WebLogic JSP Tag Extensions プログラマーズ ガイド

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管理とコンフィグレーション

以下の節では、JSP タグ拡張を使用するための管理タスクとコンフィグレーション タスクの概要を示します。

 


JSP タグ ライブラリのコンフィグレーション

ここでは、JSP タグ ライブラリをコンフィグレーションする手順について説明します。タグ ライブラリは、jar ファイルとしてパッケージ化することもできます (JSP タグ ライブラリの JAR ファイルとしてのパッケージ化」を参照)。

  1. タグ ライブラリ記述子 (TLD) を作成します。
  2. 詳細については、「タグ ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  3. この TLD を、Web アプリケーション デプロイメント記述子 (web.xml) で参照します。次に例を示します。
  4. <taglib>
    
      <taglib-uri>myTLD</taglib-uri>
      <taglib-location>WEB-INF/library.tld</taglib-location>
    
    </taglib>
    

    この例では、タグ ライブラリ記述子は library.tld という名前のファイルです。tld の場所は、常に Web アプリケーションのルートを基準として相対的に指定します。

  5. タグ ライブラリ記述子ファイルを、Web アプリケーションの WEB-INF ディレクトリに配置します。
  6. JSP ページでタグ ライブラリを参照します。
  7. JSP で、JSP ディレクティブを使用してタグ ライブラリを参照します。次に例を示します。

    <%@ taglib uri="myTLD" prefix="mytaglib" %>
    
  8. タグ ハンドラの Java クラス ファイルを、Web アプリケーションの WEB-INF/classes ディレクトリに配置します。
  9. Web アプリケーションを WebLogic Server にデプロイします。詳細については、『WebLogic Server アプリケーションの開発』の「分割開発ディレクトリからのデプロイメントとパッケージ化」を参照してください。

 


JSP タグ ライブラリの JAR ファイルとしてのパッケージ化

前の節「JSP タグ ライブラリのコンフィグレーション」で説明した手順に加えて、JSP タグ ライブラリは jar ファイルとしてパッケージ化することもできます。

  1. TLD (タグ ライブラリ記述子) ファイルを taglib.tld という名前で作成します。
  2. 詳細については、「タグ ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  3. タグ ライブラリで使用されるコンパイル済み Java タグ ハンドラ クラスのファイルを格納するディレクトリを作成します。
  4. 手順 2 で作成したディレクトリのサブディレクトリを作成し、META-INF という名前を付けます。
  5. 手順 1 で作成した taglib.tld ファイルを、手順 3 で作成した META-INF ディレクトリにコピーします。
  6. 手順 2 で作成したディレクトリから次のコマンドを実行して、コンパイルされた Java クラス ファイルを jar ファイルとしてアーカイブします。
  7. jar cv0f myTagLibrary.jar
    

    (myTagLibrary.jar はユーザが指定する名前です)

  8. jar ファイルを、タグ ライブラリを使用する Web アプリケーションの WEB-INF/lib ディレクトリにコピーします。
  9. このタグ ライブラリ記述子を Web アプリケーション デプロイメント記述子 web.xml で参照します。次に例を示します。
  10. <taglib>
      <taglib-uri>myjar.tld</taglib-uri>
      <taglib-location>
         /WEB-INF/lib/myTagLibrary.jar
      </taglib-location>
    </taglib>
    
  11. JSP でタグ ライブラリを参照します。次に例を示します。
  12. <%@ taglib uri="myjar.tld" prefix="wl" %>
    

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