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WebLogic Server 環境のコンフィグレーション

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概要とロードマップ

この章では、『WebLogic Server 環境のコンフィグレーション』の内容と構成について説明します。

 


マニュアルの内容と対象読者

このマニュアルでは、WebLogic Server® 環境を設計、コンフィグレーション、管理する方法について説明します。インストールされた WebLogic Server の実装に携わるシステム管理者およびオペレータを対象としています。このマニュアルの内容は、デプロイメントからテストおよびプロダクションまで、ソフトウェア プロジェクトのすべての段階に関連しています。

J2EE 技術、Web 技術、オブジェクト指向プログラミング技術、および Java プログラミング言語について読者が精通していることを前提としています。

 


このマニュアルの手引き

このマニュアルの構成は次のとおりです。

 


関連マニュアル

 


WebLogic Server 環境の新機能と変更点

以下の節では、WebLogic Server の主な変更点と改良点について説明します。

プロダクション環境でのサーバの自動チューニング

新しい自動チューニング機能は、時間の経過やアプリケーションごとにサービス レベルの要件が変わるプロダクション環境において、WebLogic Server をコンフィグレーションするプロセスを簡素化します。自動チューニングによって、需要のピーク時におけるデッドロックを防ぐことができます。自動チューニング機能は、WebLogic Server 環境で、さまざまなパフォーマンスや可用性の要件を持つ複数のアプリケーションをホストしている場合にも便利です。たとえば、バックエンドの在庫管理アプリケーションよりも、ユーザに対応する注文処理アプリケーションに、より多くのリソースを割り当てることができます。

新しい方式のキューを利用すると、管理者は、カスタムの実行キューをコンフィグレーション、モニタ、チューニングする際の手間や複雑さを避けて、より効率的に処理リソースを割り当てたり、パフォーマンスを管理したりできます。

WebLogic Server の主な自動チューニング機能は次のとおりです。

詳細については、「ワーク マネージャを使用したスケジューリング済み作業の最適化」を参照してください。

可用性を向上させる新しい過負荷保護機能

WebLogic Server 9.0 では、システムへの負荷がアプリケーションのパフォーマンスや安定性に影響するレベルまで増大したことを検知する機能が追加されました。過負荷保護と呼ばれるこの新機能は、過負荷の悪影響を回避および最小化するための重要な機能です。

新しい過負荷保護機能は、メモリ不足 (OOM) 例外や実行キューの過負荷からサーバ インスタンスを守り、サーバやクラスタの可用性を向上させます。

詳細については、「過負荷の回避と管理」を参照してください。

サーバ インスタンス間のトラフィックを管理できるネットワーク チャネル

ネットワーク チャネルでは、外部のネットワーク トラフィックの管理に加えて、サーバ インスタンス間のネットワーク トラフィックを管理できるようになりました。ネットワーク チャネルのコンフィグレーションと制御に関する新機能と改良点は次のとおりです。

詳細については、「ネットワーク リソースのコンフィグレーション」を参照してください。

システム全体の永続ストア

WebLogic 永続ストアは、永続性を必要とする WebLogic Server のサブシステムとサービス、特に、存続期間の短いデータ オブジェクト (JMS サーバのトランザクション メッセージなど) の作成や削除が必要なサブシステムに向けた、組み込みの高性能なストレージ ソリューションです。ドメインの各サーバ インスタンスには、コンフィグレーションの不要な、複数のサブシステムで同時に使用できるデフォルトの永続ストアがあります。サブシステムでは、特定のストアを明示的に選択する必要はなく、システムのデフォルト ストレージを使用できます。サブシステムには、JMS サーバ、Web サービス、EJB タイマー サービス、ストア アンド フォワード サービス、JTA トランザクション ログ (TLOG) などがあります。管理者は、環境に合わせて、専用のファイルベースのストアや、JDBC でアクセス可能なストアをコンフィグレーションすることもできます。

詳細については、「WebLogic 永続ストアの使い方」を参照してください。

 

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