WebLogic RMI over IIOP プログラマーズガイド

WebLogic Server 8.1 での CORBA のサポート

以下の節では、このリリースの WebLogic Server が準拠している CORBA サポート用の公式仕様を示します。

仕様リファレンス

一般的に、このリリースの WebLogic Server は J2EE 1.4 によって要求される OMG 仕様に準拠しています。このリリースでは、WebLogic ORB は以下の仕様に準拠しています。

注意 : 上に示したリンクから仕様を参照できない場合、OMG が URL を変更した可能性があります。Object Management Group の Web サイトで正しい仕様を検索してください。

このリリースでは、上に示した仕様のすべてが WebLogic ORB に実装されているわけではありません。以下の節では、サポートされている仕様を章またはセクションごとに詳しく示します。

CORBA 2.3.1 の 1 ～ 7 章。
CORBA 2.3.1 のセクション 10.6.1 および 10.6.2 (リポジトリ ID のサポート用)。
CORBA 2.3.1 のセクション 10.7 (TypeCode API 用)。
CORBA 2.3.1 の 13 および 15 章 (GIOP 1.0、1.1、および 1.2 の定義)。WebLogic Server 8.1 ORB では、セクション 15.8 および 15.9 で定義されている双方向 GIOP 機能を含む、すべてのバージョンの GIOP がサポートされています。
Interoperable Naming Service。
改訂 IDL-to-Java 言語マッピング仕様 (ptc/00-11-03) のセクション 1.21.8 は、IDL-to-Java 言語マッピング仕様 (ptc/00-01-08) から変更された。
Transaction Service 1.2.1 (EJB 2.0 仕様の定義のとおり)。
CORBA 2.6 の 26 章、準拠レベル 0 プラスステートフル。

このリリースでは、WebLogic ORB は以下のツールに準拠しています。

java.util.Calendar クラスは、RMI-IIOP の使用時には J2SE 1.3.x と WebLogic Server 8.1 の間で相互運用性がありません。OMG 問題 3151 で解決策が提供される予定ですが、その解決策が実装されるのは Java プラットフォームの将来のリリースになる見込みです。
J2SE 1.4 バージョンの java.util.Calendar クラスは、writeObject メソッドで ZoneInfo オブジェクトを書き込みます。そのオブジェクトを読み込むには readObject メソッドを呼び出します。J2SE 1.4 の java.util.Calendar クラスがシリアライズされている場合、古い J2SE バージョンと対話しているときには ZoneInfo オブジェクトは存在しません。この場合、ストリームは EOFException 例外を送出します。ストリームの位置は変わりません。