前 次 前/次ボタンと目次ボタンとの区切り線

高度な Web サービス チュートリアル : 手順 1 : チュートリアル ワークスペースにインポートする

この手順では、アプリケーションの最初のコンポーネントが含まれる既存のプロジェクトをインポートします。

この手順のタスクは以下のとおりです。

Workshop を起動してチュートリアル ワークスペースを作成する

Workshop for WebLogic をまだ起動していない場合は、以下の手順で起動します。

Microsoft Windows の場合

Windows オペレーティング システムを使用している場合は、次の手順に従います。

  1. [スタート] メニューから、[プログラム|BEA Products|Workshop for WebLogic Platform 10.0] をクリックします。
  2. ワークスペースの名前の入力を求められたら、[参照] ボタンをクリックして、このチュートリアル用の新しい (空の) ワークスペースを作成します。
  3. Workshop for WebLogic のウィンドウが開いたら、[J2EE] パースペクティブが表示されていることを確認します (ウィンドウ上部のツールバーのすぐ下に示されます)。[J2EE] パースペクティブが表示されていない場合は、[ウィンドウ|パースペクティブを開く|その他] をクリックしてから [J2EE] を選択し、[OK] をクリックして設定します。
  4. [パッケージ・エクスプローラー] が表示されていない場合は、[ウィンドウ|ビューの表示|その他] をクリックしてから [Java|パッケージ・エクスプローラー] を選択し、[OK] をクリックして表示します。

Linux の場合

Linux オペレーティング システムを使用している場合は、次の手順に従います。

チュートリアル プロジェクトをワークスペースにインポートする

Workshop for WebLogic では、ワークスペース内のプロジェクト構造を内部的に記録しています。フォルダをワークスペース ディレクトリにコピーしただけでは、Workshop for WebLogic にプロジェクトとして表示されません。チュートリアル プロジェクトは .ZIP アーカイブ ファイルに格納されています。IDE では .ZIP ファイルが直接インポートされるため、解凍する必要はありません。

プロジェクトとそのファイルをインポートするには、次の手順に従います。

  1. [ファイル|インポート] をクリックします。
  2. [インポート] ダイアログで、[全般] を展開し、[既存プロジェクトをワークスペースへ] をクリックしてから [次へ] をクリックします。

  3. [アーカイブ・ファイルの選択] オプションを選択してから、このオプションの [参照] ボタンをクリックします。

  4. ZIP ファイルとしてパッケージされたチュートリアル サンプル ファイルの場所に移動します。場所は次のとおりです。
  5. BEA_HOME/workshop_10.0/ workshop4WP/eclipse/plugins/com.bea.workshop.product.wl.samples_1.0.0/tutorials/resources/AdvancedWSTutorial/AdvancedWSTutorial.zip

  6. [開く] をクリックします。

  7. [終了] をクリックして続行します。複数のプロジェクトとその内容をインポートする必要があるため、インポート プロセスにはしばらく時間がかかります。

ワークスペースの内容を確認する

インポート プロセスによって、ワークスペースに 2 つのアプリケーションがインポートされました。

LoanApprovalEAR アプリケーションにはプロジェクト LoanApp が含まれています。このプロジェクトはローン承認を提供するコントロールを含みます。LoanApp プロジェクト内 (LoanApp/src/controls/) に、2 つのコントロールがあります。

これらのコントロールのコードを調べるには、LoanApp プロジェクトの src フォルダ内で名前をダブルクリックします。エディタ ウィンドウにソースが表示されます。

ローン承認に使用される単純なロジックは次のとおりです。(SSN で識別される) ある個人のローンがデータベース内にない場合は true (承認) を返し、SSN とローン金額を格納します。その個人のローンがすでにある場合は、false (拒否) を返します。

コントロールをインスタンス化して呼び出す Web サービスまたはページ フローがないため、コントロールのコードをまだテストすることはできません。

CreditScoreEAR アプリケーションには単一のプロジェクト CreditScoreWS が含まれています。Java ファイルをダブルクリックして、CreditScoreWS/src/services/CreditScoreService.java にある Web サービスを開きます。

Workshop for WebLogic で Web サービスを開くと、デフォルトで [デザイン ビュー] が表示されます。[デザイン ビュー] では、Web サービスがグラフィカル表示されます。Web サービス CreditScoreService.java の [デザイン ビュー] には、getCreditScore というメソッドが 1 つ示されています。

Web サービスのソース コードを表示するには、デザイン ビューの下部にあるリンク テキスト [ソース ビュー] をクリックします。

getCreditScore メソッドは、アメリカで使用される最も一般的な ID 番号である社会保障番号 (SSN) に基づいて、個人の信用度を確認します。SSN は 9 桁の数です。この例で使用される信用審査システムでは、3 桁の評価値を個人に割り当てます。評価が高いほど値は大きくなります (たとえば、700 は良い信用度ですが、500 はそれより信用度が低くなります)。

Web サービスをテストする

  1. このチュートリアルを実施するのが 2 回目である場合は、旧バージョンのプロジェクト CreditScoreEAR および LoanApprovalEAR をサーバから削除してから、現在のバージョンをデプロイする必要があります。以前にデプロイしたプロジェクトを削除する手順については、「サーバに対するプロジェクトの追加および削除」を参照してください。
  2. Web サービスをテストするには、[パッケージ・エクスプローラー] ビューでファイル名 CreditScoreService.java を右クリックして、[実行|サーバーで実行] をクリックします。

  3. [次へ] をクリックします。

  4. [サーバーで実行] ダイアログの [ドメイン ホーム] ドロップダウンで、デフォルトのサンプル ドメイン (BEA_HOME/wlserver_10.0/samples/domains/workshop) を選択します。

  5. [終了] をクリックします。サーバが起動し、アプリケーションがデプロイされるのを待ちます。

    テスト クライアントを表示した新しいウィンドウが開きます。テスト クライアントは Web サービスと対話できる特殊なアプリケーションです。

  6. [ssn] パラメータ フィールドに値を入力して [getCreditScore] ボタンをクリックすると、Web サービスに値を送信して応答を得ることができます。たとえば、以下のように、値 123456789 を入力すると 500 という信用度スコアが返されます。

チュートリアルを移動するには、矢印をクリックしてください。

 

ナビゲーションをスキップ バー   ページの先頭