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WebLogic Server 9.0 以降のリリースでは、JMS にストア アンド フォワードという高度な機能が備わっています。ストア アンド フォワード機能を使用すると、ローカル サーバ インスタンスからリモートの JMS 送り先に対して高パフォーマンスのメッセージ転送を行えます。『WebLogic ストア アンド フォワードのコンフィグレーションと管理』の「ストア アンド フォワード サービスについて」を参照してください。
以下の節では、ストア アンド フォワード (SAF) アプリケーションから最高のパフォーマンスを引き出すための方法を示します。
Note: | 外部送り先や WebLogic 9.0 よりも前のリリースの送り先にメッセージを格納および転送 (ストア アンド フォワード) するためには、現在もメッセージング ブリッジが必要です。 |
] を増加する。デフォルトでは、JMS SAF エージェントはメッセージを 10 個まで含められるバッチにまとめて転送します。メッセージのサイズが小さい場合、転送する各バッチ内のメッセージ数を増やすことでパフォーマンスが 2 ~ 3 倍になることがあります。小さなメッセージでは [ウィンドウ サイズ
] の初期値を 100 とするとより適切です。 この値は、後で環境に合わせて最適化できます。 Note: | 大きなサイズのメッセージを処理するアプリケーションで [ウィンドウ サイズ ] を変更しても、パフォーマンスが向上する可能性が低いので、お勧めしません。[ウィンドウ サイズ ] では WS-RM SAF の動作もチューニングされるので、[両方 ] タイプの SAF エージェントでこのパラメータをチューニングするのは適切ではありません。 |
] を増加する。デフォルトでは、JMS SAF エージェントの [ウィンドウ間隔
] の値は 0 で、メッセージは到着するとすぐに転送されます。この設定では、効果的な [ウィンドウ サイズ
] がコンフィグレーションされた値よりかなり小さくなることがあるため、パフォーマンスが低下する場合があります。[ウィンドウ間隔
] の初期値としてより適切な値は 500 ミリ秒です。この値は、後で環境に合わせて最適化できます。ここで言う小さなメッセージとは数 K よりも小さなものを指します。大きなメッセージとはおよそ 10 K のものを指しています。Note: | [ウィンドウ間隔 ] の変更では、フォワーダがすでにメッセージを到着と同じ速度で転送できている場合にのみパフォーマンスが向上します。この場合、フォワーダは新しく届いたメッセージをすぐに転送するのではなく、休止してより多くのメッセージを蓄積してからバッチとして転送します。結果としてバッチ サイズが大きくなるため、転送スループットが向上して全体的なシステム ディスクおよび CPU の使用率が低減されますが、レイテンシは増大します。 |
] の値を [1 回以上
] に設定する。