5. アプリケーションを実行する

ここでは、サーバ コンフィグレーションを作成し、JSF アプリケーションをデプロイして実行します。

5.1. コンテキスト リスナの追加とアプリケーション コンフィグレーションの更新

このアプリケーションでは DataStoreBean クラスを使用するため、このクラスをアプリケーション スコープ内で利用できるようにしておく必要があります。Workshop には、アプリケーションの起動時に DataStoreBean のインスタンスを ServletContext に登録する ContextListener というサーブレット コンテキスト リスナが用意されています。

5.1.1. ContextListener クラスのインポート

1. listeners という新しいパッケージを作成し、ファイル ContextListener.java を workshop-JSF-tutorial/web/Resources フォルダから listeners パッケージにコピーします。

5.1.2. web.xml ファイルへのコンテキスト リスナの追加

1. web.xml ファイルを開きます。
2. Web アプリケーション デプロイメント記述子デザイン エディタで、[リスナ] ノードを右クリックして [新しいリスナ] を選択します。次の図のように、リスナの種類として [ContextListener] を選択します。([Select entries] フィールドに「ContextListener」と入力します)。



これにより、ContextListener クラスの listener 要素が追加されます。



3. web.xml ファイルを保存し、Web アプリケーションのコンフィグレーション要素を確認します。



サーブレット javax.faces.webapp.FacesServlet は、URL パターンが .jsf
の HTTP リクエストを受信するようにコンフィグレーションされています。
web.xml ファイルには、JSP タグ ライブラリをサポートするためのタグ ライブラリ マッピングが含まれています。

5.2 WebLogic Server のコンフィグレーション

この手順では、Workshop で使用する WebLogic Server ドメインを追加します。 このサーバ ドメインには、アプリケーションで必要なランタイム ライブラリが含まれており、アプリケーションはこのサーバにデプロイされます。

• Workshop for WebLogic ユーザは、手順に従って、WebLogic Server をコンフィグレーションする必要があります。

• Workshop Studio および Workshop for JSP ユーザは、手順に従って、WebLogic Server をダウンロード、インストール、およびコンフィグレーションする必要があります。

5.3. アプリケーションの実行

1. [サーバ] で対象サーバの を右クリックし、[プロジェクトの追加および除去] を選択します。
2. [プロジェクトの追加および除去] ダイアログで [追加] ボタンをクリックし、workshop-jsf-tutorial プロジェクトを [Configured projects] カラムに移動します。
3. [終了] をクリックします。
4. [サーバ] ビューで [BEA WebLogic Server] を右クリックし、[始動] をクリックします。
5. [ウィンドウ｜ビューの表示｜その他｜一般｜内部 Web ブラウザー] を選択して内部 Web ブラウザを開きます。
6. Web ブラウザのアドレス バーに、URL「http://localhost:7001/pages/register.jsf」を入力します。
   
7. [ユーザ ID] フィールドに「ricky」と入力します。[パスワード] フィールドは空白のままにします。[パスワード] フィールドに入力せずにデータを送信しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
8. 次に、[ユーザ ID] に 4 文字未満の ID を入力して登録します。この場合もエラー メッセージが表示されます。
9. 登録が正常に完了すると、ユーザは home.jsp ページに転送されます。

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