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| 注意 : | WebLogic Server のこのリリース向けに WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法の詳細については、『WebLogic Tuxedo Connector 管理ガイド』を参照してください。 |
以下の節では、WebLogic Server と Tuxedo リリース 6.5 以降が相互運用できるように、WebLogic Server Administration Console を使用して WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法について説明します。
このリリースの WebLogic Tuxedo Connector (WTC) のサンプルは、BEA dev2dev Web サイトの「CodeShare」ページで入手できます。WebLogic Server のインストール先の samples ディレクトリに wtc ディレクトリを作成し、そこに WTC のサンプルをダウンロードしてください。このドキュメントで参照されるサンプルを実行するには、WebLogic Server CodeShare から simpapp サンプルと simpserv サンプルをダウンロードする必要があります。
| 注意 : | この節では、Windows プラットフォームでの WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション方法について手短に説明します。UNIX ユーザの場合には、「\」を「/」に、あるいは「.cmd」を「.sh」に置き換えるなど、読み替えを適切に行えば、説明はそのまま当てはまります。 |
このサンプルは、Tuxedo ドメイン (T ドメイン) を越えて実行できるように Tuxedo simpapp アプリケーションを拡張しています。このため、TOUPPER サービスのクライアントを Tuxedo サーバでも WebLogic Server examplesServer でも実行できます。このサンプルでは、以下のサービスが提供されます。
以下の各節では、Administration Console を使って WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法について説明します。
| 注意 : | WebLogic Tuxedo Connector をモニタするためのトレースを有効にすることもできます。「WebLogic Tuxedo Connector のモニタ」を参照してください。 |
SAMPLES_HOME\domains\examples\setExamplesEnv.cmd ファイルを使用して環境変数を設定します。 SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp ディレクトリ wtc_toupper.jar ファイルをビルドします。これにより、EJB が WebLogic Server にデプロイされます。ant コマンドを入力します。SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpserv ディレクトリ wtc_tolower.jar ファイルをビルドします。これにより、EJB が WebLogic Server にデプロイされます。ant コマンドを入力します。wtc_tolower.jar および wtc_toupper.jar がデプロイされていることを確認します。
次の手順に従って、WebLogic Server Administration Console を使用して WTC サービスを作成しコンフィグレーションします。
| 注意 : | ローカル アクセス ポイントのネットワーク アドレスをコンフィグレーションする場合、使用するポート番号は、他のプロセスに割り当てられたポート番号とは異なる必要があります。たとえば、WebLogic Server のリスン ポートが //mymachine:7001 に割り当てられている場合、ネットワーク アドレスを //mymachine:7001 に設定すると無効になります。 |
次の手順に従って、ローカル Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
次の手順に従って、リモート Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
次の手順に従って、エクスポートされたサービスをコンフィグレーションします。
次の手順に従って、インポートされたサービスをコンフィグレーションします。
次の手順に従って、TDOM1 を WebLogic Server ユーザとして登録します。
次の手順に従って、Tuxedo ドメインをコンフィグレーションします。
simpapp サンプルをコピーして、作業用 Tuxedo simpapp ディレクトリを作成します。simpapp ディレクトリへ移動します。 setEnv.cmd を使用して環境変数を設定します。以下のパラメータを更新します。
TUXDIR - TUXEDO ソフトウェアの基本ディレクトリ
APPDIR - サンプル プログラムの基本ディレクトリ
buildclient -o simpcl -f simpcl.c
buildserver -o simpserv -f simpserv.c -s TOUPPER
SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp ディレクトリにある ubbdomain および dom1config ファイルを Tuxedo simpapp ディレクトリにコピーします。SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpserv ディレクトリにある tolower.c ファイルを Tuxedo simpapp ディレクトリにコピーします。 ubbdomain を変更します。変更には、APPDIR、TUXCONFIG、および TUXDIR のパス名の設定や、マシン名の設定などがあります。山括弧 (< >) で囲まれたすべての項目を、使用している環境の情報で置き換えます。 APPDIR="\home\me\simpapp"
TUXCONFIG="\home\me\simpapp\tuxconfig""
TUXDIR="\usr\tuxedo"
ubbdomain ファイルをロードします。tmloadcf -y ubbdomaindom1config を変更します。ログ デバイスの作成や、ネットワーク アドレスの更新などがあります。 DMTLOGDEV="d:\my_apps\tlog"
AUDITLOG="d:\my_apps\aud"
TDOM1 NWADDR="//TuxedoMachine:1234"
TDOM2 NWADDR="//WTCMachine:5678"
dom1config ファイルをロードします。 set BDMCONFIG=d:\mydomain\simpapp\bdmconfig
dmloadcf -y dom1config
tolower クライアントをビルドします。 buildclient -f tolower.c -o tolower
tmboot -y
各クライアントを実行して、Tuxedo と WebLogic Server との相互運用性を実際に示します。
サンプルをダウンロードしたディレクトリの場所から WebLogic Server クライアントを起動します。たとえば、SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpapp ディレクトリから TOUPPER EJB を起動して、Tuxedo TOUPPER サービスに接続します。以下のコマンドを使用します。
ant simpapp
Tuxedo サービスから WebLogic Server アプリケーションに以下の応答が返されます。
Buildfile: build.xml
simpapp:
run_client:
[java] Beginning statefulSession.Client...
[java] Creating Toupper
[java] converting HelloWorld
[java] converted to: HELLOWORLD
[java] End statefulSession.Client...
BUILD SUCCESSFUL
Tuxedo simpapp ディレクトリから tolower クライアントを実行して、Tolower EJB を呼び出し、クライアントに結果を返します。以下のコマンドを使用します。
tolower ALLSMALL
WebLogic Server サービスから Tuxedo クライアントに以下の応答が返されます。
Returned string is: allsmall
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