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コンフィグレーション リファレンス

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MessagingBridge

 


説明

このクラスは、WebLogic メッセージング ブリッジを表します。WebLogic メッセージング ブリッジを使用すると、2 つのメッセージング製品間の転送メカニズムをコンフィグレーションできます。これにより、別々に実装した WebLogic JMS 間や、WebLogic JMS と他のメッセージング製品の間の相互運用性が提供されます。

WebLogic JMS とサードパーティの JMS 製品では、コンフィグレーションされたソース送り先および対象送り先との通信に WebLogic Server が提供するリソース アダプタを使用します。JMS 以外のメッセージング製品でソース送り先または対象送り先にアクセスするには、サードパーティ OEM ベンダからカスタム アダプタを入手するか、BEA プロフェッショナル サービスにお問い合わせください。

 


構文

<MessagingBridge
AsyncEnabled=( "true" | "false" )
BatchInterval="number"
BatchSize="number"
DeploymentOrder="number"
DurabilityEnabled=( "true" | "false" )
IdleTimeMaximum="number"
Name="String"
Notes="String"
QOSDegradationAllowed=( "true" | "false" )
QualityOfService=( "Exactly-once" | "Atmost-once" | "Duplicate-okay" )
ReconnectDelayIncrease="number"
ReconnectDelayMaximum="number"
ReconnectDelayMinimum="number"
Selector="String"
SourceDestination="BridgeDestinationCommon name"
Started=( "true" | "false" )
TargetDestination="BridgeDestinationCommon name"
Targets="list of Target names"
TransactionTimeout="number"
/>

 


親要素

 


属性

表 48-1 MessagingBridge の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

AsyncEnabled

メッセージング ブリッジが非同期メッセージング モードで動作するかどうかを指定する。

注意 : この属性は、ソース送り先で非同期受信がサポートされているメッセージング ブリッジのみに適用される。

非同期モード (true) で動作するメッセージング ブリッジは、ソース送り先によって駆動される。メッセージング ブリッジはメッセージをリスンし、到着したものを転送する。値が false に設定されていると、ソースで非同期受信がサポートされていても、ブリッジは強制的に同期モードで動作する。

注意 : QOS が Exactly-once に設定されているメッセージング ブリッジが非同期モードで動作するには、ソース送り先で MDBTransaction インタフェースがサポートされていなければならない。ソース送り先で MDBTransaction がサポートされていないことが検出されると、ブリッジは自動的に同期モードに切り替わる。

Administration Console のフィールド ラベル : [非同期モードを有効化]

デフォルト値 : true

BatchInterval

1 回のトランザクションで、バッチ サイズに到達したかどうかに関係なく、メッセージのバッチを送信するまでにブリッジが待機する最大時間 (単位 : ミリ秒)。

デフォルト値の -1 は、トランザクションが完了する前に、メッセージ数がバッチ サイズに達するまで、ブリッジが待機することを示す。

注意 : この属性は同期モードで動作し、QOS で 2 フェーズ トランザクションが必要になるブリッジのみに適用される。

Administration Console のフィールド ラベル : [バッチ間隔 (ミリ秒)]

デフォルト値 : -1

BatchSize

1 回のトランザクションで処理されるメッセージ数。

注意 : この属性は同期モードで動作し、QOS で 2 フェーズ トランザクションが必要になるブリッジのみに適用される。

Administration Console のフィールド ラベル : [バッチ サイズ]

デフォルト値 : 10

最小値 : 0

DeploymentOrder

デプロイの優先順位。サーバではこれを使って項目のデプロイ順を決定する。優先順位は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位。たとえば、サーバはすべての EJB を優先順位に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先順位に従ってデプロイする。

デプロイ順の値が小さい項目から順にデプロイされる。デプロイ順の値が等しい項目のデプロイメント順序は保証されていない。クラスタ間の順序付けは保証されていない。

デフォルト値 : 1000

最小値 : 0

最大値 : 231-1

DurabilityEnabled

メッセージング ブリッジが永続メッセージを許可するかどうかを指定する。

これは恒久サブスクリプションを使用するソース送り先にのみ適用される。この機能により、ソース JMS 実装では、ブリッジが実行されていないときでも送られてきたメッセージを保存できる。ブリッジは、再起動時にこれらのメッセージを対象送り先に転送する。管理者側で永続性を無効にする選択を行える。

Administration Console のフィールド ラベル : [永続性を有効化]

デフォルト値 : true

IdleTimeMaximum

メッセージング ブリッジの最大アイドル時間 (単位 : 秒) を定義する。

ブリッジが非同期モードで動作する場合、最大アイドル時間では、ブリッジがソースへの接続状態をチェックするまでの最長のアイドル時間を定義する。

ブリッジが同期モードで動作する場合、最大アイドル時間では、関与しているトランザクションがない場合に、ブリッジが受信呼び出しに対してブロックできる時間の長さを定義する。

Administration Console のフィールド ラベル : [最大待機時間 (秒)]

デフォルト値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 231-1

Name

このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

Administration Console のフィールド ラベル : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド ラベル : [メモ]

必須 : いいえ

QOSDegradationAllowed

コンフィグレーションした QOS が使用できないときに、メッセージング ブリッジで QOS の低下を許容するかどうかを指定する。

Administration Console のフィールド ラベル : [QOS デグラデーション]

デフォルト値 : false

QualityOfService

メッセージング ブリッジの QOS (サービスの品質) 値。


Exactly-once

ソース送り先の各メッセージが、正確に 1 回だけターゲットに転送される。ブリッジで提供できる最高の QOS。

Atmost-once

ソースの 1 つのメッセージが、1 回だけターゲットに転送されるが、転送中に失われる可能性がある。

Duplicate-okay

ソースのメッセージが失われることはないが、一部のメッセージが複数回ターゲットに現れる可能性がある。

Administration Console のフィールド ラベル : [サービスの品質]

必須 : いいえ

デフォルト値 : Exactly-once

ReconnectDelayIncrease

メッセージング ブリッジが、再接続の失敗から、さらにその次の試行を行うまでの待ち時間の延長分 (単位 : 秒)。

この属性は ReconnectDelayMinimum 属性および ReconnectDelayMaximum 属性と共に機能する。送り先への接続が失敗すると、ブリッジはまず ReconnectDelayMinimum で定義された秒数だけ待機する。

再接続の試行が失敗するたびに、ブリッジは ReconnectDelayIncrease で定義された秒数だけ、待ち時間を延長する。最大遅延時間は、ReconnectDelayMaximum で定義される。待ち時間が最大値に到達すると、ブリッジはそれ以上待ち時間を延長しない。

ブリッジから送り先への接続が成功すると、待ち時間は ReconnectDelayMinimum で定義された最小値にリセットされる。

Administration Console のフィールド ラベル : [増加遅延 (秒)]

デフォルト値 : 5

最小値 : 0

最大値 : 231-1

ReconnectDelayMaximum

メッセージング ブリッジが、ソースまたはターゲットへの再接続に失敗してから、さらにその次の試行を行うまでの最大の待ち時間 (単位 : 秒)。

この属性は ReconnectDelayMinimum 属性および ReconnectDelayIncrease 属性と共に機能する。送り先への接続が失敗すると、ブリッジはまず ReconnectDelayMinimum で定義された秒数だけ待機する。

再接続の試行が失敗するたびに、ブリッジは ReconnectDelayIncrease で定義された秒数だけ、待ち時間を延長する。最大遅延時間は、ReconnectDelayMaximum で定義される。待ち時間が最大値に到達すると、ブリッジはそれ以上待ち時間を延長しない。

ブリッジから送り先への接続が成功すると、待ち時間は ReconnectDelayMinimum で定義された初期値にリセットされる。

Administration Console のフィールド ラベル : [最大遅延 (秒)]

デフォルト値 : 60

最小値 : 0

最大値 : 231-1

ReconnectDelayMinimum

メッセージング ブリッジが、エラーの後でソース送り先または対象送り先に再接続しようとするまでの最小の待ち時間 (単位 : 秒)。

この属性は ReconnectDelayMaximum 属性および ReconnectDelayIncrease 属性と共に機能する。送り先への接続が失敗すると、ブリッジはまず ReconnectDelayMinimum で定義された秒数だけ待機する。

2 回目の試行も失敗した場合は、待ち時間を ReconnectDelayIncrease によって定義された秒数だけ延長する。最大遅延時間は、ReconnectDelayMaximum で定義される。待ち時間が最大値に到達すると、ブリッジはそれ以上待ち時間を延長しない。

ブリッジから送り先への接続が成功すると、待ち時間は ReconnectDelayMinimum で定義された初期値にリセットされる。

Administration Console のフィールド ラベル : [最小遅延 (秒)]

デフォルト値 : 15

最小値 : 0

最大値 : 231-1

Selector

メッセージング ブリッジのメッセージ セレクタ。

メッセージ セレクタを使うと、メッセージング ブリッジ経由で送信されるメッセージをフィルタ処理できる。選択条件に一致するメッセージのみが、メッセージング ブリッジを経由して送信される。キューの場合、選択条件に一致しないメッセージは後に残され、キュー内で蓄積される。トピックの場合、接続条件に一致しないメッセージは破棄される。

Administration Console のフィールド ラベル : [セレクタ]

必須 : いいえ

SourceDestination

メッセージング ブリッジのソース ブリッジ送り先。

これは、JMS ブリッジ送り先 (JMSBridgeDestinationMBean) または一般ブリッジ送り先 (BridgeDestinationMBean) のどちらかのインスタンスである必要があり、メッセージング ブリッジがメッセージを読み込むソース送り先を定義するのに使用される。

Administration Console のフィールド ラベル : [ソース ブリッジ送り先]

Started

メッセージング ブリッジの初期状態 (ブリッジを起動した時の状態)。

値が true であれば、ブリッジは動作中の状態である。値が false であれば、ブリッジは一時的に停止されている。

注意 : これは、ブリッジの実行時の状態ではない。

Administration Console のフィールド ラベル : [起動する]

デフォルト値 : true

TargetDestination

メッセージング ブリッジの対象ブリッジ送り先。

これは、JMS ブリッジ送り先 (JMSBridgeDestinationMBean) または一般ブリッジ送り先 (BridgeDestinationMBean) のどちらかのインスタンスである必要があり、メッセージング ブリッジがソース送り先から受け取ったメッセージを送信するターゲット送り先を定義するのに使用される。

Administration Console のフィールド ラベル : [対象ブリッジ送り先]

Targets

現在のドメイン内で、この項目のデプロイ先となる対象。

Administration Console のフィールド ラベル : [対象]

必須 : いいえ

TransactionTimeout

各トランザクションがタイムアウトするまでに、トランザクション マネージャが待機する時間 (単位 : 秒)。

トランザクション タイムアウトは、ブリッジの QOS でトランザクションが必要になる場合に使用される。ブリッジの QOS が Exactly-once にコンフィグレーションされている場合、送信と受信は 1 回のトランザクションで完了する。

Administration Console のフィールド ラベル : [トランザクション タイムアウト]

デフォルト値 : 30

最小値 : 0

最大値 : 231-1

 

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