MBean インスタンス名の決定

WebLogic Server MIB にある管理対象オブジェクトのインスタンスをモニタする場合は、SNMP モニタまたは属性変更を作成するときに、対応する MBean インスタンスの短縮名 (インスタンス名) を指定します。[モニタする MBean 名] フィールドでインスタンス名を定義しない場合、WebLogic Server は管理対象オブジェクトのすべてのインスタンスをモニタします。たとえば、MyServer-01 という名前のサーバのみをモニタする場合は、インスタンス名として MyServer-01 を指定します。SNMP エージェントは、指定された名前を MBean インスタンス名に含むすべての管理対象オブジェクトをモニタします。たとえば、MyServer-01 と MyServer-02 というサーバが存在する場合に MyServer と指定すると、エージェントはその両方のサーバをモニタします。

管理対象 Bean (MBean) は、Java Management Extensions (JMX) に基づいた汎用的な管理インタフェースを提供する Java Bean です。すべての WebLogic リソースは MBean を備えており、WebLogic SNMP エージェントは MBean の JMX インタフェースを使用して、モニタ データを取得します。

各 MBean は MBean タイプのインスタンスであり、各インスタンスはインスタンス名を 1 つ持ちます。WebLogic Server リソースを作成する際は、インスタンス名部分を指定します。たとえば、サーバを作成する場合は、そのインスタンスに MyServer-01 などの名前を指定します。各インスタンスは、この他に JMX オブジェクト名も持ちます。JMX オブジェクト名は、指定されたインタンス名に基づいて WebLogic Server が作成します。

ある属性が存在する MBean のインスタンス名を調べるには、Administration Console で、WebLogic Server リソースのコンフィグレーション ページを参照します。[名前] フィールドの値が、そのリソースの MBean のインスタンス名です。

たとえば、[サービス｜JDBC] を展開して [データ ソース] を選択します。[JDBC データ ソース] ページで、データ ソース名をクリックします。[データ ソース : 全般] ページの [名前] フィールドにインスタンス名があります。