6. 国際化されたページをプレビューする
国際化された Web アプリケーションを開発する際には、国際化に関係するローカライゼーションや Web デザインの問題を修正するため、さまざまな言語で JSP ページを表示することが必要な場合があります。
Workshop の JSF では、ローカライゼーション リソース バンドルがデザイン時にサポートされます。
6.1. フランス語のアプリケーションのコンフィグレーション
- JSF コンフィグレーション ファイル workshop-jsf-tutorial/web/WEB-INF/config/faces-config.xml を開きます。
- アプリケーションのリソース バンドルとデフォルト ロケールを指定している <application> 要素を探します。
- <locale-config> 要素に、フランス語ロケールの <supported-locale> 要素を追加します。次のサンプル コードでは、追加する部分を太字で示します。
<application>
<message-bundle>resources.application</message-bundle>
<locale-config>
<default-locale>en</default-locale>
<supported-locale>fr_FR</supported-locale>
</locale-config>
</application> |
- faces-config.xml ファイルを保存します。
- フランス語をサポートするためのキーと値のペアを格納するプロパティ ファイルを作成する必要があります。ファイル application_fr_FR.properties を、workshop-jsf-tutorial/web/Resources フォルダから resources パッケージにインポートできます。
6.2. デザイン時にビューをローカライズする
- register.jsp を開いて [デザイン] タブをクリックします。
- Workshop のメイン メニュー バーから [テキスト|リソース ロケール] を選択します。
[リソース ロケール] ダイアログが表示されます。このダイアログで、Web アプリケーションにコンフィグレーションされている任意のロケールを選択できます。
![](images/screen5.gif)
- [フランス語 (フランス)] ロケールを選択して [OK] をクリックします。これで、register.jsp 内のテキストがフランス語で表示されます。
- ロケールを [英語] に設定しなおします。
6.3. デザイン時にビューをローカライズする (省略可能)
faces-config.xml の locale-config 要素には、デフォルトのロケールと、サポートされるその他のロケールがリストされています。システムは、この locale-config 要素に基づいて、ブラウザの言語設定に合った正しいロケールを検知します。ここでは、register.jsp ページのロケールを手動でフランス語に設定して、システムの設定をオーバーライドします。
- register.jsp を開き、タグ ライブラリ定義の後ろ、<f:loadBundle> タグの前に次のコード行を追加します。
<%
javax.faces.context.FacesContext ctx
=javax.faces.context.FacesContext.getCurrentInstance( );
ctx.getViewRoot( ).setLocale(new
java.util.Locale("fr", "FR"));
%> |
- register.jsp ページを保存して、サーバ上でアプリケーションを実行します。
- Web ブラウザを更新します。アプリケーションのコンポーネント ラベルとメッセージがフランス語で表示されます。
![](images/screen6.gif)
- 手動でフランス語ロケールに設定されていることを示すため、上のコード行部分に /* ... */ でコメントを追加して register.jsp ページを保存します。
- ブラウザで register.jsf ページをリフレッシュし、アプリケーションが英語で表示されることを確認します。
- サーバを停止します。
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