このトピックでは、アプリケーションをデバッグする方法について説明します。
ネームスペースが衝突するおそれがあるので、JSPs は 1 度に 1 つの Web アプリケーション内でのみデバッグできます。JSP's デバッグ時のプロジェクト切り替えの詳細については、「JSP デバッグ時に特有の考慮事項」を参照してください。
同一のサーバにデプロイされている EJB とユーティリティ プロジェクトは、デバッグ用にどのプロジェクトが選択されているかにかかわらず、デバッグ可能です。これは、異なるプロジェクト内の Java クラスではネームスペースの衝突は起こらないためです。
アプリケーションをデバッグする前には、サーバを定義してそのサーバにアプリケーションを追加する必要があります。個々のサーバ タイプに応じて以下の手順に従います。
複数の Web アプリケーションを持つ EAR プロジェクトをデプロイする場合、サーバの定義を更新して WAR デプロイメント (デフォルトの「展開された」モードではなく) を指定してから、プロジェクト/アプリケーションをデバッグする必要があります。お使いのサーバに関するリンク (下記) をクリックすると、WAR デプロイメントの指定に関する指示を参照できます。
サーバを定義したら、アプリケーションをデバッグするため、[実行|デバッグ] の順にデバッグします。以下のダイアログが表示されます。
デバッガが起動すると、デバッグ パースペクティブが開きます。
Eclipse のデバッガの使い方については、[ヘルプ|ヘルプ目次|Java 開発ユーザー・ガイド] を参考にしてください。Workshop の製品ファミリでは、Eclipse デバッガが拡張され、以下の追加機能が提供されます。
[JSP 変数] ビュー (デバッグ パースペクティブで利用可能) には、変数の元となっているもの (JSP ページや Struts アクションなど) に関係なく、このページでアクセスできる変数が表示されます。これにより、アプリケーション サーバ固有のマップ内で、ページで使用している変数を検索する時間を短縮できます。
このビューには、次の 5 つのカテゴリがあります。
JSP ブレークポイントを追加、削除、有効化、または無効化するには、Workshop エディタの垂直ルーラーでその行をダブルクリックするか、コンテキスト メニューから選択します。
JSP ブレークポイントを設定できる場所は以下のとおりです。
JSP デバッガは、JSP ソースまたはサーバが生成した Java ソースをステップ実行できます。JSP モードにおけるステップ実行コマンドは以下のとおりです。
以下の要素がステップ オーバーされます。
ステップ リターンは、Java の場合とまったく同じように機能します。
JSP ページに含まれる、サーバが生成した Java ソースは、[デバッグ] ビュー プルダウン メニュー内の [Java ソースを表示します] を選択すると表示できます。このモードの場合、Java の行はステップ オーバーされます。
注意: WebLogic Server 9.x や 10.x にデプロイされているアプリケーションでは、別のプロジェクトのデバッグに切り替える際にもサーバを再起動せずに済みます。サーバを再起動せずにプロジェクトを切り替えるには、次の手順を実行します。
(1) デバッグ パースペクティブを開きます。
(2) [デバッグ] ビューでお使いのサーバのコンフィグレーションを右クリックして、[接続解除] を選択します。
(3) [実行|デバッグ] の順に選択します。[Select Project To Debug] ドロップダウンで、新しいプロジェクトを選択します。[適用] および [閉じる] をクリックします。
(4) J2EE パースペクティブを開きます。[プロジェクト・エクスプローラ] ビューで、デバッグする新しいプロジェクトを右クリックして、[デバッグ|サーバでデバッグ] の順に選択します。[サーバでデバッグ] ダイアログで [終了] をクリックします。[サーバでデバッグ] ダイアログで、[Switch mode] が選択されていることを確認し、[OK] をクリックします。