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WebLogic Server Web アプリケーション、サーブレット、JSP の開発
web.xml デプロイメント記述子の要素
以下の節では、web.xml
スキーマのルート要素 <web-app>
の下に定義するデプロイメント記述子の要素について説明します。
icon
icon
要素では、GUI ツールで Web アプリケーションを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定します (servlet 要素にも icon という要素があり、GUI ツール内にアイコンを提供してサーブレットを表すために使用されます)。
次の表では、icon
要素内で定義できる要素について説明します。
GUI ツールで Web アプリケーションを表す小さい (16x16 ピクセル)
.gif
画像または
.jpg
画像の位置。この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
GUI ツールで Web アプリケーションを表す大きい (32x32 ピクセル)
.gif
画像または
.jpg
画像の位置。この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
display-name
省略可能な display-name
要素では、Web アプリケーションの表示名 (GUI ツールで表示できる短い名前) を指定します。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
description
省略可能な description 要素では、Web アプリケーションに関する説明文を示します。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
distributable
distributable 要素は、WebLogic Server では使用されていません。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
context-param
context-param
要素には、Web アプリケーションのサーブレット コンテキストの初期化パラメータの宣言が含まれます。次の表では、Web アプリケーション コンテナで使用される予約済みのコンテキスト パラメータについて説明します。これらは非推奨となり、weblogic.xml で置き換えられました。
weblogic.httpd.inputCharset
Unicode 以外の処理でコード セット動作を定義する。
weblogic.xml の input-charset (charset-param 内で定義)。「
input-charset 」を参照。
weblogic.httpd.servlet.reloadCheckSecs
サーブレットが変更されたかどうかをチェックする頻度と、変更されている場合はそれを再ロードするかどうかを定義する。値が -1 の場合は再ロードせず、0 の場合は常に再ロードする。デフォルトでは 1 秒に設定される。
weblogic.xml の servlet-reload-check-secs (container-descriptor 内で定義)。「
container-descriptor 」を参照。
weblogic.httpd.servlet.classpath
この値を設定すると、このパスがコンテナによって Web アプリケーションのクラスパスに追加される。この方法は非推奨で、下位互換性のためだけにサポートされている。
なし。マニフェスト クラスパス、WEB-INF/lib、WEB-INF/classes、仮想ディレクトリなどの方法を使用する。
weblogic.httpd.defaultServlet
Web アプリケーションのデフォルト サーブレットを設定する。この方法は非推奨で、下位互換性のためだけにサポートされている。
なし。代わりに、web.xml の servlet 要素および servlet-mapping 要素を使用してデフォルト サーブレットを定義する。default-servlet の URL パターンは "/"。「
servlet-mapping 」を参照。サーブレット マッピングのその他の例については、「
サーブレット マッピング 」を参照。
次の context-param
パラメータは引き続き有効です。
weblogic.httpd. clientCertProxy
この属性は、プロキシ プラグインまたは
HttpClusterServlet
によって送信される特別な
WL-Proxy-Client-Cert
ヘッダに、Web アプリケーションのクライアントからの証明書を含めることを指定する。
この設定は、ユーザ認証がプロキシ サーバで実行される場合に役立つ。
clientCertProxy
を設定すると、プロキシ サーバにより
WL-Proxy-Client-Cert
という特別なヘッダでクラスタに証明書が渡される。
WL-Proxy-Client-Cert
ヘッダは、WebLogic Server にアクセスする、どのクライアントでも指定できる。WebLogic Server は、安全なソース (プラグイン) からのものであることを信用してヘッダの証明書情報を受け取り、その情報を使用してユーザを認証する。
このため、
clientCertProxy
を設定した場合は、接続フィルタを使用して、このプラグインが実行しているマシンからの接続のみを WebLogic Server が受け入れるようにする必要がある。
この属性は、個々の Web アプリケーションに設定するだけでなく、次のように定義することもできる。
サーバ インスタンスを利用するすべての Web アプリケーションに対して、Administration Console の [サーバ|コンフィグレーション|全般] ページで設定する。
クラスタ内のサーバ インスタンスを利用するすべての Web アプリケーションに対して、[クラスタ|コンフィグレーション|全般] ページで設定する。
filter
filter 要素は、フィルタ クラスとその初期化属性を定義します。フィルタの詳細については、「フィルタのコンフィグレーション 」を参照してください。
次の表では、filter 要素内で定義できる要素について説明します。
GUI ツールでフィルタを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定する。small-icon 要素と large-icon 要素がある。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
フィルタの名前を定義する。この名前は、デプロイメント記述子内のほかの場所でそのフィルタ定義を参照する場合に使用される。
GUI ツールによって表示されることを想定した短い名前。
フィルタの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定する。
属性ごとに
<init-param>
タグの別個のセットを使用する。
filter-mapping
次の表では、filter-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
URL パターンまたはサーブレットのマッピング先のフィルタの名前。この名前は、
<filter-name>
要素で
<filter>
要素に割り当てられている名前に対応する。
必須 - または
<servlet>
によってマップされる
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。
http://host:port (「host」はホスト名、「port」はポート番号)
+
ContextPath
に続く URL の部分は、WebLogic Server によって
<url-pattern>
と比較される。パターンが一致すれば、この要素でマップされているフィルタが呼び出される。
/soda/grape/* /foo/* /contents *.foo
URL は、サーブレット仕様 2.3 で指定されているルールに準拠している必要がある。
必須 - または
<url-pattern>
によってマップされる
呼び出された場合に、このフィルタを実行するサーブレットの名前。
listener
listener 要素を使うアプリケーション リスナを定義します。
Web アプリケーション イベントに応答するクラスの名前。
詳細については、「イベント リスナ クラスのコンフィグレーション 」を参照してください。
servlet
servlet
要素では、サーブレットの宣言的なデータを指定します。
<jsp-file>
要素および <load-on-startup>
要素が指定されている場合、その JSP は、WebLogic Server の起動時にあらかじめコンパイルされ、ロードされます。
次の表では、servlet 要素内で定義できる要素について説明します。
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置。small-icon 要素と large-icon 要素がある。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
サーブレットの標準名を定義する。この名前は、デプロイメント記述子内の他の場所でそのサーブレット定義を参照する場合に使用される。
GUI ツールによって表示されることを想定した短い名前。
必須 (または
<jsp-file>
を使用する)
servlet の本体では、
<servlet-class>
タグまたは
<jsp-file>
タグのいずれか一方のみを使用する。
必須 (または
<servlet-class>
を使用する)
Web アプリケーションのルート ディレクトリを基準にした、Web アプリケーション内の JSP ファイルへの絶対パス。
servlet の本体では、
<servlet-class>
タグまたは
<jsp-file>
タグのいずれか一方のみを使用する。
サーブレットの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定する。
属性ごとに
<init-param>
タグの別個のセットを使用する。
この要素が指定されたサーブレットは、WebLogic Server の起動時に WebLogic Server によって初期化される。この要素の省略可能なコンテンツは、サーブレットがロードされる順序を示す正の整数である。整数の小さい方から順にロードされる。値の指定がない、または値が正の整数でない場合は、WebLogic Server によって、アプリケーションの起動時にある任意の順序でサーブレットがロードされる。
Web アプリケーションの実行に使用する run-as ID を指定する。この要素には、省略可能な説明とセキュリティ ロールの名前が含まれる。
<security-role>
で定義されたセキュリティ ロール名を、サーブレットのロジックでハード コード化される代替ロール名にリンクする場合に使用される。この特別な抽象化レイヤによって、サーブレット コードを変更しなくてもデプロイメント時にサーブレットをコンフィグレーションできるようになる。
icon
これは、servlet 内の要素です。
icon
要素では、GUI ツールで Web アプリケーションを表示する場合に使用される画像 (小さいアイコンと大きいアイコン) の、Web アプリケーション内での位置を指定します。
次の表では、icon
要素内で定義できる要素について説明します。
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される小さい (16x16 ピクセル)
.gif
画像または
.jpg
画像の Web アプリケーション内での位置を指定する。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
GUI ツールでサーブレットを表示する場合に使用される大きい (32x32 ピクセル)
.gif
画像または
.jpg
画像の Web アプリケーション内での位置を指定する。
この要素は現在、WebLogic Server では使用されていない。
init-param
これは、servlet 内の要素です。
省略可能な init-param
要素では、サーブレットの初期化属性の名前と値の組み合わせを指定します。属性ごとに init-param
タグの別個のセットを使用します。
javax.servlet.ServletConfig.getInitParameter()
メソッドを使用して、これらの属性にアクセスできます。
次の表では、init-param
要素内で定義できる要素について説明します。
security-role-ref
これは、servlet 内の要素です。
security-role-ref
要素は、<security-role>
で定義されたセキュリティ ロール名を、サーブレットのロジックでハード コード化される代替ロール名にリンクします。この特別な抽象化レイヤによって、サーブレット コードを変更しなくてもデプロイメント時にサーブレットをコンフィグレーションできるようになります。
次の表では、security-role-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
サーブレット コード内で使用されるセキュリティ ロールまたはプリンシパルの名前を定義する。
後にデプロイメント記述子内の
<security-role>
要素で定義されるセキュリティ ロールの名前を定義する。
servlet-mapping
servlet-mapping
要素では、サーブレットと URL パターンの間のマッピングを定義します。
次の表では、servlet-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
URL パターンのマッピング先のサーブレットの名前。この名前は、
<servlet>
宣言タグでサーブレットに割り当てた名前に対応する。
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。
http://host:port (「host」はホスト名、「port」はポート番号)
+
WebAppName
に続く URL の部分は、WebLogic Server によって
<url-pattern>
と比較される。パターンが一致すれば、この要素でマップされているサーブレットが呼び出される。
/soda/grape/* /foo/* /contents *.foo
URL は、サーブレット仕様 2.3 で指定されているルールに準拠している必要がある。
サーブレット マッピングのその他の例については、「
サーブレット マッピング 」を参照。
session-config
session-config
要素では、Web アプリケーションのセッション属性を定義します。
次の表では、session-config
要素内で定義できる要素について説明します。
この Web アプリケーション内のセッションが期限切れになるまでの分数。この要素で設定する値は、次に示す特殊な値のいずれか 1 つが入力されない限り、WebLogic 固有のデプロイメント記述子である
weblogic.xml
の
<session-descriptor>
要素の
TimeoutSecs
属性に設定された値をオーバーライドする。
最大値 : Integer.MAX_VALUE ÷ 60
-2 = weblogic.xml
の <session-descriptor>
要素にある TimeoutSecs
によって設定された値を使用する。
-1 = セッションはタイムアウトしない。weblogic.xml
の <session-descriptor>
要素に設定された値は無視される。
mime-mapping
mime-mapping
要素では、拡張子と MIME タイプの間のマッピングを定義します。
次の表では、mime-mapping
要素内で定義できる要素について説明します。
定義されている MIME タイプを記述する文字列 (例 :
text/plain
)。
welcome-file-list
省略可能な welcome-file-list
要素では、welcome-file
要素の順序付きリストを指定します。
URL リクエストがディレクトリ名の場合、この要素で指定された最初のファイルが WebLogic Server によって返されます。そのファイルが見つからない場合は、WebLogic Server によってリスト内の次のファイルが返されます。
詳細については、「ウェルカム ファイルのコンフィグレーション 」を参照してください。
次の表では、welcome-file-list
要素内で定義できる要素について説明します。
デフォルトのウェルカム ファイルとして使用するファイル名 (例 : index.html)。
error-page
省略可能な error-page
要素では、エラーコードや例外のタイプと Web アプリケーションにあるリソースのパスの間のマッピングを指定します。
WebLogic Server が HTTP リクエストに応答しているときにエラーが発生した場合や、Java 例外の結果としてエラーが発生した場合は、WebLogic Server によって HTTP エラー コードまたは Java エラー メッセージのいずれかを表示する HTML ページが返されます。独自の HTML ページを定義して、これらのデフォルトのエラー ページの代わりとして、または Java 例外の応答ページとして表示することができます。
詳細については、「HTTP エラー応答のカスタマイズ 」を参照してください。
次の表では、error-page
要素内で定義できる要素について説明します。
注意 :
<error-code>
と <exception-type>
のどちらかを定義します。両方は定義しないでください。
有効な HTTP エラー コード (例 :
404
)。
Java 例外の完全修飾クラス名 (例 :
java.lang.string
)。
エラーに応答して表示されるリソースの位置 (例 :
/myErrorPg.html
)。
jsp-config
jsp-config
要素は、Web アプリケーションの JSP ファイルにグローバル コンフィグレーション情報を提供します。これには、taglib
と jsp-property-group
の 2 つのサブ要素があります。
次の表では、jsp-config
要素内で定義できる要素について説明します。
Web アプリケーション内で JSP ページで使用されるタグ ライブラリ上の情報を提供する。
ファイルにグローバル プロパティ情報を提供できるように複数のファイルをグループ化する。このように記述されているファイルはすべて、JSP ファイルと見なされる。
taglib
これは、jsp-config 内の要素です。
必要な taglib
要素は、アプリケーション内で JSP ページで使用されるタグ ライブラリ上の情報を提供します。
JSP タグ ライブラリ記述子 (TLD) の位置を URI パターンに関連付けます。TLD は、WEB-INF
ディレクトリを基準にした相対位置にある JSP 内に指定できますが、Web アプリケーションをデプロイするときに、<taglib>
タグを使用して TLD をコンフィグレーションすることもできます。TLD ごとに別個の要素を使用します。
次の表では、taglib
要素内で定義できる要素について説明します。
Web アプリケーションのルートを基準にしたタグ ライブラリ記述子の相対ファイル名を指定する。タグ ライブラリ記述子ファイルを
WEB-INF
ディレクトリの下に格納して、HTTP リクエストを通じて外部から入手できないようにしたほうがよい。
web.xml ドキュメントの位置を基準にした相対位置にある URI を指定する。この URI によって、Web アプリケーションで使用されるタグ ライブラリが識別される。
URI が JSP ページの taglib ディレクティブで使用されている URI 文字列と一致する場合、このタグ ライブラリが使用される。
jsp-property-group
これは、jsp-config 内の要素です。
必要な jsp-property-group
要素は、ファイルにグローバル プロパティ情報を提供できるように複数のファイルをグループ化します。このように記述されているファイルはすべて、JSP ファイルと見なされます。
次の表では、jsp-property-group
要素内で定義できる要素について説明します。
EL が無視されるかどうかを制御する。デフォルトでは、サーブレット 2.4 以上の
web.xml
を使用する Web アプリケーションには EL 評価が有効化され、それ以外の場合は無効化されている。
スクリプト要素を JSP ページのグループで無効にするかどうか制御する。デフォルトではスクリプトは有効になっている。
pageEncoding 情報を示す。JSP ページのページ ディレクティブ の pageEncoding 属性内、およびページに適合する JSP コンフィグレーション要素で、異なるエンコーディング名を指定するのは、変換時エラーである。また、XML 構文およびドキュメントに適合するコンフィギュレーション要素の中で、ドキュメントのプロログまたはテキスト宣言内で異なるエンコーディングを指定するのも、変換時エラーである。複数のメカニズムで同じエンコーディングを指定することが有効。
リソースが JSP ドキュメント (XML) であることを示す。true の場合、URL 形式とマッチするリソースのグループが JSP ドキュメントであることを示すので、XML ドキュメントと解釈する必要がある。false の場合、リソースが JSP ドキュメント (XML) であることを示す他のプロパティ グループがない限り、リソースは JSP ドキュメントでないと見なされる。
コンテキストに相対的なパスであり、Web アプリケーション内の要素に対応している必要がある。それらの要素が存在する場合、指定されたパスがこの jsp-property-group 内の各 JSP ページの冒頭に、それぞれ自動的に (include ディレクティブ内と同様に) 追加される。
コンテキストに相対的なパスであり、Web アプリケーション内の要素に対応している必要がある。それらの要素が存在する場合、指定されたパスがこの jsp-property-group 内の各 JSP ページの最後に、それぞれ自動的に (include ディレクティブ内と同様に) 追加される。
<deferred-syntax-allowed-as-literal>
文字シーケンス
#{
が文字列リテラルとして使用される場合、許可するかどうかを制御する。
<trim-directive-whitespaces>
ホワイト スペースしか含まれないテンプレート テキストを応答の出力から削除するかどうかを制御する。
URL を解決する場合に使用されるパターンを記述する。
http://host:port (「host」はホスト名、「port」はポート番号)
+
ContextPath
に続く URL の部分は、WebLogic Server によって
<url-pattern>
と比較される。
/soda/grape/* /foo/* /contents *.foo
URL は、サーブレット仕様 2.4 で指定されているルールに準拠している必要がある。
resource-env-ref
resource-env-ref 要素には、Web アプリケーションの環境内のリソースに関連付けられた管理対象オブジェクトに対する Web アプリケーションの参照の宣言が含まれます。省略可能な説明、リソース環境参照名、Web アプリケーション コードが予期するリソース環境参照のタイプで構成されます。
次に例を示します。
次の表では、resource-env-ref 要素内で定義できる要素について説明します。
リソース環境参照の名前を指定する。値は、Web アプリケーションのコードで使用される環境エントリ名。名前は java:comp/env に対して相対的な JNDI 名で、Web アプリケーション内でユニークでなければならない。
リソース環境参照のタイプを指定する。Java 言語のクラスまたはインタフェースの完全修飾名。
resource-ref
省略可能な resource-ref
要素では、外部リソースへの参照ルックアップ名を定義します。この定義により、サーブレット コードは、デプロイメント時に実際の位置にマップされる「仮想的な」名前でリソースをルックアップできるようになります。
各外部リソース名の定義には別々の <resource-ref>
要素を使用します。外部リソース名は、デプロイメント時に WebLogic 固有のデプロイメント記述子 weblogic.xml
でリソースの実際の位置名にマップされます。
次の表では、resource-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
JNDI ツリー内で使用されるリソースの名前。Web アプリケーション内のサーブレットはこの名前を使用して、リソースへの参照をルックアップする。
参照名に対応するリソースの Java クラスのタイプ。Java の完全パッケージ名を使用する。
セキュリティのためのリソース サインオンの指定に使用される。
APPLICATION
を指定した場合、アプリケーション コンポーネント コードによってプログラムでリソース サインオンが行われる。
CONTAINER
を指定した場合、WebLogic Server では、
login-config
要素で定義されたセキュリティ コンテキストが使用される。「
login-config 」を参照。
指定されたリソース マネージャ接続ファクトリ参照を経由して取得された接続を共有するかどうかを指定する。
security-constraint
security-constraint
要素では、<web-resource-collection>
要素で定義されたリソースの集合へのアクセス特権を定義します。
Web アプリケーションのセキュリティ コンフィグレーションの詳しい手順や例については、『 ロールおよびポリシーによる WebLogic リソースの保護 』を参照してください。また、WebLogic Security の詳細については、『WebLogic Security プログラマーズ ガイド 』を参照してください。
次の表では、security-constraint 要素内で定義できる要素について説明します。
<web-resource- collection>
このセキュリティ制約が適用される Web アプリケーションのコンポーネントを定義する。
このセキュリティ制約で定義される Web リソースの集合にアクセスするグループまたはプリンシパルを定義する。「
auth-constraint 」も参照。
web-resource-collection
各 <security-constraint>
要素では、1 つまたは複数の <web-resource-collection>
要素が必要です。これらの要素では、このセキュリティ制約が適用される Web アプリケーションの領域を定義します。
これは、security-constraint 内の要素です。
次の表では、web-resource-collection 要素内で定義できる要素について説明します。
<url-pattern>
要素を 1 つまたは複数使用して、このセキュリティ制約の適用先となる URL パターンを宣言する。この要素を 1 つも使用しない場合、この
<web-resource-collection>
は WebLogic Server から無視される。
<http-method>
要素を 1 つまたは複数使用して、認可制約の対象になる HTTP メソッド (通常は
GET
または
POST
) を宣言する。
<http-method>
要素を省略した場合には、デフォルトの動作として、セキュリティ制約がすべての HTTP メソッドに適用される。
auth-constraint
これは、security-constraint 内の要素です。
省略可能な auth-constraint
要素では、このセキュリティ制約で定義された Web リソースの集合にアクセスするグループまたはプリンシパルを定義します。
次の表では、auth-constraint
要素内で定義できる要素について説明します。
user-data-constraint
これは、security-constraint 内の要素です。
user-data-constraint
要素では、クライアントによるサーバとの通信方法を定義します。
次の表では、user-data-constraint
要素内で定義できる要素について説明します。
INTEGRAL
または
CONFIDENTIAL
の転送保証を使用してユーザが認証を受けた場合、WebLogic Server はセキュア ソケット レイヤ (SSL) 接続を確立する。
NONE
- 転送の保証が不要な場合に指定する。
INTEGRAL
- クライアントとサーバの間で、転送中にデータが変更されない方法でデータを転送する必要がある場合に指定する。
CONFIDENTIAL
- 転送中にデータの中味を覗かれないようにデータを転送する必要がある場合に指定する。
login-config
省略可能な login-config
要素を使って、ユーザの認証方法、このアプリケーションで使用されるレルムの名前、およびフォームによるログイン機能で必要になる属性をコンフィグレーションします。
この要素が指定されている場合、ユーザが Web アプリケーション内で定義されている <security-constraint>
によって制約されたすべてのリソースにアクセスするには、認証を受ける必要があります。認証されると、ユーザは、ほかのリソースにアクセスする権限が与えられる場合もあります。
次の表では、login-config
要素内で定義できる要素について説明します。
ユーザの認証に使用する方法を指定する。指定できる値は次のとおり。
BASIC
- ブラウザ認証を使用する これがデフォルト値である。
FORM
- ユーザが作成した HTML フォームを使用する。
CLIENT-CERT
注意 :
複数の認証方法をカンマ区切りのリストとして定義し、フォールバック メカニズムを提供することができる。認証は、auth-method
リストで値が定義されている順序で試行される。『WebLogic Security プログラマーズ ガイド』の「認証方法に対するフォールバック メカニズムの提供 」を参照。
ユーザの資格を認証する場合に参照されるレルムの名前。省略した場合、Administration Console の [Web アプリケーション
コンフィグレーション
その他] タブにある [認証レルム名] フィールドで定義されたレルムがデフォルトで使用される。
注意 :
<realm-name>
要素は WebLogic Server 内のシステム セキュリティ レルムを参照しない。この要素では HTTP ベーシック認証で使用するレルム名を定義する。システム セキュリティ レルムは、サーバで何らかの操作が実行されるときにチェックされるセキュリティ情報の集合。サーブレット セキュリティ レルムは、ページがアクセスされてベーシック認証が使用されるときにチェックされる、セキュリティ情報の別の集合。
<auth-method>
を FORM にコンフィグレーションする場合に、この要素を使用する。「
form-login-config 」を参照。
form-login-config
これは、login-config 内の要素です。
<auth-method>
を FORM
にコンフィグレーションする場合に、<form-login-config>
要素を使用します。
ユーザを認証する場合に使用される、ドキュメント ルートを基準にした Web リソースの相対的な URI。これは、HTML ページ、JSP、または HTTP サーブレットのいずれかになり、特定の命名規約に従う FORM ベースの認証を表示する HTML ページを返す。
失敗した認証ログインに応答してユーザに送信される、ドキュメント ルートを基準にした Web リソースの相対的な URI。
security-role
次の表では、security-role
要素内で定義できる要素について説明します。
ロール名。ここで使用する名前は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子
weblogic.xml
で対応するエントリが必要になる。weblogic.xml によって、ロールはセキュリティ レルムにあるプリンシパルにマップされる。詳細については、「
security-role-assignment 」を参照。
env-entry
省略可能な env-entry
要素では、アプリケーションの環境エントリを宣言します。環境エントリごとに別個の要素を使用します。
次の表では、env-entry
要素内で定義できる要素について説明します。
次の Java クラスのタイプからいずれか 1 つを選択できる。
ejb-ref
省略可能な ejb-ref
要素では、EJB リソースへの参照を定義します。この参照は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子ファイル weblogic.xml
でマッピングを定義することにより、デプロイメント時に EJB の実際の位置にマップされます。各参照 EJB 名の定義には別々の <ejb-ref>
要素を使用します。
次の表では、ejb-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
Web アプリケーションで使用される EJB の名前。この名前は、WebLogic 固有のデプロイメント記述子
weblogic.xml
で JNDI ツリーにマップされる。詳細については、「
ejb-reference-description 」を参照。
参照 EJB の期待される Java クラスのタイプ。
EJB ホーム インタフェースの完全修飾クラス名。
EJB リモート インタフェースの完全修飾クラス名。
含まれている J2EE アプリケーション パッケージでの EJB の
<ejb-name>
。
参照される EJB にセキュリティ コンテキストが適用されるセキュリティ ロール。
<security-role>
要素で定義されたセキュリティ ロールである必要がある。
ejb-local-ref
ejb-local-ref 要素は、エンタープライズ Bean のローカル ホームへの参照の宣言に使用されます。この宣言は以下のもので構成されます。
省略可能な説明
エンタープライズ Bean を参照する Web アプリケーションのコードで使用される EJB 参照名。参照されるエンタープライズ Bean の予期されるタイプ
参照されるエンタープライズ Bean の予期されるローカル ホーム インタフェースとローカル インタフェース
参照されるエンタープライズ Bean の指定に使用する ejb-link 情報 (省略可能)
次の表では、ejb-local-ref
要素内で定義できる要素について説明します。
EJB 参照の名前を指定する。EJB 参照は Web アプリケーションの環境内のエントリで、java:comp/env コンテキストに対して相対的。名前は Web アプリケーション内でユニークでなければならない。名前の前に ejb/ を付けることを推奨。
<ejb-ref-name>ejb/Payroll</ejb-ref-name>
ejb-ref-type
要素には、参照されるエンタープライズ Bean の予期されるタイプが含まれる。
ejb-ref-type
要素は以下のいずれかでなければならない。
エンタープライズ Bean のローカル ホーム インタフェースの完全修飾名。
エンタープライズ Bean のローカル インタフェースの完全修飾名。
ejb-link
要素は、
ejb-ref
または
ejb-local-ref
要素内で、EJB 参照が EJB にリンクされることを示すために使用される。
ejb-link
要素内の名前は、パス名で構成される。このパス名には、参照先の EJB が含まれる
ejb-jar
、#、対象の Bean の
ejb-name
を順に指定する。
パス名は、EJB を参照する Web アプリケーションを含む WAR ファイルに対して相対的に指定する。このため、同じ
ejb-name
を含む複数の EJB をユニークに識別することが可能である。
使用される場所 :
ejb-local-ref
および
ejb-ref
要素
<ejb-link>EmployeeRecord</ejb-link>
<ejb-link>../products/product.jar#ProductEJB</ejb-link>
web-app
サーブレット 2.4 デプロイメント記述子の XML スキーマです。WebLogic Server は、Sun Microsystems のサーブレット 2.4 仕様 で定義されている HTTP サーブレットを完全にサポートしています。しかし、version
属性は、2.4 の動作を施行するために 2.4
に設定する必要があります。
次の表では、web-app
要素内で定義できる要素について説明します。
サーブレット 2.4 の動作を施行するために、サーブレット デプロイメント記述子はすべて、スキーマの 2.4 バージョンを指定する必要がある。