WebLogic Tuxedo Connector 管理ガイド
WebLogic Integration と Tuxedo アプリケーションの接続
注意 : アプリケーションの統合方法の詳細については、「BEA WebLogic Integration 8.1 ドキュメント」を参照してください。
WebLogic Tuxedo Connector Tuxedo キュー ブリッジは、Tuxedo アプリケーションをビジネス ワークフローに統合するために必要なインフラストラクチャを WebLogic Integration ユーザに提供します。この章では、WebLogic Tuxedo Connector を使用して WebLogic Integration と Tuxedo を統合する方法について説明します。
WebLogic Integration と Tuxedo の同期接続
WebLogic Integration は、JATMI EJB を使用して Tuxedo に対してブロッキング呼び出しを実行します。このプロセスは、次の 3 つの部分で構成されます。
WebLogic Integration ビジネス オペレーションの定義
eLink アダプタの呼び出し
WebLogic Integration 例外ハンドラの定義
ビジネス オペレーションの定義
使用する JATMI メソッドの WebLogic Integration ビジネス オペレーションを定義します。
TypedFML32 バッファ操作メソッド。
JATMI tpcall()
メソッドを使用する。
例 : out_buffer = tpcall (service_name, in_buffer, flags)
eLink アダプタの呼び出し
WebLogic Integration プロセス フローから eLink アダプタを呼び出します。
定義されたビジネス オペレーションを使用して、TypedFML32 リクエスト バッファを構築する。
定義されたビジネス オペレーションを使用して、サービス名を指定する JATMI tpcall()
メソッドを呼び出す。
定義されたビジネス オペレーションを使用して、TypedFML32 応答バッファを処理する。
例外ハンドラの定義
例外を処理するために、WebLogic Integration 例外ハンドラを定義します。
WebLogic Integration と Tuxedo の同期非ブロッキング接続
WebLogic Integration は、Tuxedo サービスを同期的に呼び出すためにメッセージを送信します。
JMS キューと Tuxedo サービスへの呼び出し間の 1 対 1 の関係。
Tuxedo サービスからの応答と JMS キュー間の 1 対 1 の関係。
WebLogic Integration は、メッセージを JMS キューに書き込む。
メッセージが JMS キューに入ると、Tuxedo キュー ブリッジはターゲットの Tuxedo サービスにメッセージを移動する。
メッセージは、XML と FML32 間で変換される。
応答は、指定された JMS 応答キューに書き込まれる。
WebLogic Integration イベント ノードは、応答メッセージの応答キューを待機する。
WebLogic Integration と Tuxedo の非同期接続
WebLogic Integration は、確認された非同期メッセージを Tuxedo /Q に送信します。
JMS キューと Tuxedo /Q 間の 1 対 1 の関係。
WebLogic Integration は、メッセージを JMS キューに書き込む。
メッセージが JMS キューに入ると、Tuxedo キュー ブリッジはメッセージごとにターゲットの Tuxedo /Q にメッセージを移動する。
次のようなエラー メッセージは、指定した JMS エラー キューに転送される。
インフラストラクチャ エラー。
XML/FML32 変換エラー。
非同期 Tuxedo /Q と WebLogic Integration の接続
Tuxedo /Q は、確認された非同期メッセージを WebLogic Integration に送信します。
JMS キューと Tuxedo /Q 間の 1 対 1 の関係。
Tuxedo は、メッセージを Tuxedo /Q に書き込む。
メッセージが Tuxedo /Q でコミットされると、そのメッセージは Tuxedo /T Domain ゲートウェイを介して WebLogic Tuxedo Connector Tuxedo キュー ブリッジおよびターゲット JMS キューに転送される。
Tuxedo から転送できないメッセージは、Tuxedo /Q エラー キューに入れられる。
次のようなエラーのメッセージは、指定した Tuxedo /Q エラー キューに転送される。
インフラストラクチャ エラー。
FML32/XML 変換エラー。
JMS キューのメッセージを待機するワークフローが作成される。これは、既存のワークフロー インスタンスの Start ワークフロー ノードまたは Event ノードで定義されます。
Tuxedo と WebLogic Integration の双方向非同期接続
Tuxedo は、WebLogic Integration プロセス フローのブロッキング呼び出しを実行します。JMS から Tuxedo /Q へ、および Tuxedo /Q から JMS へ接続するには、2 つの非同期インスタンスを使用します。