手順 6. エンティティをユーザ インタフェースに結合する

この手順の実施にかかる時間 : 30 分

この手順では、このチュートリアルで作成したデータベース接続、エンティティ、および Java クラスが組み込まれた Web アプリケーションをインポートします。このアプリケーションには、DAO クラス、JSP、およびサーブレットが含まれています。アプリケーションをインポートしたら、新しいサーバを作成してアプリケーションを実行します。

この手順のタスクは以下のとおりです。

Web アプリケーションをインポートするには

  1. workshop-jpa-tutorial/web の下の Resources フォルダにある web.zip を、Web アプリケーション workshop-jpa-tutorial にインポートします。
  2. プロジェクト workshop-jpa-tutorial を右クリックします。[インポート|一般|アーカイブ・ファイル] を選択し、[次へ] をクリックします。<ワークスペースの場所>/workshop-jpa-tutorial/web/Resources/web.zip を参照し、[終了] をクリックします。インポートが実行され、faces-config.xml および application.properties が上書きされます。

アプリケーション コンポーネントを確認するには

インポートしたアプリケーションには、データ アクセス オブジェクトと管理対象 Bean が含まれています。また、faces-config.xml ファイルをインポートすることによってプロジェクトも作成され、アプリケーションのナビゲーションやユーザ インタフェースを構成する JSP を管理できるようになります。

DAO レイヤの内容を確認する

Web アプリケーション プロジェクト workshop-jpa-tutorial の場合、データ アクセス レイヤ オブジェクトは com.bea.dao パッケージに含まれています。このパッケージ内のオブジェクトを確認します。

DAO レイヤは、Kodo JPA を使用して、バックエンド データベースへのアクセスを提供します。Kodo JPA とは、Sun が開発した Java オブジェクトの透過的な永続性に関する仕様である Java 永続性 API (JPA) の BEA Systems 実装です。

DAO と JSF 管理対象 Bean を使用して MVC 接続戦略を確認する

web/WEB-INF/config フォルダには、管理対象 Bean のコンフィグレーションおよび Web アプリケーションのナビゲーション ルールをコンフィグレーションする faces-config.xml が格納されています。

  1. faces-config.xml ファイルを右クリックし、[開く|Workshop XML エディタ] を選択して Faces コンフィグレーションを確認します。なお、CustomerCustomerManagedBean は、リクエスト スコープ内の管理対象 Bean として定義されています。また、DAOFactory は、アプリケーション スコープ内の管理対象 Bean として定義されています。
  2. ナビゲーション ルールは、addCustomer.jsp および viewAllCustomers.jsp で定義されています。addCustomer.jsp のナビゲーション ケースでは、結果が success になった場合の送り先ページとして /pages/viewAllCustomers.jsp が指定されています。

  3. 同様に、viewAllCustomers.jsp のナビゲーション ケースでは、結果が orderList になった場合の送り先ページとして /pages/viewOrders.jsp が指定されています。

 

WebLogic Server をコンフィグレーションする

この手順では、Workshop で使用する WebLogic Server ドメインを追加します。 このサーバ ドメインには、アプリケーションで必要なランタイム ライブラリが含まれており、アプリケーションはこのサーバにデプロイされます。


JPA Web アプリケーションを実行するには

  1. アプリケーションを実行するには、[AppXplorer] で workshop-jpa-tutorial を右クリックし、[実行|サーバで実行] を選択します。
  2. [新規サーバの定義] ダイアログで、[localhost|BEA WebLogic Server v10.0 @ localhost] のデフォルトの [既存のサーバを選択] 設定をそのまま使用し、[終了] をクリックします。
  3. サーバが正常に起動すると、テスト ブラウザが表示されます。テスト ブラウザ ペインのアドレス行に「http://localhost:7001/workshop-jpa-tutorial/pages/addCustomer.jsf」と入力して、 addCustomer.jsf ページを表示します。

  4. 名前に「Bob」と入力して [送信] をクリックすると、Bob という名前の新しい顧客が追加されます。
  5. アプリケーションは、CustomerManagedBean の addCustomer( ) アクション メソッドを呼び出し、顧客が正常に追加されたら、リクエストを viewAllCustomers.jsp に転送します。viewAllCustomers.jsp は、<h:dataTable> コンポーネントを使用して顧客リストを取得し、次の図のように表示します。

  6. 顧客名 JOHN の [View Orders] をクリックし、JOHN からの注文のリストを取得します。

  7. 他の顧客からの注文を確認するには、[戻る] をクリックして前のページを表示します。
  8. 作業が完了したら、サーバを停止します。

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