -jta -migratabletarget serverName
-destination serverName [-sourcedown] [-destinationdown]

引数

定義

{-url [protocol://]listen-address:listen-port}

管理サーバのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。

セキュア リスン ポートを指定する場合は、セキュア プロトコルを指定する必要がある。

値を指定しない場合、コマンドでは、t3://localhost:7001 が想定される。

詳細については、表 1-3 の -url エントリおよび「プロトコルのサポート」を参照。

-jta

移行が JTA サービスの移行であることを指定する。

この引数を指定しない場合、MIGRATE コマンドは JMS サービスを移行する。

-migratabletarget

サービスの移行元のサーバの名前を指定する。サーバ名の構文は、移行するサービスの種類によって異なる。

  • JMS の場合、"servername (migratable)" と指定する。
    例 : "myserver (migratable)"

  • JTA の場合、servername と指定する。
    例 : myserver

-destination

サービスの移行先のサーバの名前を指定する。

-sourcedown

ソース サーバの停止を指定する。このスイッチは、慎重に使用する必要がある。ソース サーバが実際には停止しておらず、単にネットワークの問題で利用できなくなっている場合、サービスはソース サーバから削除されないまま、送り先サーバでアクティブ化される。その結果、同じサービスが 2 つ同時に実行されることになる。このため、トランザクション ログまたは JMS メッセージに障害が発生するおそれがある。

-destinationdown

送り先サーバの停止を指定する。動作していないサーバ インスタンスに JMS サービスを移行した場合、そのサーバ インスタンスは次回の起動時に JMS サービスをアクティブにする。動作していないサーバ インスタンスに JTA トランザクション回復サービスを移行した場合、対象のサーバは起動時に回復サービスを実行する。


 

次の例では、JMS サービスが myserver2 から myserver3 に移行されます。

java weblogic.Admin -url AdminHost:7001 -username weblogic
-password weblogic
MIGRATE -migratabletarget "myserver2 (migratable)"
-destination myserver3

次の例では、JTA トランザクション回復サービスが myserver2 から myserver3 に移行されます。

java weblogic.Admin -url AdminHost:7001 -username weblogic
-password weblogic
MIGRATE -jta -migratabletarget myserver2
-destination myserver3 -sourcedown

 

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