ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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WLEC 接続プール

 

以下に、Administration Console を使用して、WLEC 接続プールのコンフィグレーションや管理に必要な属性を設定する手順を説明します。詳細については、『WebLogic Enterprise Connectivity ユーザーズ ガイド』を参照してください。

 


新規 WLEC 接続プールのコンフィグレーション

  1. 左ペインの [WLEC] ノードをクリックします。右ペインに [WLEC 接続プール] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべての WLEC 接続プールが示されます。

  2. [新しい WLEC Connection Pool のコンフィグレーション] テキスト リンクをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、新しく作成する WLEC 接続プールの設定に関連するタブが示されます。

  3. [名前]、[プライマリ アドレス]、[フェイルオーバー アドレス]、[ドメイン]、[最小プール サイズ]、および [最大プール サイズ] 属性フィールドに値を入力します。

  4. 右下隅の [作成] ボタンをクリックして、[名前] フィールドで指定した名前で WLEC 接続プールのインスタンスを作成します。左ペインの [WLEC] ノードの下に、新しいインスタンスが追加されます。

  5. [適用] をクリックします。

  6. [セキュリティ] タブをクリックして、属性フィールドを変更するか、割り当てられているデフォルト値をそのまま使用します。

  7. [適用] をクリックして、変更を保存します。

 


WLEC 接続プールのクローンの作成

  1. 左ペインの [WLEC] ノードをクリックします。右ペインに [WLEC 接続プール] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべての WLEC 接続プールが示されます。

  2. クローンを作成する WLEC 接続プールの行で [クローン] アイコンをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、WLEC 接続プールのクローンの作成に関連するタブが示されます。

  3. [名前]、[プライマリ アドレス]、[フェイルオーバー アドレス]、[ドメイン]、[最小プール サイズ]、および [最大プール サイズ] 属性フィールドに値を入力します。

  4. 右下隅の [クローン] ボタンをクリックして、[名前] フィールドで指定した名前で WLEC 接続プールのインスタンスを作成します。左ペインの [WLEC] ノードの下に、新しいインスタンスが追加されます。

  5. [適用] をクリックします。

  6. [セキュリティ] タブをクリックして、属性フィールドを変更するか、割り当てられているデフォルト値をそのまま使用します。

  7. [適用] をクリックして、変更を保存します。

 


WLEC 接続プールの削除

  1. 左ペインの [WLEC] ノードをクリックします。右ペインに [WLEC 接続プール] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべての WLEC 接続プールが示されます。

  2. 削除する WLEC 接続プールの行で [削除] アイコンをクリックします。削除要求の確認を求めるダイアログが右ペインに表示されます。

  3. [はい] をクリックして、WLEC 接続プールを削除します。[WLEC] ノードの下にある WLEC 接続プール アイコンが削除されます。

 


WLEC 接続プールのすべてのインスタンスのモニタ

  1. 左ペインの [WLEC] ノードをクリックします。右ペインに [WLEC 接続プール] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべての WLEC 接続プールが示されます。

  2. モニタする WLEC 接続プールの行で [すべてのインスタンスのモニタ] アイコンをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、サーバ ドメイン全体にデプロイされている WLEC 接続プールのすべてのインスタンスが示されます。

 


WLEC 接続プールの割り当て

  1. 左ペインの [WLEC 接続プール] の下で、割り当てるプールのインスタンス ノードをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、このインスタンスに関連するタブが示されます。

  2. [対象] タブをクリックします。

  3. [サーバ] および [クラスタ] タブについて次の手順を実行します。

    1. データ ソースに割り当てる 1 つまたは複数のターゲットを [選択可] カラムで選択します。

    2. 移動コントロールをクリックして、選択したターゲットを [選択済み] カラムに移動します。

    3. [適用] をクリックして割り当てを保存します。

 


[コンフィグレーション]

以下の表に、WLEC 接続プールをコンフィグレーションおよび管理するために Administration Console で使用する属性を示します。詳細については、『WebLogic Enterprise Connectivity ユーザーズ ガイド』を参照してください。

[一般]

属性

説明

値の範囲

デフォルト値

[名前]

WLEC 接続プールの名前を返す。各 WLEC 接続プールについて、ユニークな名前でなければならない。

名前には英数字で 256 文字まで使用できるが、カンマまたはスペースは不可

NULL

[プライマリ アドレス]

WLEC 接続プールと WLEC ドメインの間で接続を確立する IIOP リスナ/ハンドラのためのアドレスのリストを返す。各アドレスのフォーマットは、//hostname:port

これらのアドレスは、UBBCONFIG で定義された ISL アドレスと一致している必要がある。複数のアドレスは、セミコロンで区切る。例: //main1.com:1024; //main2.com:1044

SSL プロトコルを使用するように WLEC 接続プールをコンフィグレーションするには、IIOP リスナ/ハンドラのアドレスと一緒に、corbalocs プレフィックスを使用する。例: corbalocs://hostname:port

文字列

NULL

[フェイルオーバー アドレス]

[プライマリ アドレス] フィールドで定義されたアドレスで接続が確立できない場合に使用される、IIOP リスナ/ハンドラのためのアドレスのリストを返す。複数のアドレスは、セミコロンで区切る。

文字列

NULL

[ドメイン]

WLEC 接続プールの接続先となる WLEC ドメインの名前を返す。1 つの WLE ドメインにつき 1 つの WLEC 接続しか確立できない。ドメイン名は、WLE ドメインの UBBCONFIG ファイル で RESOURCES セクションにある、domainid パラメータと一致している必要がある。

文字列

NULL

[最小プール サイズ]

WebLogic Server の起動時に WLEC 接続プールに付加されるべき IIOP 接続数を返す。

整数

1

[最大プール サイズ]

WLEC 接続プールから可能な IIOP 接続の最大数を返す。

整数

1

[セキュリティ]

属性

説明

値の範囲

デフォルト値

[ユーザ名]

有効な資格を備えたユーザの名前を返す。このフィールドが必要となるのは、WLE ドメインのセキュリティ レベルが USER_AUTHACL または MANDATORY_ACL の場合のみ。

管理者が割り当てた有効なユーザ名

NULL

[ユーザ パスワード]

[ユーザ名] フィールドに指定された有効なユーザのパスワードを返す。このフィールドが必要となるのは、[ユーザ名] フィールドを定義する場合のみ。

管理者が割り当てた有効なユーザ パスワード

NULL

[ユーザ ロール]

この接続プールのユーザ ロールを設定する。このフィールドが必要となるのは、WLE ドメインのセキュリティ レベルが APP_PWUSER_AUTH ACL または MANDATORY_ACL の場合のみ。

管理者または開発者が定義した有効なユーザ ロール

NULL

[アプリケーション パスワード]

アプリケーションのパスワードを返す。このフィールドが必要となるのは、WLE ドメインのセキュリティ レベルが APP_PWUSER_AUTH ACL または MANDATORY_ACL の場合のみ。

文字列

NULL

[最小暗号化レベル]

WLE ドメインと WebLogic Server の間で使用される SSL 暗号化の最低レベルを設定する。ゼロ(0)は、データを署名するが暗号化しないことを示す。40、56、128 は暗号化キーの長さをビットで指定する。この暗号化最小レベルに達していない場合、WLE と WebLogic Server の間の SSL 接続は失敗する。

指定できる値は、0、40、56、128。

40

[最大暗号化レベル]

WLE ドメインと WebLogic Server の間で使用される SSL 暗号化の最高レベルを設定する。ゼロ(0)は、データを署名するが暗号化しないことを示す。40、56、128 は暗号化キーの長さをビットで指定する。この暗号化最小レベルに達していない場合、WLE と WebLogic Server の間の SSL 接続は失敗する。

指定できる値は、0、40、56、128。

0

[証明書を有効化]

証明書を有効にする。

証明書を有効にすると、WLEC は [ユーザ名] および [アプリケーション パスワード] の各フィールドの値を使って、WLEC の証明書を作成する。

証明書を有効にしない場合、WLEC は WLE ドメインのセキュリティ レベルに応じて、パスワードによる認証を使用するか、認証を行わない。パスワード認証が必要な場合、WLEC は [ユーザ名] および [ユーザ パスワード] フィールドの値を認証に使用する。

ブール

選択されている = 有効

選択されていない = 無効

選択されていない

[セキュリティ コンテキストを有効化]

WLE ドメインに渡された WebLogic Server ユーザのセキュリティ コンテキストの状態を指定する。

ブール

選択されている = 有効

選択されていない = 無効

選択されていない

[対象]

[サーバ]

属性

説明

値の範囲

デフォルト値

[対象サーバ]

割り当てられたサーバを選択するためのリストを提供する。

リスト

NULL

[クラスタ]

属性

説明

値の範囲

デフォルト値

[対象クラスタ]

この属性は、割り当てられたクラスタを選択するためのリストを提供する。

リスト

NULL

[メモ]

属性

説明

値の範囲

デフォルト値

[メモ]

ユーザ入力用の領域を提供する。

文字列

NULL

詳細については、『WebLogic Enterprise Connectivity ユーザーズ ガイド』を参照してください。

 

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