startWebLogic コマンド

特定のドメインにある WebLogic Server を起動します。

構文

startWebLogic [nodebug] [nolog] [nopointbase] [production]

パラメータ

nodebug

省略可能。WebLogic Server をデバッグ モードでは実行しないことを指定します。デバッグ モードなしで実行すると、パフォーマンスが若干向上しますが、WebLogic Workshop のビジュアル開発環境から Web サービスのデバッグを行うことができなくなります。デフォルト :デバッグは有効です。

nolog

省略可能。ロギングを無効化します。これにより、ロギングのコンフィグレーションに応じてパフォーマンスが向上する場合があります。デフォルト :ロギングは有効です。

nopointbase

省略可能。Pointbase データベースを WebLogic Server で起動しないことを指定します。デフォルトでは、Pointbase データベース は startWebLogic によって起動されます。Pointbase データベースが既に実行中である場合や、別のデータベースを使用するように WebLogic Workshop を再コンフィグレーションした場合に、nopointbase を使用できます。

production

省略可能。WebLogic Workshop と WebLogic Server の両方をプロダクション モードで実行することを指定します。デフォルト :開発モード。

WebLogic Workshop のモード

WebLogic Workshop は、開発モードでもプロダクション モードでも実行できます。このモードは、weblogic.jws.ProductionMode Java プロパティによって制御されます。WebLogic Workshop がプロダクション モードの場合、クライアントによってアクセス可能なのは、デプロイ済みの EAR ファイルにパッケージ化された Web サービスのみです。プロジェクト ツリーにおいて展開された形式の Web サービスには、アクセスできません。開発モードではその反対で、展開された形式の Web サービスにアクセス可能であり、デプロイ済みの EAR ファイルにおける Web サービスにはアクセスできません。さらに、プロダクション モードでは、各 Web サービスの Web ページが、[Overview] ページに限定されています。[Console]、[Test Form]、および [Test XML] の各ページは使用できません。

WebLogic Server のモード

WebLogic Server も、開発モードプロダクション モードのどちらででも実行できます。このモードは、weblogic.ProductionModeEnabled Java プロパティによって制御されます。開発モードでは、WebLogic Server のアプリケーション ポーラーがアクティブです。つまり、WebLogic Server は作成され、配置された新しいアプリケーション(新しい WebLogic Workshop プロジェクト)を自動的に見つけます。プロダクション モードでは、アプリケーション ポーラーは無効化されています。

注意 : 詳細については、e-docs.bea.comWebLogic Server の起動と停止を参照してください。

備考

startWebLogic は、それが実行されているドメインで、WebLogic Server を起動します。標準的にインストールされた WebLogic Server には、コンフィグレーションされた多数のドメインが含まれることがあります。各ドメインのコンフィグレーションは、config.xml ファイルによって制御されます。適切な方法としては、実行するサーバが属するドメインの config.xml ファイルが格納されたディレクトリから startWebLogic を実行します。

関連トピック

jws-config.properties コンフィグレーション ファイル