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WebLogic Server ロギング サービスの使い方

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WebLogic ロギング サービスの概要

WebLogic Server ロギング サービスには、ログ メッセージを記録、参照、フィルタ処理、およびリスンするための機能が用意されています。WebLogic Server サブシステムはこれらのサービスを利用して、新しいアプリケーションのデプロイメントや 1 つまたは複数のサブシステムのエラーなどのイベントに関する情報を提供します。また、アプリケーションはこれらのサービスを利用してそのステータスを送信し、特定のイベントに応答することができます。たとえば、WebLogic ロギング サービスを利用すれば、どのユーザが特定のアプリケーション コンポーネントを呼び出すかを記録したり、エラー状態をレポートしたり、アプリケーションをプロダクション環境にリリースする前にデバッグしたりできます。また、アプリケーションが特定のサブシステムからのログ メッセージをリスンして適切に応答するようコンフィグレーションすることもできます。

各 WebLogic Server 管理ドメインは WebLogic Server の複数のインスタンスを同時に実行できるので、ロギング サービスは複数のサーバ インスタンスで生成されるメッセージを収集して、単一の、ドメイン全体のメッセージ ログにまとめます。このドメイン全体のメッセージ ログを使用すると、ドメイン全体のステータスを確認できます。

ドメインのステータスを把握できるようにするために、各サーバ インスタンスはそのログ メッセージを Java Management Extensions (JMX) 通知としてブロードキャストします。ブロードキャストされるのは、以下を除くすべてのメッセージおよびメッセージ テキストです。

管理サーバは、これらのメッセージのサブセットをリスンし、それらをドメイン ログ ファイルに書き込みます。それらのメッセージをリスンするために、管理サーバは JMX リスナを各管理対象サーバに登録します。そのリスナにはデフォルトで、重大度が WARNING 以上のメッセージのみ管理サーバに転送されるようにするフィルタが含まれています (図 1-1 を参照。)

図 1-1 WebLogic Server ロギング サービス

WebLogic Server ロギング サービス


 

以降の章では、アプリケーションがメッセージを記録、フィルタ処理、およびサブスクライブする仕組みと、それらのメッセージを WebLogic Server Administration Console で参照する方法について説明します。

 

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