WebLogic Server FAQ 集

FAQ : デプロイメント

• アプリケーション用のデプロイメント順はどのようにして設定できますか。
• デプロイ済みアプリケーションの静的コンポーネントを再デプロイしないで更新することはできますか。
• -nostage オプションは、いつ使用するべきですか。
• external_stage オプションは、いつ使用するべきですか。
• デプロイメント識別子ファイルを自動的に生成することはできますか。
• アプリケーション コンポーネントについてはデプロイメント順を設定できますか。 スタンドアロン モジュールではどうですか。
• WL_HOME/config/examples/applications フォルダと WL_HOME/config/examples/stage フォルダとは何が違うのですか。
• 自動デプロイメント機能をオフにするにはどうすればよいですか。
• WebLogic 8.1 デプロイメントについてさらに知ることができる場所はどこですか。

Q. アプリケーション用のデプロイメント順はどのようにして設定できますか。

A. WebLogic Server 8.1 では、アプリケーションについてロード順を選択できます。 「Application」で、ApplicationMBean の LoadOrder 属性を参照してください。WebLogic Server では、アプリケーションのデプロイメントの前に、サーバレベルのリソース (JDBC に続いて JMS) がデプロイされます。アプリケーションは、コネクタ、EJB、Web アプリケーションの順にデプロイされます。アプリケーションが EAR の場合、application.xml デプロイメント記述子に宣言されている順序で、個々のコンポーネントがロードされます。

Q. デプロイ済みアプリケーションの静的コンポーネントを再デプロイしないで更新することはできますか。

A. はい。 weblogic.Deployer を使用すれば、更新したいコンポーネントと対象サーバを指定できます。次の構文で指定します。

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name appname -targets server1,server2 -deploy jsps/*.jsp

Q. -nostage オプションは、いつ使用するべきですか。

A. デプロイメント ファイルをコピーせずに現在の場所からアプリケーションをデプロイする場合は、(weblogic.Deployer または Administration Console を使用して) ステージング モードを -nostage に設定します。すべての対象サーバから同じデプロイメント ファイルの集合にアクセスできる必要があります。

Q. external_stage オプションは、いつ使用するべきですか。

A. アプリケーションをステージングしたい場合、および独自の手段で対象とするためにコピーしたい場合に、(weblogic.Deployer を使用して) -external_stage に設定します。

Q. デプロイメント識別子ファイルを自動的に生成することはできますか。

A. はい。J2EE アプリケーション用のデプロイメント識別子ファイルは、WebLogic Builder により、自動的に生成されます。『WebLogic Builder オンライン ヘルプ』を参照してください。

Q. アプリケーション コンポーネントについてはデプロイメント順を設定できますか。スタンドアロン モジュールではどうですか。

A. スタンドアロンのモジュールおよびアプリケーション間のデプロイメント順は、[ロード順] 属性によって制御されます。たとえば、スタンドアロン EJB は、[ロード順] 値が小さい方から順にデプロイされます。

エンタープライズ アプリケーション (EAR ファイルまたはディレクトリ) の一部としてデプロイされるモジュールは、application.xml デプロイメント記述子に指定された順にデプロイされます。

Q. WL_HOME/config/examples/applications フォルダと WL_HOME/config/examples/stage フォルダとは何が違うのですか。

A. applications フォルダは、プロダクション環境への準備がまだできていないアプリケーション用を意図しています。WebLogic Server は applications フォルダの内容を動的にデプロイします。stage フォルダ (またはこれと同じ目的で作成されたフォルダ) は、プロダクション環境へのデプロイメント (stage または external_stage デプロイメント モードでのデプロイメント) の準備ができているデプロイメント ファイルのコピーを格納するためのフォルダです。

Q. 自動デプロイメント機能をオフにするにはどうすればよいですか。

A. 自動デプロイメント機能は、「applications」フォルダを 3 秒ごとにチェックして、何か新しいアプリケーションがあるか、または、既存のアプリケーションに何か変更があるかを判断し、何かあれば、これらの変更を動的にデプロイします。

自動デプロイメント機能は、デプロイメント モードで動作しているサーバでは有効になっています。自動デプロイメント機能を無効にするには、次のいずれかの方法でサーバをプロダクション モードにします。

• Administration Console の左ペインでドメインの名前をクリックし、右ペインの [プロダクション モード] チェック ボックスを選択します。
• コマンドラインからドメインの管理サーバを起動するときに、次の引数を指定します。

-Dweblogic.ProductionModeEnabled=true

ドメインのすべての WebLogic Server インスタンスに対して、プロダクション モードが設定されます。

Q. WebLogic 8.1 デプロイメントについてさらに知ることができる場所はどこですか。

A. 「デプロイメント」ページです。