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WebLogic JSP プログラマーズ ガイド

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トラブルシューティング

以下の節では、JSP ファイルのデバッグ テクニックをいくつか説明します。

 


ブラウザ内のデバッグ情報

JSP ページをデバッグする際に、最も有用な機能は、デフォルトでブラウザに送られる出力です。これは、生成された HTTP サーブレット Java ファイル内のエラーの場所、エラーの説明、およびそのエラーコードに対応する元の JSP ファイルの大体の場所を表示してくれます。たとえば、コンパイルに失敗すると、ブラウザに次のメッセージが表示されます。

エラー メッセージのスクリーン ショット

この機能を使用不可にするには、Web アプリケーションの WebLogic 固有のデプロイメント記述子の jsp-descriptor 要素で、verbose 属性を false に設定します。

Error 404 - Not Found

JSP ファイルの URL を正しく入力したかどうか、URL が Web アプリケーションのルート ディレクトリの相対パスであるかどうかを確認します。

Error 500 - Internal Server Error

WebLogic Server ログ ファイルのエラー メッセージをチェックします。「ページのコンパイルに失敗した場合のエラー 」を参照してください。一般に、このエラーは、JSP のコンパイル時に ClasssNotFound 例外が発生したことを示します。

Error 503 - Service Unavailable

WebLogic Server が JSP をコンパイルするために必要なコンパイラを見つけられないことを示します。JSP コンパイラの定義については、「jsp-descriptor」の節を参照してください。

<jsp:plugin> タグの使用に関するエラー

JSP 内で <jsp:plugin> タグを使用し、アプレットをロードできない場合は、タグの構文を詳しくチェックします。生成された HTML ページを調べると、構文エラーがないかどうかチェックできます。ページ内のどこかに <jsp:plugin ... と表示されている場合は、タグの構文が間違っています。

 


ログ ファイルに見られる兆候

この節では、WebLogic Server ログ ファイル内の JSP 関連エラー メッセージについて説明します。WebLogic Server を実行すると、verbose メッセージが WebLogic ログ ファイルに保存されます。WebLogic ログ ファイルの詳細については、「メッセージとログ ファイル」を参照してください。

ページのコンパイルに失敗した場合のエラー

以下のエラーは、JSP コンパイラが JSP ページから Java ファイルへの変換に失敗した場合、あるいは、生成された Java ファイルをコンパイルできなかった場合に発生することがあります。ログ ファイル中の以下のエラーメッセージを確認してください。

CreateProcess: ...

Java コンパイラが見つからなかったか、または有効な実行可能ファイルではなかったことを示しています。Java コンパイラの指定については、「jsp-descriptor」の節を参照してください。

Compiler failed:

JSP ページから生成された Java コードが、指定した Java コンパイラでコンパイルできなかったことを示しています。JSP コンパイラだけを単独で使用し、生成された Java コードをより詳しく検査したりデバッグしたりできます。詳細については、「WebLogic JSP コンパイラの使い方 」を参照してください。

Undefined variable or classname:

カスタム変数を使用している場合は、スクリプトレットで使用する前に定義するか、あるいはそれを宣言で定義しておくようにします。宣言から暗黙的オブジェクトを使おうとすると、このエラーになる場合があります。宣言内での暗黙的オブジェクトの使用は、JSP ではサポートされていません。

 

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