WebLogic JDBC のコンフィグレーションと管理
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WebLogic Server は、以下の機能を提供するサードパーティ JDBC ドライバと連携して動作します。
Serializable または Remote インタフェースを実装しないサードパーティ JDBC ドライバは、リモート クライアント アプリケーションにオブジェクトを渡すことができません。
この章では、WebLogic Server でサードパーティ JDBC ドライバを設定および使用する方法を説明します。この節の内容は以下のとおりです。
WebLogic Server では、以下のサードパーティ JDBC ドライバがインストールされています。
ojdbc14.jar
)jConnect.jar
)、5.5 (jconn2.jar
)、および 6.0 (jconn3.jar)これらのドライバは、weblogic.jar
と一緒に WL_HOME\server\lib
フォルダ (WL_HOME は WebLogic Server のインストール先フォルダ) にインストールされます。weblogic.jar
のマニフェストには、これらのファイルがリストされており、weblogic.jar
のロード時 (サーバの起動時) にロードできます。したがって、CLASSPATH
にこれらの JDBC ドライバを追加する必要はありません。WebLogic Server でインストールされていないサードパーティ JDBC ドライバを使用する予定がある場合は、それらのドライバをインストールする必要があります。インストール作業には、ドライバ ファイルへのパスで CLASSPATH
を更新することが含まれます。また、データベース クライアント ファイルへのパスで PATH
を更新する場合もあります。
注意 : WebLogic Server では、DataDirect の WebLogic Type 4 JDBC ドライバもインストールされます。詳細については、『WebLogic Type 4 JDBC ドライバ ガイド』を参照してください。
WebLogic Server でインストールされる別バージョンのドライバを使用する予定がある場合は、WL_HOME
\server\lib
内のドライバ ファイルを更新バージョンに置き換えるか、または CLASSPATH
の前に新しいファイルを追加することができます。
WebLogic Server でインストールされるドライバのコピーや、その他のサポート ファイルは、WL_HOME\server\ext\jdbc\
にインストールされます。このフォルダには、各 DBMS 用にサブディレクトリがあります。WebLogic Server でインストールされたドライバのバージョンに戻す必要がある場合は、ファイルを WL_HOME\server\ext\jdbc\
DBMS
から WL_HOME
\server\lib
にコピーできます。
注意 : WebLogic Server ではまた、PointBase 5.1 JDBC ドライバと、PointBase DBMS の評価版が、WebLogic Server サンプルと一緒に WL_HOME
\common\eval\pointbase
にインストールされています。PointBase Server は、WebLogic Server 評価版でのみサポートされ WebLogic Server 配布キットに含まれる完全な Java DBMS 製品で、試用版のカスタム アプリケーションとして、または WebLogic Server に付属するサンプル アプリケーションの一部として提供されます。評価を目的としない開発やプロダクションで PointBase Server を使用するには、エンド ユーザが PointBase からライセンスを別途取得する必要があります。
WebLogic Server に含まれているドライバ以外のサードパーティの JDBC ドライバを使用する場合は、CLASSPATH
に JDBC のドライバ クラスに対するパスを追加する必要があります。サードパーティの JDBC ドライバを使用するときに Windows、および UNIX の環境に合わせた CLASSPATH
を設定する方法について以下の節で説明します。これらの変更は、WebLogic Server の起動に使用するスクリプトで行います。
次のように、CLASSPATH
に JDBC ドライバ クラスと weblogic.jar
へのパスを指定します。
set CLASSPATH=
DRIVER_CLASSES
;
WL_HOME
\server\lib\weblogic.jar;
%CLASSPATH%
ここで、DRIVER_CLASSES
は、JDBC ドライバ クラスへのパス、WL_HOME
は、WebLogic Server をインストールしたディレクトリを表します。
次のように、CLASSPATH
に JDBC ドライバ クラスと weblogic.jar
へのパスを追加します。
export CLASSPATH=
DRIVER_CLASSES
:
WL_HOME
/server/lib/weblogic.jar:
$CLASSPATH
ここで、DRIVER_CLASSES
は、JDBC ドライバ クラスへのパス、WL_HOME
は、WebLogic Server をインストールしたディレクトリを表します。
10g バージョンの Oracle Thin Driver のグローバリゼーション サポートとして、Oracle では nls_charset.zip
に代わる orai18n.jar
ファイルを提供しています。Oracle のオブジェクト型およびコレクションにおいて CHAR および NCHAR 型のデータに、US7ASCII、WE8DEC、WE8ISO8859P1、および UTF8 以外の文字セットを使用している場合には、CLASSPATH
に orai18n.jar
を含める必要があります。orai18n.jar
は、WebLogic Server のインストール時に WL_HOME
\server\ext\jdbc\oracle\10g
フォルダに格納されます。このファイルは weblogic.jar マニフェスト ファイルからは参照されないため、CLASSPATH
に追加しなければ使用できません。
WL_HOME
\server\ext\jdbc\oracle\10g
フォルダには、ojdbc14_g.jar
ファイルが入っています。これは、デバッグおよび追跡をサポートするクラスを備えたバージョンの、Oracle Thin Driver です。Oracle Thin Driver をデバッグ モードで使用するには、CLASSPATH
の最初に、このファイルへのパスを追加します。
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