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コンフィグレーション リファレンス

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JMSFileStore

 


説明

このクラスは、永続メッセージと恒久サブスクライバをファイルシステムのディレクトリに格納する、ディスクベースの JMS ファイル ストアを表します。

 


構文

<JMSFileStore
Directory="String"
Name="String"
Notes="String"
SynchronousWritePolicy=( "Disabled" | "Cache-Flush" | "Direct-Write" )
/>

 


親要素

 


属性

表 33-1 JMSFileStore の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

Directory

JMS ファイル ストアが格納される有効なファイルシステム ディレクトリのパス名を定義する。

この属性は動的にコンフィグレーションできない。

Administration Console のフィールド ラベル : [ディレクトリ]

Name

このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

Administration Console のフィールド ラベル : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド ラベル : [メモ]

必須 : いいえ

SynchronousWritePolicy

JMS ファイル ストアがデータをディスクに書き込む方法を決めるユーザ定義のポリシー。このポリシーは、JMS ファイル ストアのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性にも影響する。有効なポリシー オプションは次のとおり。

Disabled - 書き込みが正常にディスクに記録されるのを待たずに、書き込みがメモリにキャッシュされた時点でトランザクションが完了する。このポリシーはもっとも高速だが、信頼性 (つまりトランザクションとして安全か) という点ではもっとも劣る。他のポリシーに比べて 100 倍以上高速だが、停電やオペレーティング システムの障害によってメッセージが消失したり重複したりするおそれがある。

Cache-Flush - すべての書き込みがディスクにフラッシュされるまでトランザクションは完了しない。このポリシーは信頼性とスケーラビリティが高く、同時に処理できるユーザ数も増える。

Direct-Write - ファイル ストアの書き込みが、直接ディスクに書き込まれる。このポリシーは、Solaris、HP-UX、および Windows でサポートされる。オンディスク キャッシュをサポートしていないプラットフォームでこのポリシーを設定した場合、自動的に Cache-Flush ポリシーが適用される。
Direct-Write ポリシーの信頼性とパフォーマンスは、直接書き込みに関するプラットフォームのオンディスク キャッシュの用法によって異なる。 たとえば、UNIX システムでは直接書き込みにオンディスク キャッシュを使用しないが、Windows システムでは通常使用する。このポリシーでオンディスク キャッシュ (利用可能な場合) を使用する際の良い点と悪い点は以下のとおり。

  • オンディスク キャッシュを有効にすると、Cache-Flush ポリシーに比べて 2 ~ 5 倍高速になる。ただし、非常に高いスケーラビリティが要求される場合は、多少遅くなるおそれがある。

  • オンディスク キャッシュを無効にすると、1 対多の場合は Cache-Flush ポリシーより速いが、それ以外の場合は Cache-Flush ポリシーより遅くなる。

  • Direct-Write ポリシーでは、オンディスク キャッシュを有効にするとスケーラビリティが向上し、無効にすると向上しない (Solaris では直接書き込みのオンディスク キャッシュを有効にできない)。

警告 : Solaris および HP システムで Direct-Write ポリシーを使用することはトランザクション的に信頼性があるが、Windows システムでは、トランザクション データがオンディスク キャッシュに残され、すぐにはディスクに書き込まれない場合がある。この場合、停電などによってオンディスク キャッシュのデータが消えてメッセージが消失したり重複したりするおそれがあり、トランザクション的に信頼性があるとは見なされない。Windows で Direct-Write の信頼性を高めるには、ディスクの書き込みキャッシュをすべて無効にするか、バッテリー バックアップのあるキャッシュを使用する。ただし、この値を変更できないファイル システムもある (たとえば、信頼性のあるキャッシュを備えた RAID システム)。

Windows 2000 のディスク ドライブでオンディスク キャッシュを無効にするには、次の手順に従う。

    1.[コントロール パネル] で [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスを開く。

    2.[ハードウェア] タブを選択する。

    3. [デバイス マネージャ] ボタンをクリックする。

    4.[デバイス マネージャ] ツリーで [ディスク ドライブ] ノードを展開する。

    5. 修正するドライブ名をダブルクリックする。

    6. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[ディスクのプロパティ] タブを選択する。

    7.[書き込みキャッシュを有効にする] チェック ボックスのチェックを解除する。

注意 : JMS ファイル ストアが非永続的なメッセージのディスクへのページングのために排他的に使用されている場合、同期書き込みポリシーは無視される。

Administration Console のフィールド ラベル : [同期書き込みポリシー]

必須 : いいえ

デフォルト値 : Cache-Flush

 

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