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ドメインのコンフィグレーションについて

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概要とロードマップ

このマニュアルでは、WebLogic Server® ドメインとそのコンフィグレーション方法について説明します。ドメインとは、WebLogic Server の基本的な管理単位です。1 つまたは複数の WebLogic Server インスタンス (および、それに関連付けられたリソース) で構成され、1 つの管理サーバで管理されます。

以下の節では、このガイド (『ドメインのコンフィグレーションについて』) の内容と構成について説明します。

 


マニュアルの内容と対象読者

このマニュアルは主に、1 つまたは複数の WebLogic サーバ ドメインで Web ベース アプリケーションを開発またはデプロイする J2EE システム設計者、アプリケーション開発者、およびシステム管理者を対象としています。

このマニュアルのトピックは、ソフトウェア プロジェクトの設計および開発段階に関連しています。このマニュアルでは、プロダクション段階での管理、モニタ、パフォーマンス チューニングについては扱いません。それらのトピックに関する WebLogic Server のドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。

このマニュアルでは、J2EE、XML の基本概念、一般的なネットワークやアプリケーション管理の概念について理解していることを前提としています。

 


このマニュアルのガイド

 


関連ドキュメント

システム管理のタスクや、使用できる各種ツールの詳細については、以下を参照してください。

WebLogic Server ドメインの作成とコンフィグレーションに使用できるツールの詳細については、以下を参照してください。

WebLogic Server でドメイン コンフィグレーションの永続化に使用される XML スキーマのリファレンスについては、『WebLogic Server Domain Configuration Schema Reference』を参照してください。

 


サンプルとチュートリアル

このマニュアルに加えて、ドメインのコンフィグレーションと管理に関連するコード サンプルとチュートリアルが用意されています。

オプションとして、BEA WebLogic Server Examples が WL_HOME/samples/server/examples/src/examples にインストールされます (WL_HOME はインストールされた WebLogic Server の最上位ディレクトリです)。このサンプルは、Windows マシンの [スタート] メニューからも利用できます。サンプルには、次のものが含まれています。

Avitek Medical Records サンプル アプリケーションは、J2EE プラットフォーム全般について簡潔に例示する WebLogic Server のサンプル アプリケーション スイートです。次の内容も含まれています。

 


このリリースでのドメインの新機能と変更点

WebLogic Server 9.0 では、WebLogic Server ドメイン コンフィグレーションに、いくつかの重要な変更点が導入されています。

config.xml の XML スキーマ

このリリースでは、WebLogic Server ドメインとインスタンスのコンフィグレーションに関するディスク上の表現が変更されました。以前のリリースでは、コンフィグレーション情報は config.xml という単一の XML リポジトリ ファイルに永続化され、デフォルトでは user_projects/domains/DOMAIN_NAME に格納されていました。このリリースの WebLogic Server では、config.xml は、ドメイン コンフィグレーション ファイルのフォーマットの検証に使用される XML スキーマ定義に従っています。また、config.xml には、それぞれの XML スキーマ定義に従っている他のコンフィグレーション ファイルのコンフィグレーション情報が組み込まれています。このリリースでは、config.xml は、デフォルトでは user_projects/domains/DOMAIN_NAME/config フォルダにあります。また、中心的な config.xml ファイルが参照する補助コンフィグレーション ファイルは、user_projects/domains/DOMAIN_NAME/config フォルダの下のサブフォルダに置かれています。詳細については、「ドメイン コンフィグレーション ファイル」を参照してください。

ドメイン ディレクトリ構造

このリリースでは、WebLogic Server ドメインのディスク上の表現を保持するディレクトリ構造が変更されました。ドメインの親ディレクトリは domains というディレクトリです。ドメインのコンフィグレーション情報は、domains/DOMAIN_NAME/config ディレクトリと、config ディレクトリのサブディレクトリに格納されます。詳細については、「ドメイン ディレクトリの内容」を参照してください。

コンフィグレーションの変更管理

WebLogic Server には、サーバ コンフィグレーションの変更を管理する新機能があります。この機能を利用すると、コンフィグレーションの変更をドメインに配布するための、安全で予測可能な手段を実装できます。また、Administration Console を使用してコンフィグレーションの変更を行うには、まず、コンソールでロックを取得する必要があります。

WebLogic Server の変更管理プロセスは、データベース トランザクションと似ています。管理サーバは、ドメイン コンフィグレーションの独立した編集可能な表現を保持しており、これを「編集階層」と呼びます。サーバ インスタンスは編集階層を参照しません。代わりに、読み込み専用の階層を使用して、各自のコンフィグレーションを検索します。編集プロセスを開始するには、編集階層でロックを取得して、他のユーザが変更を行えないようにします。変更が済んだら、変更内容を保存して、ドメイン内のすべてのサーバ インスタンスに配布します。変更が配布されると、各サーバでは、その変更を適用できるかどうかを判断します。すべてのサーバが変更を適用できる場合は、各サーバが動作中のコンフィグレーション階層を更新して、変更が完了します。

Administration Console には、「チェンジ センタ」というペインが導入されました。Administration Console を使用してコンフィグレーションを変更する場合は、まず、チェンジ センタで [ロックして編集] をクリックしてロックを取得する必要があります。必要に応じてコンフィグレーションを変更したら、チェンジ センタで次のいずれかを行います。

変更が、Administration Console、WebLogic Scripting Tool、JMX API のどれを使用して行われても、WebLogic Server は同じ方法でコンフィグレーションの変更を制御します。

詳細については、「コンフィグレーションの変更の管理」を参照してください。

 

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