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WebLogic Server FAQ 集

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FAQ : WebLogic メッセージング ブリッジ


Q. メッセージング ブリッジによるソース ブリッジ送り先への接続が失敗したのはなぜですか。

A. ソース ブリッジ送り先のパラメータをコンフィグレーションするときにエラーが発生したか、実際のソース送り先が動作しておらずメッセージング ブリッジとの通信ができないかのいずれかと考えられます。

注意 : ここではソース ブリッジ送り先の接続障害を想定していますが、対象ブリッジ送り先の接続障害にもこの手順を適用できます。


Q. メッセージング ブリッジで、別々の WebLogic Server ドメイン間または異なるリリース間の 2 フェーズ トランザクションやグローバル トランザクションを処理できますか。

A. はい。リリース 6.1 SP03 以降が動作するソースおよび対象 WebLogic ドメイン間の通信で、ブリッジが「かならず 1 回」のサービスの品質を使用するようにコンフィグレーションされていれば可能です。

リリース 6.1 とリリース 7.0 以降のドメインを相互運用する場合の「かならず 1 回」QOS の使用については、Administration Console オンライン ヘルプの「リリース 6.1 以降のドメインの送り先にアクセスするためのメッセージング ブリッジの使用」を参照してください。


Q. 2 フェーズ トランザクションで「かならず 1 回」のサービスの品質を使用するようメッセージング ブリッジをコンフィグレーションしたにもかかわらず、「quality of service is unreachable」エラーが発生するのはなぜですか。

A. メッセージング ブリッジで WebLogic ドメイン間のトランザクションを処理するには、追加で以下をコンフィグレーションする必要があります。

リリース 6.1 とリリース 7.0 以降のドメインを相互運用する場合の「かならず 1 回」QOS の使用については、Administration Console オンライン ヘルプの「リリース 6.1 以降のドメインの送り先にアクセスするためのメッセージング ブリッジの使用」を参照してください。


Q. メッセージング ブリッジをコンフィグレーションして、ソース ブリッジ送り先または対象ブリッジ送り先で「かならず 1 回」サービスが使用できない場合にサービスの品質が自動的にダウングレードされるようにできますか。

A. はい。Administration Console の [メッセージング ブリッジ|コンフィグレーション|全般] ページで、[QOS デグラデーション] チェック ボックスがチェックされていることを確認してください。


Q. WebLogic Server 7.0 GA、SP01、または SP02 の送り先からリリース 6.1 の送り先にメッセージを転送しようとするとセキュリティ認可例外が発生するのはなぜですか。

java.lang.SecurityException: Invalid Subject: principals=[user1]

A. WebLogic Server 6.1 では、2 つの WebLogic Server ドメイン間の信頼関係は、両ドメインのシステム パスワードが同じであるときに確立されます。リリース 7.0 GA、SP01、および SP02 のメッセージング ブリッジでリリース 6.1 のドメインと通信するには、リリース 6.1 と 7.0 のドメイン間に信頼関係を確立する必要があります。信頼関係は、あるドメインの資格属性が別のドメインの資格属性と一致したときに確立されます。したがって、リリース 6.1 のドメインをリリース 7.0 SP02 以降のドメインと相互運用するには、両方のドメインの資格属性をリリース 6.1 ドメインの「system」ユーザのパスワードに変更する必要があります。

ただし、リリース 7.0 SP03 以降の場合は、リリース 6.1 と 7.0 のドメイン間に信頼関係を確立する必要はありません。


Q. メッセージング ブリッジが動作する WebLogic 8.1 ドメインにトランザクション jms-xa-adp.rar リソース アダプタをデプロイしましたが、まだ「failed to find bridge adapter」というメッセージが表示されます。

A. ブリッジがソース ブリッジ送り先および対象ブリッジ送り先と通信できるようにするには、それぞれの送り先を適切な .rar アダプタに関連付ける必要があります。jms-xa-adp.rar トランザクション アダプタの場合は、ソース ブリッジ送り先および対象ブリッジ送り先の [JMS ブリッジ送り先|コンフィグレーション] タブの [JNDI アダプタ名] 属性で eis.jms.WLSConnectionFactoryJNDIXA として識別される必要があります。

注意 : 「failed to find bridge adapter」メッセージが 1 回しか表示されなければ、特に問題にならない場合もあります。しかし、このメッセージが繰り返し表示される場合は、アダプタのデプロイメントと、ソース ブリッジ送り先および対象ブリッジ送り先で使用されているアダプタの JNDI 名を確認する必要があります。

ブリッジ リソース アダプタの詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「ブリッジのリソース アダプタについて」を参照してください。


Q. メッセージング ブリッジのソース送り先または対象送り先をコンフィグレーションする際に、[アダプタ クラスパス] フィールドを設定する必要はありますか。

A. ソース送り先および対象送り先が両方ともリリース 8.1 で動作している場合、[アダプタ クラスパス] フィールドは空白のままにします。リリース 6.0 以前で動作しているソース送り先または対象送り先に接続する場合は、[アダプタ クラスパス] フィールドに以前の WebLogic Server リリースのクラスの格納場所を指定する必要があります。サードパーティの JMS プロバイダに接続する場合は、WebLogic Server の CLASSPATH でプロバイダの CLASSPATH をブリッジ送り先に指定する必要があります。


Q. メッセージング ブリッジを使用して、WebLogic Server 6.1 のドメインとリリース 7.0 以降のドメインの間で恒久サブスクリプション メッセージを転送できますか。

A. はい。ブリッジをホストするドメインが WebLogic 7.0 サービス パック 1 以降を使用していれば可能です。Administration Console を使用してメッセージング ブリッジを介した恒久メッセージの転送を有効にするには、[メッセージング ブリッジ|コンフィグレーション|全般] タブで [永続性を有効化] 属性を選択します。


Q. メッセージング ブリッジのデバッグを有効にするにはどうすればよいですか。

A. メッセージング ブリッジのデバッグは、以下のいずれかの方法で有効にできます。

メッセージング ブリッジのデバッグを有効にすると、デバッグ メッセージはデフォルトではサーバ ログに送信されます。デバッグ メッセージを Administration Console に表示したい場合は、上記の文に「DumpToConsole」を追加します。次に例を示します。

-Dweblogic.Debug.DebugMessagingBridgeStartupDumpToConsole=true

Q. [すべてのメッセージング ブリッジ ランタイムのモニタ] コンソール ページのメッセージング ブリッジのモニタ状態は何を意味しますか。

A. メッセージング ブリッジの状態をモニタする際は、次の表を参考にして対処方法を判断してください。詳細については、Administration Console の「メッセージング ブリッジの管理」を参照してください。

表 15-1

説明

アクション

WARN: Failed to find the source adapter

アダプタがデプロイされているか、またはソース JMSBridgeDestination インスタンスの JNDI 名が正しいかどうかを確認する。

WARN: Failed to find the target adapter

アダプタがデプロイされているか、または対象 JMSBridgeDestination インスタンスの JNDI 名が正しいかどうかを確認する。

Found both of the adapters and making connections

なし。

WARN: Stopped by the administrator

なし。

WARN: Failed to look up the source adapter

アダプタがデプロイされているか、またはソース JMSBridgeDestination インスタンスの JNDI 名が正しいかどうかを確認する。

WARN: Failed to look up the target adapter

アダプタがデプロイされているか、または対象 JMSBridgeDestination インスタンスの JNDI 名が正しいかどうかを確認する。

Found two adapters and about to make connections

なし。

WARN: Failed to connect to the source

ソース ブリッジ送り先にコンフィグレーションされているすべてのパラメータを確認する。

ソース サーバが動作しているかどうか、および実際の送り先がアクティブかどうかを確認する。

Connected to the source

なし。

WARN: Failed to connect to the target

対象ブリッジ送り先にコンフィグレーションされているすべてのパラメータを確認する。

対象サーバが動作しているかどうか、および実際の送り先がアクティブかどうかを確認する。

Connected to the target

なし。

Forwarding messages

なし。

WARN: Failed to connect and will reconnect later

ソース ブリッジ送り先および対象ブリッジ送り先が正常に動作しているかどうかを確認する。


Q. Administration Console を使用せずにメッセージング ブリッジをモニタする方法はありますか。

A. はい。各ブリッジ インスタンスの実行時 MBean (MessagingBridgeRuntimeMBean) を使用する方法があります。WebLogic Server の実行時 MBean では、ドメイン リソースに関する特定の時点での情報が提供されます。ドメインの特定のリソース (メッセージング ブリッジなど) がインスタンス化されると、そのリソースについての情報を収集する MBean のインスタンスが生成されます。

MessagingBridgeRuntimeMBean は、現時点での状態 (「Active」または「Inactive」) を String 型で返す getState() メソッドと、より詳細な情報を含む String 型オブジェクトを返す getDescription() メソッドを備えています。ブリッジ実行時 MBean の名前は、WebLogic Server インスタンス名とブリッジ名で構成されます。mybridge というブリッジが myserver という WebLogic Server インスタンスで実行されている場合、ブリッジ実行時 MBean の名前は myserver.bridge.mybridge となります。

実行時 MBean 管理コマンドの使用については、『WebLogic Server コマンド リファレンス』を参照してください。MBean モニタ通知のプログラミングについては、『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「WebLogic Server MBean の通知とモニタの使い方」を参照してください。


Q. メッセージング ブリッジではソースおよびターゲット送り先として分散送り先を使用できますか。

A. はい。メッセージング ブリッジは分散送り先との間で送受信できます。以下のコンフィグレーションをお勧めします。


Q. メッセージの処理中にメッセージング ブリッジがハングすることがあるのはなぜですか。

A. デフォルトでは JMSConnectionFactory クラスの AllowCloseInOnMessage 属性が false に設定されています。サーバのハングを確実に回避するには、この値を true に設定します。詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/config_xml/JMSConnectionFactory.html#AllowCloseInOnMessage を参照してください。

 

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