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一般的な問題のトラブルシューティング
以下の節では、一般的な問題のトラブルシューティング方法について説明します。
クラスタ関連の問題について BEA テクニカル サポートにお問い合わせになる前に、この節の手順に従って、システムの診断情報を収集してください。クラスタ関連の問題についての主な診断情報は、(可能な場合)クラスタ化されたサーバからの複数のスレッド ダンプを格納するログ ファイルです。ログ ファイルはクラスタ関連のさまざまな問題の診断に役立ちますが、クラスタの「フリーズ」やデッドロックに関する問題の解決に特に重要です。
注意: サーバ インスタンス間のデッドロックを伴うか、クラスタが「ハング」する原因となったクラスタ関連の問題が発生した場合、複数のスレッド ダンプを格納するログ ファイルは問題の診断に欠かせません。
必要なログ ファイルを作成するには次の手順に従います。
% java -ms64m -mx64m
-verbose:gc
-classpath $CLASSPATH
-Dweblogic.domain=mydomain -Dweblogic.Name=clusterServer1
-Djava.security.policy==$WL_HOME/lib/weblogic.policy
-Dweblogic.admin.host=192.168.0.101:7001 -Dweblogic.management.username=system
-Dweblogic.management.password=systemPassword weblogic.Server>>
logfile.txt 2>&1
kill -3
または <Ctrl>-<Break>
を使用して、問題を診断するために必要なスレッド ダンプを作成します。各サーバの複数のスレッド ダンプがスレッド ダンプどうしで明確な間隔をおいてログ ファイルに入っていることを確認します。
注意: Linux 環境で JRockit JVM を実行している場合の対処については、 Linux 環境での JRockit スレッド ダンプの取得を参照してください。
Linux 環境での JRockit スレッド ダンプの取得
Linux 環境で JRockit JVM を使用する場合、以下のいずれかの方法でスレッド ダンプを生成します。
weblogic.admin THREAD_DUMP
コマンドを使用します。指示と制限事項については、『WebLogic Server 管理者ガイド』の「THREAD_DUMP」を参照してください。
-Xmanagement
オプションを指定して JVM を起動することによって)有効になっている場合、JRockit Management Console を使用してスレッド ダンプを生成できます。
kill -3
PID
コマンドを使用します。PID
はプロセス ツリーのルートです。
ルート PID を取得するには、次のコマンドを実行します。
ps -efHl | grep 'java' **. **
サーバの起動コマンドと一致する文字列を grep
引数に指定して、プロセス スタック内を検索します。返される最初の PID はルート プロセスになります。これは、ps
コマンドが別のルーチンにパイプされていないことを想定しています。
注意: Linux 環境では、各実行スレッドは Linux プロセス スタック下の独立したプロセスであるかのように動作します。Linux 上で kill -3 コマンドを使用するには、メインの WebLogic 実行スレッドの PID と一致する PID を指定しなければなりません。正しく指定しないと、スレッド ダンプは生成されません。
BEA テクニカル サポートへの診断情報の提供
(可能であれば複数のスレッド ダンプが入った)診断ログ ファイルを作成したら、次のガイドラインを参考にして、BEA テクニカル サポート担当者に診断情報を提供します。
% tar czf logfile.tar logfile.txt
注意: 圧縮済みファイルは必ずメッセージに添付する形で追加します。E メールの本文にログ ファイルを切り取って貼り付けないでください。
一般的な問題の解決
次の節では、クラスタ関連の一般的な問題を解決する方法について説明します。また、クラスタのパフォーマンスが悪いなど、具体的な問題以外について診断する方法についても説明します。
サーバがクラスタを構成できない場合
WebLogic Server が起動時にクラスタを構成できない理由には、一般的なネットワークの可用性や WebLogic 固有のコンフィグレーションの問題などがあります。次のチェックリストを使用してクラスタの構成、および起動プロセスを確認してください。
dbping
ユーティリティを使用します。
これ以外にも、トラブルシューティングが必要なエラーとして、次のような一般的なコンフィグレーション エラー、および通信エラーなどがあります。
各オペレーティングシステム システムには、マルチキャストを構成するための固有のコンフィグレーション要件があります。したがって、このエラーの修復については、使用しているオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
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