6. [AppXaminer] で依存関係を視覚化する

ここでは、Web アプリケーションの依存関係を Workshop で簡単に管理する方法について説明します。[AppXaminer] を使用してリソースの依存関係を表示し、切断されているリンクをチェックしたり、特定のリソースへの参照の数を計算したりします。

背景

Web アプリケーションは、数多くのレイヤ (プレゼンテーション レイヤ、ビジネス ロジック レイヤ、データ統合レイヤなど) で構成されます。既存の Web アプリケーションをインポートする際には、Workshop のベース テクノロジである AppXRay によって、Web アプリケーションのすべてのアーティファクトがスキャンされます。AppXRay は、これらのアーティファクト間の関係の階層 (アーティファクト間のすべての依存関係のマップを含む) を管理します。Workshop では、これらの情報を [AppXaminer] で視覚的に表示して、すべての Web アプリケーションの依存関係を詳細に把握できます。また、問題の自動検出機能や、環境内を簡単に移動する機能なども提供されます。

依存関係の表示

  1. [AppXplorer] ビューで home.jsp を右クリックし、[AppXRay の依存関係の表示] を選択して [AppXaminer] を起動します。
  2. [AppXaminer] に、[home.jsp] ノードへのすべての依存関係と、[home.jsp] ノードからのすべての依存関係を示す図が表示されます。リソース (たとえば errors.jsp) のブランチを展開すると、複数のレベルまで簡単にドリル ダウンでき、依存関係チェーンを分析したり、アプリケーションのフロー内を移動したりできます。依存関係をダブルクリックすると適切なエディタで開かれます。

ここでは、ショッピング カート ページにエラーを挿入して、欠落しているリソースや切断されているリンクが、[AppXaminer] によって即座に検出および報告されることを確認します。

  1. [AppXplorer] ビューで shoppingcart.jsp を右クリックし、[AppXRay の依存関係の表示] を選択します。
  2. [AppXaminer] ビューで errors.jsp の横にある上付き文字「"1」をクリックし、shoppingcart.jsp 内の <@%page> タグに移動します。

  3. shoppingcart.jsp の 2 行目を「errorPage="error.jsp"」に変更します(「errors.jsp」から「s」を削除します)。
  4. shoppingcart.jsp ファイルを保存します。
  5. クリックで [AppXaminer] に戻ると、依存先のページが赤で表示されています。これは、shoppingcart.jsp が存在しないページを参照していることを示します。

  6. shoppingcart.jsp の errorPage を「errors.jsp」に変更します。

関連するタスク

インクルードされたページの表示
異なるロケールでの Web ページの表示

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