JSP テンプレートプロジェクトの作成とデフォルトテンプレートのリストの設定

このトピックでは、JSP テンプレートプロジェクトを作成する方法について説明します。JSP テンプレートプロジェクトでは、1 つ以上の JSP テンプレートを格納し、デフォルトの利用可能な JSP テンプレートのリストにこれらのテンプレートを追加します。デフォルト JSP テンプレートの設定に関する詳細については、「JSP/JSF テンプレートによる Web アプリケーションのルックアンドフィールの制御」を参照してください。

JSP テンプレートプロジェクトの作成

プロジェクトは、適切なプロジェクトの性質を保有している限り、JSP テンプレートプロジェクトに変換できます。プロジェクトを JSP テンプレートプロジェクトとして定義するには、テンプレートプロジェクトの性質 (nature) をプロジェクトの .project ファイルに追加します。

    <natures>
        ...
        <nature>com.bea.workshop.common.filetemplate.core.templateProjectNature</nature>
        ...
    </natures>

.project ファイルは、プロジェクトディレクトリのルートにあります。.project ファイルを表示するには、ナビゲータビューに切り替えます ([ウィンドウ｜ビューの表示｜ナビゲーター])。

Workshop for WebLogic は、テンプレートプロジェクトの性質によって、そのプロジェクトをテンプレートプロジェクトとして認識します。

JSP テンプレートプロジェクトの構造

JSP テンプレートプロジェクトは、以下の要素から構成されます。

特定のテンプレートに含まれるファイルセットは、templateProject.xml ファイルで定義します。以下のサンプル templateProject.xml ファイルでは、「BEA Branded NetUI JSP」という名前のテンプレートを 1 つ定義しています。1 つの templateProject.xml ファイルで、複数のテンプレートを定義できます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<template-project xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
  <template id="com.bea.demo.filetemplate.NetUIJSP"
            name="BEA Branded NetUI JSP"
            typeClass="com.bea.workshop.web.jsp.core.beans.JSPBaseBean">
    <description>A NetUI-enabled JSP with BEA Branding</description>
    <source-ref context="JSPBaseBean" source="com.bea.demo.filetemplate.NetUIJSP.source" />
    <source-ref context="FileTemplateBean" source="com.bea.demo.filetemplate.dataGrid.css.source" />
    <resource-ref resource="com.bea.demo.filetemplate.logo_bea_tl.gif.source" outputpath="WebContent/resources/images/logo_bea_tl.gif" />
    <resource-ref resource="com.bea.demo.filetemplate.rt_blue_bkgnd.jpg.source" outputpath="WebContent/resources/images/rt_blue_bkgnd.jpg" />
    <resource-ref resource="com.bea.demo.filetemplate.sp.gif.source" outputpath="WebContent/resources/images/sp.gif" />
  </template>
  <source id="com.bea.demo.filetemplate.NetUIJSP.source" file="WebContent/index.jsp" type="jsp"></source>
  <source id="com.bea.demo.filetemplate.dataGrid.css.source" file="WebContent/resources/datagrid.css" type="css"></source>
  <resource id="com.bea.demo.filetemplate.logo_bea_tl.gif.source" path="images/logo_bea_tl.gif" />
  <resource id="com.bea.demo.filetemplate.rt_blue_bkgnd.jpg.source" path="images/rt_blue_bkgnd.jpg" />
  <resource id="com.bea.demo.filetemplate.sp.gif.source" path="images/sp.gif" />
</template-project>

templateProject.xml ファイルの作成方法に関する詳細は、「templateProject.xml コンフィグレーションファイル」を参照してください。

サンプル JSP テンプレートプロジェクトについては、サンプルワークスペースを開いてください。サンプルワークスペースを開く手順については、「サンプルワークスペースを開く」を参照してください。

サポートされる文字エンコーディング

テンプレートが処理される方法の関係で、テンプレートに含まれるファイルは UTF-8 でエンコードされている必要があります。その他の文字エンコーディングではエラーが発生します。

JSP テンプレートプラグイン

JSP テンプレートプロジェクトは、プラグインとしてもパッケージ化できます。テンプレートプラグインは、templateProject プラグインポイントが定義されたテンプレートプロジェクトにすぎません。

テンプレートプラグインのサンプルについては、BEA_HOME/tools/workshop/com.bea.workshop.netui.core_1.0.0 を参照してください。

Workshop for WebLogic バージョン 9.2 からバージョン 10.0 への JSP テンプレートプロジェクトのアップグレード

バージョン 9.2 からバージョン 10.0 にアップグレードした後、JSP テンプレートプロジェクトに次の変更を加える必要があります。

templateProject.xml ファイルで、com.bea.wlw.jsp.core.beans.JSPBaseBean の出現個所を com.bea.workshop.web.jsp.core.beans.JSPBaseBean に変更する必要があります。
templateProject.xml ファイルで、com.bea.wlw.jsf.core.beans.JSFBaseBean の出現個所を com.bea.workshop.web.jsf.core.beans.JSFBaseBean に変更する必要があります。
.project ファイルで、プロジェクトの性質を com.bea.wlw.filetemplate.core.templateProjectNature から com.bea.workshop.common.filetemplate.core.templateProjectNature に変更する必要があります。

.project ファイルは、[ナビゲーター] ビュー ([ウィンドウ｜ビューの表示｜その他｜全般｜ナビゲーター]) から編集できます。

JSP テンプレート プロジェクトの作成