WebLogic リソース アダプタ プログラマーズ ガイド
weblogic-ra.xml スキーマ
この付録の以下の節では、WebLogic Server 固有のデプロイメント記述子 weblogic-ra.xml で定義できるデプロイメント記述子要素について説明します。weblogic-ra.xml
のスキーマは
http://www.bea.com/ns/weblogic/90/weblogic-ra.xsd です。リソース アダプタ アーカイブ (RAR) に weblogic-ra.xml
デプロイメント記述子が含まれていない場合、WebLogic Server はデプロイメント記述子要素のデフォルト値を自動的に選択します。
weblogic-connector
weblogic-connector
要素は、デプロイされるリソース アダプタ用の、WebLogic 固有のデプロイメント記述子のルート要素です。weblogic-connector
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-1 weblogic-connector の下位要素
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リソース アダプタで必要なすべてのネイティブ ライブラリが存在するディレクトリを指定する。
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リソース アダプタ Bean が指定されている場合にのみ必須
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リソース アダプタの JNDI 名を指定する。リソース アダプタ Bean はこの名前で JNDI ツリーに登録される。リソース アダプタ Bean が指定されていない場合は必須の要素とはならない。リソース アダプタ Bean のないリソース アダプタの JNDI 名を指定すると、要素は機能しなくなる。
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enable-access-outside-app
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J2CA 1.5 仕様で規定されているように、リソース アダプタがアプリケーション (つまり EAR) の内部にパッケージ化されている場合、そのアプリケーション内のコンポーネントのみがリソース アダプタにアクセスできる。この要素を使用すると、この機能をオーバーライドできる。
注意 : |
この要素はスタンドアロンのリソース アダプタには適用されない。 |
false に設定した場合、リソース アダプタと同じアプリケーション内のクライアントのみが、リソース アダプタにアクセスできる。
注意 : |
(このリリースでサポートされる) バージョン 1.0 リソース アダプタでは、この要素のデフォルト値は true に設定される。 |
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enable-global-access-to- classes
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true (デフォルト) に設定すると、リソース アダプタのクラスにグローバルにアクセスできるようになる。
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この複合要素では、リソース アダプタ Bean で使用されるワーク マネージャを作成するための、すべてのコンフィグレーション可能な要素を指定する。 work-manager 要素は weblogic-j2ee.xsd スキーマからインポートされます。
ワーク マネージャは、デッドロックを回避し、同時実行性の制約を受けながら最適なスループットを実現するために、作業スレッドの数を動的に調整する。応答時間の目標値、シェア、優先順位などの目標も達成する。
work-manager の下位要素については、「 work-manager」を参照。
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この複合要素では、リソース アダプタの処理に関するすべてのセキュリティ パラメータを指定する。
コネクタ コンテナが使用するセキュリティのデフォルトについては、「 security」を参照。
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この複合要素は、 ra.xml ファイルでリソース アダプタ Bean に対して指定されたプロパティをオーバーライドするのに使用する。
properties の下位要素については、「 properties」を参照。
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この複合要素では、リソース アダプタのすべての管理オブジェクトを定義する。 outbound-resource-adapter 複合要素と同様に、 admin-objects 複合要素には、コンフィグレーションのスコープを指定する 3 つの階層的なプロパティ レベルがある。
グローバル レベル - このレベルでは、リソース アダプタのすべての管理オブジェクトに適用するパラメータを指定する。それには、default-properties 要素を使用する。「default-properties」を参照。
グループ レベル - このレベルでは、ra.xml デプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるパラメータを指定する。それには、admin-object-group 要素を使用する。グループで指定されたプロパティは、グローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。「admin-object-group」を参照してください。
インスタンス レベル - 各管理オブジェクト グループの下で、admin-object-instance 要素を使用して、管理オブジェクト インスタンスを指定できる。これらはリソース アダプタの管理オブジェクト インスタンスに相当する。インスタンス レベルでプロパティを指定すると、グループ レベルやグローバル レベルで指定された同じプロパティをオーバーライドできる。「admin-object-instance」を参照。
admin-objects の下位要素については、「 admin-objects」を参照。
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outbound-resource-adapter
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この複合要素では、リソース アダプタの発信コンポーネントについて記述する。 admin-objects 複合要素と同様に、この複合要素には、発信接続プールを定義するためのコンフィグレーションのスコープを指定する 3 つの階層的なプロパティ レベルがある。
グローバル レベル - このレベルでは、default-connection-properties 要素を使用して、リソース アダプタのすべての発信接続プールに適用するパラメータを指定する。「default-connection-properties」を参照してください。
グループ レベル - このレベルでは、connection-definition-group 要素を使用して、ra.xml デプロイメント記述子で指定された特定の接続ファクトリに属する、すべての発信接続に適用されるパラメータを指定する。ra.xml の接続ファクトリと weblogic-ra.xml の接続定義グループの間には、1 対 1 の対応関係があります。グループで指定されたプロパティは、グローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。「connection-definition-group」を参照してください。
インスタンス レベル - 各接続定義グループの下に、接続インスタンスを指定できる。これは、リソース アダプタに対する個別の接続プールに相当します。このレベルでパラメータを指定すると、グループ レベルやグローバル レベルで指定された同じパラメータをオーバーライドできる。「connection-instance」を参照してください。
outbound-resource-adapter の下位要素については、「 outbound-resource-adapter」を参照。
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work-manager
work-manager
要素は、リソース アダプタ Bean で使用されるワーク マネージャを作成するときにコンフィグレーション可能な、すべての要素の指定に使用する複合要素です。work-manager
要素は weblogic-j2ee.xsd
スキーマからインポートされます。work-manager
要素の中に以下の下位要素をコンフィグレーションできます。
表 9-2 work-manager の下位要素
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J2CA 1.5 仕様では、リソース アダプタからアプリケーション サーバに作業スレッドを送信する方法を説明している。この作業スレッドは WebLogic Server ワーク マネージャによって管理される。ワーク マネージャは、デッドロックを回避し、同時実行性の制約を受けながら最適なスループットを実現するために、作業スレッドの数を動的に調整する。応答時間の目標値、シェア、優先順位などの目標も達成する。
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response-time-request-class fair-share-request-class context-request-class request-class-name
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work-manager 要素には、以下の 4 つの要素のうち 1 つだけ含めることができる。
response-time-request-class - アプリケーションの応答時間リクエスト クラスを定義する。応答時間は goal-ms 属性にミリ秒単位で定義する。増分は ((目標値 - T) Cr)/R。T は平均スレッド使用時間、R は到着率、Cr はフェア シェアよりも応答時間目標値を優先させるための係数。
fair-share-request-class - フェア シェア リクエスト クラスを定義する。フェア シェアは、デフォルト シェアに対する属性値の割合で定義される。したがって、デフォルトは 100 になる。増分は Cf/(P R T)。P は割合、R は到着率、T は平均スレッド使用時間、Cf はフェア シェアの優先順位を応答時間目標値よりも低くするための係数。
context-request-class - コンテキスト クラスを定義する。コンテキスト情報 (現在のユーザまたはそのロール、クッキー、作業領域などのフィールド) をサービス クラス名にマッピングした複数のケースを指定して、コンテキストを定義する。
request-class-name - リクエスト クラス名を定義する。
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min-threads-constraint-name
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min-threads-constraint - 制約対象の作業セットのリクエストに割り当てられるスレッドの数を確保して、デッドロックを回避するために使用する。デフォルトはゼロです。min-threads の値を 1 に設定すると、ピアから同期的に呼び出されるレプリケーション更新リクエストなどの場合に便利。
min-threads-constraint-name - min-threads-constraint 要素の名前を定義する。
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max-threads-constraint-name
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max-threads-constraint - 制約対象の作業セットからのリクエストを実行する同時スレッドの数を制限する。デフォルトは無制限です。たとえば、最大スレッド数が 10 に定義された制約を 3 つのエントリ ポイントで共有するとします。このスケジューリング ロジックでは、3 つのエントリ ポイントからの要求を 10 個以下のスレッドで実行します。
max-threads-constraint-name - max-threads-constraint 要素の名前を定義する。
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capacity - 制約を定義して、「制約対象の作業セット」と呼ばれるエントリ ポイントのセットに適用できる。この容量に達した場合にのみ、サーバはリクエストの拒否を開始する。デフォルトはゼロです。容量には、制約対象の作業セットからの全リクエスト (キューにあるリクエストと実行中のリクエスト) が含まれる。この制約は、独自にフロー制御を行う JMS のようなサブシステムを主な対象としている。この制約は、グローバル キューのしきい値とは無関係です。
capacity-name - capacity 要素の名前を定義する。
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security
security 複合要素には、コネクタ コンテナに対してコンフィグレーション可能なデフォルトのセキュリティ情報が含まれます。詳細については、「リソース アダプタのセキュリティ ID のコンフィグレーション」を参照してください。
表 9-3 security の下位要素
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リソース アダプタへの呼び出しに使用されるデフォルトのセキュア ID を指定する。
この値を指定しない場合、デフォルトは匿名 ID になる。その場合は、セキュリティ ID がないのと同じことになる。
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起動、停止、テスト、縮小、トランザクション管理などの、リソース アダプタのさまざまな管理タスクの実行に使用されるセキュア ID を指定する。
指定しない場合、デフォルトは default-principal-name の値になる。 default-principal-name が指定されていない場合、匿名 ID がデフォルトになる。
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接続要求時にコネクタ コンテナからリソース アダプタ コードへのすべての呼び出しで使用されるセキュア ID を指定する (この要素は現在、発信機能にのみ適用される)。
指定しない場合、デフォルトは default-principal-name の値になる。 default-principal-name が指定されていない場合、リクエストの呼び出し側の ID が使用される。
この要素の下位要素については、「 run-as-principal-name」を参照。
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run-work-as-principal-name
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リソース アダプタによって開始されたすべての Work インスタンスの実行に使用されるセキュア ID を指定する。
指定しない場合、デフォルトは default-principal-name の値になる。 default-principal-name が指定されていない場合、作業の開始に使用された ID が使用される。
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default-principal-name
default-principal-name
要素には以下の下位要素が含まれます。
表 9-4 default-principal-name の下位要素
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プリンシパル名を使用することを指定する。定義済みの WebLogic Server ユーザ名と一致しなければならない。
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manage-as-principal-name
manage-as-principal-name
要素には以下の下位要素が含まれます。
表 9-5 manage-as-principal-name の下位要素
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プリンシパル名を使用することを指定する。定義済みの WebLogic Server ユーザ名と一致しなければならない。
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run-as-principal-name
run-as-principal-name
要素には以下の下位要素が含まれます。
表 9-6 run-as-principal-name の下位要素
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プリンシパル名を使用することを指定する。定義済みの WebLogic Server ユーザ名と一致しなければならない。
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run-work-as-principal-name
run-work-as-principal-name
要素には以下の下位要素が含まれます。
表 9-7 run-work-as-principal-name の下位要素
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プリンシパル名を使用することを指定する。定義済みの WebLogic Server ユーザ名と一致しなければならない。
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properties
properties
要素は weblogic-connector
要素の下位要素であり、ra.xml
でリソース アダプタ Bean に対して指定されたプロパティのコンテナです。1 つまたは複数の property
要素を保持します。
properties
要素の内部に property
要素を次のように定義します。
表 9-8 properties の下位要素
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property 要素は、 ra.xml ファイルでリソース アダプタ Bean に対して指定されたプロパティをオーバーライドするのに使用する。
name - config-property-name 要素 ( ra.xml デプロイメント記述子の config-property の下位要素) と同じ名前を指定する。このパラメータを設定すると、 ra.xml の関連する config-property-value 要素はオーバーライドされる。この要素は必須。
value - config-property-value 要素 ( ra.xml デプロイメント記述子の config-property の下位要素) をオーバーライドする値を指定する。この要素は省略可能。
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admin-objects
admin-objects
複合要素では、リソース アダプタのすべての管理オブジェクトを定義します。outbound-resource-adapter 複合要素と同様に、admin-objects
複合要素には、指定できる 3 つの階層的なプロパティ レベルがあります。
admin-objects
要素は weblogic-connector
要素の下位要素です。admin-objects
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-9 admin-objects の下位要素
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リソース アダプタのすべての管理オブジェクトに適用されるデフォルト プロパティを (グローバル レベルで) 指定する。
default-properties 要素には 1 つまたは複数の property 要素を含めることができる。各 property 要素には名前と値のペアを入れる。
「 properties」を参照。
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ra.xml デプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるデフォルト パラメータを指定する。グループで指定されたプロパティは、グローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。
admin-object-group の下位要素については、「 admin-object-group」を参照。
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admin-object-group
admin-object-group
要素は管理オブジェクト グループの定義に使用されます。グループ レベルでは、ra.xml
デプロイメント記述子で指定された特定の管理オブジェクト グループに属する、すべての管理オブジェクトに適用されるパラメータを指定します。グループで指定されたプロパティは、グローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。
admin-object-interface
要素 (admin-object-group
要素の下位要素) は、各 admin-object-group
に必須のユニークな要素 (キー) として機能します。weblogic-ra.xml
の admin-object-interface
要素と ra.xml
の adminobject-interface
要素の間には、1 対 1 の関係がなければなりません。
admin-object-group
要素は weblogic-connector
要素の下位要素です。admin-object-group
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-10 admin-object-group の下位要素
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admin-object-interface 要素は、各 admin-object-group に必須のユニークな要素 (キー) として機能する。 weblogic-ra.xml の admin-object-interface 要素と ra.xml の adminobject-interface 要素の間には、1 対 1 の関係がなければなりません。
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この管理オブジェクト グループ内のすべての管理オブジェクトに適用される、すべてのデフォルト プロパティを指定する。
default-properties 要素には 1 つまたは複数の property 要素を含めることができる。各 property 要素には名前と値のペアを入れる。
「 properties」を参照。
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管理オブジェクト グループ内の 1 つまたは複数のオブジェクト インスタンス (リソース アダプタの管理オブジェクト インスタンスに相当する) を指定する。インスタンス レベルでプロパティを指定すると、グループ レベルやグローバル レベルで指定された同じプロパティをオーバーライドできる。下位要素については、「 admin-object-instance」を参照。
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admin-object-instance
admin-object-instance
の下に以下の下位要素を定義できます。
表 9-11 admin-object-instance の下位要素
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jndi-name / resource-link
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管理オブジェクト インスタンスの参照名を定義する管理オブジェクト グループ。接続インスタンスの JNDI 名となる参照名またはリソース リンクを指定できる。
( jndi-name 要素を指定して) JNDI 名を指定した場合、接続プールは、アプリケーションの外部のクライアントから参照可能な JNDI にバインドされる。
リソース アダプタを外部の他のアプリケーションから参照できるようにする必要がない場合は、 resource-link 値を指定する。
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管理オブジェクト インスタンスに適用されるすべてのプロパティを定義する。
admin-object-properties 要素には 1 つまたは複数の property 要素を含めることができる。各 property 要素には名前と値のペアを入れる。
「 properties」を参照。
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outbound-resource-adapter
outbound-resource-adapter
要素は weblogic-connector
要素の下位要素です。outbound-resource-adapter
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-12 outbound-resource-adapter の下位要素
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default-connection-properties
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この複合要素を使用して、プロパティをグローバル レベルで指定する。このレベルで、ユーザはリソース アダプタのすべての発信接続プールに適用されるパラメータを指定できる。
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connection-definition-group
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この要素を使用して、すべての接続定義グループを指定する。 ra.xml デプロイメント記述子内の接続ファクトリと weblogic-ra.xml デプロイメント記述子内のグループとの間には、1 対 1 の対応関係がなければならない。 ra.xml 内のすべての接続ファクトリに対して、 weblogic-ra.xml デプロイメント記述子にグループが存在していなくてもよい。ただし、グループが存在する場合は、そのグループに少なくとも 1 つの接続インスタンスが含まれている必要がある。
グループで指定されたプロパティは、 default-connection-properties を使用してグローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドする。
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default-connection-properties
default-connection-properties
要素は outbound-resource-adapter
要素の下位要素です。default-connection-properties
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-13 default-connection-properties の下位要素
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この接続ファクトリの接続プール固有のパラメータを指定するための親要素となる。WebLogic Server はここでの指定を使用して、ManagedConnection のプールの動作を制御する。
この要素は省略可能。この要素またはこの要素の特定の項目を指定しない場合は、デフォルト値が割り当てられる。指定されているデフォルト値については、それぞれの要素の説明を参照。
下位要素については、「 pool-params」を参照。
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リソース アダプタの ManagedConnectionFactory および ManagedConnection オブジェクトのロギングをコンフィグレーションするパラメータが含まれる。
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特定の接続ファクトリのトランザクション サポートのレベルを指定する。 ra.xml デプロイメント記述子で指定された transaction-support 値 (リソース アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値) をオーバーライドできる。
transaction-support の値は以下のいずれかです。
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authentication-mechanism 要素では、リソース アダプタの特定の接続ファクトリでサポートされる認証メカニズムを指定する。 ra.xml デプロイメント記述子で指定された authentication-mechanism 値 (リソース アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値) をオーバーライドできる。
BasicPassword メカニズム タイプでは javax.resource.spi.security.PasswordCredential インタフェースをサポートする必要がある。
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特定の接続ファクトリで、既存の ManagedConnection インスタンスの再認証をサポートするかどうかを指定するブール値。 ra.xml デプロイメント記述子で指定された reauthentication-support 値 (リソース アダプタのすべての接続ファクトリのデフォルトとなる値) をオーバーライドできる。
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properties 要素には 1 つまたは複数の property 要素を入れる。property 要素では、デフォルト接続に適用される name および value 下位要素を定義する。
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コンテナ管理によるセキュリティまたはアプリケーション管理によるセキュリティのどちらを使用するかを指定する。この要素の値は Application または Container 。デフォルト値は Container。
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pool-params
pool-params
要素は default-connection-properties
要素の下位要素です。pool-params
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-14 pool-params の下位要素
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ManagedConnection の初期数を指定する。WebLogic Server はデプロイメント中にこの数の接続を作成しようとする。
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WebLogic Server が許容する ManagedConnection の最大数を指定する。この制限を超えて ManagedConnection の割り当てを要求すると、呼び出し側に ResourceAllocationException が返される。
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追加の ManagedConnection の最大数を指定する。WebLogic Server は、保持している接続プールのサイズを変更する際にこの数の接続を作成しようとする。
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システム リソースを制御する手段として、未使用の ManagedConnection を破棄して接続プールから削除するかどうかを指定する。
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接続プール マネージャが未使用の ManagedConnection を破棄しようとする間隔 (秒単位) を指定する。
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接続プールの接続を予約するのを待ちながら、同時にブロックできるスレッドの最大数を指定する。
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接続の更新などの目的でアプリケーションから使用できなくなる、プール内の ManagedConnection の最大数を指定する。
バックエンド システムが使用できなくなった場合などに、接続プールの制御以外の要因で、指定値を超えることもある。
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connection-creation-retry-frequency-seconds
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connection-reserve-timeout-seconds
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プールの接続を予約する呼び出しがタイムアウトするまでの秒数を指定する。
デフォルト値 : -1 (リソースを予約する場合はブロックしない)
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test-connections-on-create
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test-connections-on-release
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解放されてプールに戻されるときの接続のテストを有効にする。
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test-connections-on-reserve
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profile-harvest-frequency-seconds
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接続プールのプロファイルを収集する頻度を指定する。
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ignore-in-use-connections-enabled
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この要素を使用して、接続プールが停止されるときに、その時点で使用中の接続を無視するかどうかを指定する。
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match-connections-supported
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リソース アダプタが ManagedConnectionFactory.matchManagedConnections() メソッドをサポートするかどうかを示す。リソース アダプタがこのメソッドをサポートしない (このメソッドに対して常に null を返す) 場合、WebLogic Server は接続リクエストのこのメソッド呼び出しを無視する。
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logging
logging
要素は default-connection-properties
要素の下位要素です。logging
要素の内部には以下の要素を定義できます。
表 9-15 logging の下位要素
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ManagedConnectionFactory または ManagedConnection から生成された出力を送るログ ファイルの名前を指定する。
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ManagedConnectionFactory または ManagedConnection に対してログ ライターが設定されているかどうかを示す。この要素を true に設定すると、 ManagedConnectionFactory または ManagedConnection から生成された出力は、 log-filename 要素で指定したファイルに送られる。
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指定できる値は bySize 、 byName 、 none 。
bySize - ログ ファイルが file-size-limit に指定したサイズに達すると、ファイル名が FileName.n に変更される。
byName - file-time-span に指定した間隔で、ファイル名が FileName.n に変更される。ファイル名が変更されると、以後のメッセージは log-filename に指定した名前の新しいファイルに蓄積される。
none - メッセージは 1 つのファイルに蓄積される。ログのサイズが大きくなった場合、ファイルの内容を消去する必要がある。
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古いログ メッセージを保存するためにこのサーバ インスタンスが作成するファイルの数を制限するかどうかを指定する (rotation-type で bySize を指定する必要がある)。この制限に達すると、最も古いファイルが上書きされる。このオプションを有効にしない場合、新しいファイルが無制限に作成されていくため、作成されたファイルを必要に応じて削除する必要がある。
number-of-files-limited を true に設定して有効にした場合、サーバは rotationType 変数を参照してログ ファイルのローテーション方法を判断する。ローテーションでは、新しいファイルを作成するのではなく、既存のファイルが上書きされる。 number-of-files-limited を false に設定すると、サーバは同じログ ファイルを上書きしないで、多数のログ ファイルを作成する。
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ログをローテーションする場合にサーバで作成されるログ ファイルの最大数。この数には、現在のメッセージを格納するためにサーバで使用されているファイルは含まれない ( number-of-files-limited を有効にする必要がある)。
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サーバでログ メッセージを別のファイルに移動するきっかけとなるサイズ (rotation-type で bySize を指定する必要がある)。ログ ファイルが指定の最小サイズに到達すると、以後サーバは、ファイル サイズをチェックする際に、現在のログ ファイルの名前を FileName.n に変更し、それ以降のメッセージを保存するための新規ログ ファイルを作成する。
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起動サイクル中にサーバでログ ファイルがローテーションされるかどうかを指定する。
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ローテーションされたログ ファイルが格納されるディレクトリ パスを指定する。
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ログ ファイルの時間ベースのローテーションの開始時間。フォーマットは k:mm 。 k は 1 ~ 24 (rotation-type で byTime を指定する必要がある)。指定された時間に、現在のログ ファイル名が変更される。以後、 file-time-span で指定した間隔でログ ファイル名が変更される。
指定した時間が既に過ぎている場合、サーバは直ちにファイルのローテーションを開始する。
デフォルトでは、ローテーション サイクルは直ちに開始される。
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古いログ メッセージが別のファイルに移される間隔 (単位は時間)。( rotation-type で byTime を指定する必要がある)。
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connection-definition-group
connection-definition-group
要素は接続定義グループを定義するのに使用します。connection-definition-group
要素を使用して、ra.xml
デプロイメント記述子で指定された特定の接続ファクトリに属する、すべての発信接続に適用されるパラメータを、グループ レベルで指定します。ra.xml
の接続ファクトリと weblogic-ra.xml
の接続定義グループの間には、1 対 1 の対応関係があります。グループで指定されたプロパティは、グローバル レベルで指定されたパラメータをオーバーライドします。
connection-factory-interface
要素 (connection-definition-group
要素の下位要素) は、各 connection-definition-group
に必須のユニークな要素 (キー) として機能します。weblogic-ra.xml
の connection-definition-interface
要素と ra.xml
の connectiondefinition-interface
要素の間には、1 対 1 の関係がなければなりません。
connection-definition-group
要素は outbound-resource-adapter
要素の下位要素です。connection-definition-group
要素の内部に以下の要素を定義できます。
表 9-16 connection-definition-group の下位要素
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connection-factory-interface
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すべての接続定義グループにはキー (必須のユニークな要素) がある。このキーが connection-factory-interface 。
connection-factory-interface に指定する値は、 ra.xml の connection-factory-interface に指定された値と同じでなければならない。
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default-connection-properties
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この複合要素を使用して、発信接続のプロパティをグループ レベルで定義する。
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各接続定義グループの下に、接続インスタンスを指定できる。これは、リソース アダプタに対する個別の接続プールに相当します。このレベルでパラメータを指定すると、グループ レベルやグローバル レベルで指定された同じパラメータをオーバーライドできる。
この要素では、接続プールの説明を指定する (接続インスタンスは接続プールに相当する)。接続プールの説明に使用される。
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connection-instance
connection-instance
の下に以下の下位要素を定義できます。
表 9-17 connection-instance の下位要素
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接続インスタンスの参照名を定義する接続定義グループ。参照名は JNDI 名またはリソース リンク。
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接続インスタンスに適用されるすべてのプロパティを定義する。
connection-properties 要素には 1 つまたは複数の property 要素を含めることができる。各 property 要素には名前と値のペアを入れる。
「 properties」を参照。
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