WebLogic Server 9.1 アプリケーションのデプロイメント
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weblogic.PlanGenerator は、Java ベースのデプロイメント コンフィグレーション ツールです。主に、WebLogic Server デプロイメント コンフィグレーションの各部分を XML デプロイメント プランにエクスポートする必要のある開発者向けです。また、weblogic.PlanGenerator を使用すると、J2EE デプロイメント記述子しかないアプリケーション用の基本的な WebLogic Server コンフィグレーションを生成できます。
WebLogic Scripting Tool (WLST) を使用してのデプロイメント コンフィグレーション処理の実行については、『WebLogic Scripting Tool ガイド』も参照してください。
以下の節では、weblogic.PlanGenerator ユーティリティの使い方について説明します。
weblogic.PlanGenerator は、アプリケーションまたはスタンドアロン モジュールのための WebLogic Server デプロイメント コンフィグレーション ファイルを生成します。weblogic.PlanGenerator には、2 つの主要な機能があります。
デフォルトでは、weblogic.PlanGenerator はアプリケーションのデプロイメント プランをアプリケーションのルート ディレクトリにある plan.xml という名前のファイルに書き込みます。アプリケーションがアプリケーションのルート ディレクトリにない場合、weblogic.PlanGenerator は plan.xml を <your_dir>/config/deployments/<user>/<application_name>/plan に書き込みます。各文字列の意味は以下のとおりです。
your_dir は、プロパティ java.io.tmpdir で指定されている場合は、TEMP ディレクトリ。プロパティ java.io.tmpdir が指定されていなければ、your_dir は WebLogic Server のドメイン ディレクトリです。user はユーザ名。application は、アプリケーションの名前。
weblogic.PlanGenerator ユーティリティを使用するように環境を設定するには、次の手順に従います。
java weblogic.PlanGenerator [Options] [filespec]
-root オプションを付けてアプリケーションのインストール ルート ディレクトリを指定すること。すべての場合において、filespec で識別されるアプリケーションには、有効な J2EE デプロイメント記述子ファイルが含まれている必要があります。
アプリケーション ルート ディレクトリを -root オプションで指定しなかった場合、またはデプロイメント プランのパスおよび名前を -plan オプションで指定しなかった場合、デフォルトでは weblogic.PlanGenerator はアプリケーションのデプロイメント プランをアプリケーションのルート ディレクトリにある plan.xml という名前のファイルに書き込みます。アプリケーションのルート ディレクトリが見つからない場合、weblogic.PlanGenerator は plan.xml を <your_dir>/config/deployments/<user>/<application_name>/plan に書き込みます。各文字列の意味は次のとおりです。
your_dir は、プロパティ java.io.tmpdir で指定されている場合は、TEMP ディレクトリ。プロパティ java.io.tmpdir が指定されていなければ、your_dir は WebLogic Server のドメイン ディレクトリです。user はユーザ名。application は、アプリケーションの名前。次の表では、各 weblogic.PlanGenerator オプションを説明します。
表 7-2 weblogic.PlanGenerator オプション
以下の節では、一般的なコンフィグレーションおよびエクスポートのシナリオを、weblogic.PlanGenerator 構文の例と共に説明します。
インストール ルート ディレクトリを使用してアプリケーションを格納する場合、ルート ディレクトリを -root オプションで指定していると、生成されたデプロイメント プラン ファイルは、ルート ディレクトリの plan サブディレクトリに自動的に格納されます。
java weblogic.PlanGenerator -root /appRelease/MyApplication
上の例では、plan.xml ファイルは自動的に /appRelease/MyApplication/plan に格納されます。
次のコマンドでは、既存のプランを入力として使用し、アプリケーション ルート ディレクトリの /plan サブディレクトリに新しいプランを生成します。
java weblogic.PlanGenerator -useplan /plans/MyApplication_template.xml
-root /appRelease/MyApplication
テンプレート デプロイメント プランへエクスポートされる WebLogic Server デプロイメント記述子コンポーネントの指定には、-all、-configurables、-dependencies、-declarations、-dynamics、および -none の各オプションを使用できます。次のコマンドでは、コンフィグレーション可能なすべてのプロパティを、テンプレート デプロイメント プラン内の null 変数にエクスポートします。
java weblogic.PlanGenerator -root /appRelease/MyApplication -all
デプロイメント コンフィグレーションのエクスポートの詳細については、「新しい環境にデプロイするためのアプリケーションのエクスポート」を参照してください。
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