ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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FAQ: XML

 


WebLogic Server 6.1 にはどの XML パーサが付属していますか。

WebLogic Server 6.1 には、Apache の Xerces 1.3.1 パーサをベースとしたパーサが付属しています。さらに、小中規模の XML ドキュメントに使用できる WebLogic 独自のハイパフォーマンス、非検証パーサも付属しています。WebLogic XML Registry を使用すると、特定の文書型に使用するパーサをコンフィグレーションできます。


WebLogic Server で XSLT プロセッサは用意されているのですか。

はい。WebLogic Server 6.1 には、Apache の Xalan 2.0.1 プロセッサをベースとした XSLT プロセッサが含まれています。


WebLogic Server 6.1 に実装されている JAXP API 仕様のバージョンは何ですか。

バージョン 1.1 です。このバージョンには、プラグイン可能な XML 変換とプラグイン可能な XML 解析が組み込まれています。


XML ドキュメントの解析に、バージョン 2.2 の Java Servlet API の getAttribute() メソッドと setAttribute() メソッドを使用できますか。

はい。SAX モード解析には setAttribute() メソッドを使用し、DOM モード解析には getAttribute() メソッドを使用します。ただし、サーブレットでこれらのメソッドを使用するのは、WebLogic 固有の機能です。つまり、そのサーブレットは他のサーブレット エンジンには移植できません。したがって、この機能は慎重に使用してください。


WebLogic Serve 6.1 の組み込みパーサ(Xerces 1.3.1)とは異なる Apache の Xerces XML パーサのバージョンをプラグインできますか。

できます。プラグインできる Xerces のバージョンは、WebLogic Server 6.1 のどのサービス パックがインストールされているかによって異なります。

WebLogic Server 6.1 サービス パック 2 またはそれ以前がコンピュータにインストールされている場合は、次の手順に従ってください。

次のバージョンの Xerces をプラグインできます。

警告: バージョン 2.0.0 またはそれ以降の Xerces をプラグインする場合、Xalan 互換性クラスは使用できません。

Apache Xerces パーサの異なるバージョンをプラグインするには、次の手順に従って WL_HOME/lib/xmlx.jar ファイルの内容を置き換える必要があります。

  1. org/apache ディレクトリ以下のすべてのファイルを JAR ファイル(WL_HOME/lib/xmlx.jar)から削除します。WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。

  2. (Apache Web サイトからダウンロードした)xerces.jar ファイルの org/apache ディレクトリ以下のすべてのファイルを xmlx.jar ファイルにコピーします。

    別の方法 : WebLogic Server の CLASSPATH の末尾に xerces.jar ファイルを追加します。

    別の方法 : アプリケーションの META-INF/lib ディレクトリに xerces.jar ファイルを配置します。この場合、Web アプリケーションの PreferWebInf Classes フラグは必ず無効にしてください。

  3. Administration Console を使用して、パーサおよび org.apache.xerces.jaxp.* 内のビルダ ファクトリを使用するように XML レジストリをコンフィグレーションします。

WebLogic Server 6.1 サービス パック 3 がコンピュータにインストールされている場合、次の手順に従います。

すべてのバージョンの Xerces XML パーサをプラグインできます。

Xerces パーサの異なるバージョンをプラグインするには、次の手順に従います。

  1. アプリケーションの WEB-INF/lib ディレクトリに xerces.jar ファイルを配置します。Web アプリケーションの PreferWebInf Classes フラグは必ず有効にしてください。

  2. xerces.jar ファイル内の META-INF/services ディレクトリ配下にパーサおよびビルダファクトリの指定ファイルが存在していない場合、WEB-INF/lib 内のいずれかのアーカイブ内の META-INF/services ディレクトリ配下に設定します。

警告: この手順を使用して新しいバージョンの Xerces をプラグインする場合、パーサまたはエンティティの解決をコンフィグレーションする目的で、Administration Console を使用して XML レジストリをコンフィグレーションすることはできません。XML レジストリをコンフィグレーションする必要がある場合、前に説明した、6.1 サービス パック 2 またはそれ以前のバージョンに新しいパーサをプラグインするための手順に従ってください。


Apache Web サイトから Apache Xalan のバージョンをダウンロードしてプラグインしましたが、ドキュメントを変換しようとするとエラーが発生します。何が問題なのでしょうか。

プラグインした Apache Xalan のバージョンが、使用中の Apache Xerces のバージョン(組み込みパーサを使用している場合はバージョン 1.3.1)と互換性を備えていることを確認する必要があります。


XML ドキュメントの文書型を識別するにはどのようにすればよいですか。

XML ドキュメントにパブリック ID が割り当てられている場合、これがその文書型です。たとえば、XML ドキュメントに次の DOCTYPE 宣言が記述されているとします。

<!DOCTYPE mydoc PUBLIC "My public ID String"
"http://foo.com/url/to/my/dtd">

この場合、その文書型は My public ID String です。

DOCTYPE 宣言にパブリック ID が設定されていないが、システム ID が指定されている場合、文書型はそのシステム ID です。たとえば、次の DOCTYPE 宣言があるとします。

<!DOCTYPE mydoc SYSTEM "http://foo.com/url/to/my/dtd">

この場合、文書型は http://foo.com/url/to/my/dtd です。

注意: システム ID は DTD のものであり、XML ドキュメント自体のものではありません。しかし、これは XML ドキュメントの識別手段として使用されます。

XML ドキュメントが DOCTYPE 宣言を指定しない場合、文書型はルート要素名またはネームスペース URL(XML ドキュメントにそれが設定されている場合)のいずれかです。

 

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