JSP ファースト トラック

簡単な JSP をデプロイするには

1. JSP ファイルが、タグ ライブラリやその他の外部リソースを参照していないことを確認してください。こうしたリソースがある場合は、別のデプロイ手順が必要になります。ファースト トラックでは、このような手順は扱いません。
   
   利用できる JSP がない場合には、『WebLogic JSP プログラマーズ ガイド』のサンプルから HTML コードを HelloWorld.jsp などの *.jsp 拡張子を持つファイルにコピーすることができます。
2. JSP ファイルを
   WL_HOME/samples/server/examples/build/mainWebApp ディレクトリにコピーします。
3. WebLogic Server を起動します。 Windows NT を使用している場合は、[スタート] メニューの [Launch Examples Server] から起動することができます。
4. Web ブラウザから、次の URL を指定して JSP ファイルを要求します。

   http://localhost:port/myJSPfile.jsp

   
   各要素の説明は次のとおりです。
   

   localhost は、WebLogic Server を実行しているマシンのホスト名です。

   
   

   port は、WebLogic Server が要求をリスンするポート番号です。

   
   

   myJSPfile.jsp は、手順 3 でコピーした JSP ファイルです。

実行した手順について

JSP はあらかじめコンフィグレーションされたディレクトリから Examples Server に自動デプロイされています。自動デプロイメントは、アプリケーションを簡単にすばやくデプロイする方法です。自動デプロイメントの詳細については、「自動デプロイメント」を参照してください。

JSP ファイルは、デプロイされている Web アプリケーションのルート ディレクトリにコピーするだけでデプロイできます。サーブレットとは異なり、JSP ファイルは登録する必要がありません。

その他のリソース

• WebLogic JSP プログラマーズ ガイド
• WebLogic Server Web アプリケーションの開発
• WebLogic Server の Web アプリケーションのコンフィグレーション

HTML ファースト トラック

HTML ページをデプロイするには

1. HTML ファイルを、WebLogic Server のインストール先の
   WL_HOME/samples/server/examples/build/mainWebApp ディレクトリにコピーします。WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。
2. HTML ファイルに、画像ファイルまたはその他のファイルをリンクさせている場合は、そのファイルも mainWebApp ディレクトリにコピーします。必要に応じて、相対リンクを処理するためのサブディレクトリを作成できます。
3. WebLogic Server を起動します。Windows NT を使用している場合は、[スタート] メニューの [Launch Examples Server] から起動することができます。
4. Web ブラウザから、次の URL を指定して HTML ファイルを要求します。
   
   

   http://localhost:port/myFile.html

   
   各要素の説明は次のとおりです。
   

   localhost は、WebLogic Server を実行しているマシンのホスト名です。

   
   

   port は、WebLogic Server が要求をリスンするポート番号です。

   
   

   myFile.html は、手順 2 でコピーした HTML ファイルです。

実行した手順について

HTML ファイルは、あらかじめコンフィグレーションされたディレクトリから Examples Server に自動デプロイされています。自動デプロイメントは、アプリケーションを簡単にすばやくデプロイする方法です。自動デプロイメントの詳細については、「自動デプロイメント」を参照してください。

その他のリソース

• WebLogic Server Web アプリケーションの開発
• WebLogic Server の Web アプリケーションのコンフィグレーション

サーブレット ファースト トラック

サーブレットをデプロイするには

1. 以下のディレクトリの下に classes というサブディレクトリを作成します。
   
   

   WL_HOME\samples\server\examples\build\mainWebApp

   
   WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。
2. サーブレット クラス ファイルを、以下のディレクトリにコピーします。
   

   WL_HOME\samples\server\examples\build\mainWebApp\classes

   
   サーブレット クラスに package 文が含まれている場合は、package 文の各レベルに応じたサブディレクトリを作成する必要があります。たとえば、package 文が package color.blue である場合は、サーブレット クラスを以下のディレクトリに配置します。
   
   

   WL_HOME\samples\server\examples\build\mainWebApp\WEB-INF\classes\color\blue。

   
   このファースト トラックの手順に使用できるサーブレット クラスがない場合は、『WebLogic HTTP サーブレット プログラマーズ ガイド』の説明に従って簡単なものを作成してください。
3. WL_HOME\samples\server\examples\build\mainWebApp ディレクトリにある web.xml ファイルを編集します。<web-app> タグと </web-app> タグの間に、以下のコードを追加します。
   
   

   <servlet>   <servlet-name>     myServlet   </servlet-name>   <servlet-class>     package.name.myServlet   </servlet-class> </servlet> <servlet-mapping>   <servlet-name>     myServlet   </servlet-name>   <url-pattern>     quickStartServlet   </url-pattern> </servlet-mapping>

   
   
   myServlet はサーブレット クラス ファイルの名前です。
   package.name.myServlet はサーブレット クラスの完全パッケージ名です。
   
4. web.xml ファイルを保存します。
5. WebLogic Server を起動します。 Windows NT を使用している場合は、[スタート] メニューの [Launch Examples Server] から起動することができます。
6. Web ブラウザから、以下の URL を指定してサーブレットを呼び出します。
   http://localhost:port/quickStartServlet
   
   各要素の説明は次のとおりです。
   

   localhost は、WebLogic Server を実行しているマシンのホスト名です。

   
   

   port は、WebLogic Server が要求をリスンするポート番号です。

   
   

   quickStartServlet は、手順 3 の web.xml ファイルで定義した、<url-pattern> 要素の値です。

実行した手順について

HTML ファイルは、あらかじめコンフィグレーションされたディレクトリから Examples Server に自動デプロイされています。 自動デプロイメントは、アプリケーションを簡単にすばやくデプロイする方法です。 自動デプロイメントの詳細については、「自動デプロイメント」を参照してください。

編集した web.xml ファイルは、mainWebApp という Web アプリケーションのデプロイメント記述子です。Web アプリケーションは、Web ベース アプリケーションの各リソースをまとめる J2EE デプロイメント ユニットです。

デプロイメント記述子では、サーブレットのクラス名 (<servlet-class> 要素) およびサーブレットに対する要求を解決するために使用される URL (<url-pattern> 要素) を定義しています。

その他のリソース

• WebLogic HTTP サーブレット プログラマーズ ガイド
• WebLogic Server Web アプリケーションの開発
• Web アプリケーション コンポーネントのコンフィグレーション