テスト ビュー

サービスを構築して起動すると、テスト ビュー ページが Web ブラウザにロードされます。テスト ビューを使用して、サービスのパブリック メソッドをテストできます。

テスト ビューには、サービスに関する情報を提供する 4 つのタブがあります。

デフォルトでは、ページがロードされた時点で選択されているのは [Test Form] タブです。

また、各ページにはテストされるサービスのアドレスが表示されます。このアドレスの各部分は、JwsConsole へのリンクとなっています。JwsConsole とは、プロジェクト ディレクトリの各レベルのファイルがリストされたページです。

[Overview] タブ

[Overview] タブには、サービスに関する以下のようなパブリックな情報が表示されます。

注意 : 各メソッドに関連付けられたコメントがどのように取得されるか、および Web サービスのメソッドにコメントを記述する方法については、Web サービスのコメントを記述するを参照してください。

[Console] タブ

[Console] タブには、サービスに関する以下のようなプライベートな情報が表示されます。

[Test Form] タブ

[Test Form] タブは、サービスのパブリック メソッドのための簡単なテスト環境を提供します。メソッドのパラメータを指定して、戻り値を調べることができます。また、会話のさまざまな部分の追跡とテストが行えます。

次の図に、単純な会話を示す HelloWorldAsync というサービスが、[Test Form] タブでどのように表示されるかを示します。

サービスをテストするには、[HelloAsync] ボタンをクリックします。このメソッドがパラメータを取る場合は、その値をここに入力します。

[Test Form] ページに、次の図のように、返された XML メッセージなど、サービスのリクエストおよび応答に関する情報が表示されます。

サービスが、HelloWorldAynch サービスと同様に会話を実装するものであれば、テスト ビューを使用して、会話を開始、続行、または終了するメソッド、および会話を続行または終了するコールバックをテストできます。また、複数の会話を一度にテストできます。

メッセージ ログ([Message Log])に示される会話 ID により、進行中の各会話がユニークに識別されます。この会話を選択して作業を行うには、この値をクリックします。リスト内で、この会話に参加していた各メソッドまたはコールバックの名前をクリックすることにより、そのメソッドまたはコールバックの結果を表示できます。メッセージ ログを最新の情報に更新するには、[Refresh] リンクをクリックします。

次の図は、複数の会話が進行中の場合のテスト ビューを示しています。

注意 : 各メソッドに関連付けられたコメントがどのように取得されるか、および Web サービスのメソッドにコメントを記述する方法については、Web サービスのコメントを記述するを参照してください。

[Test XML] タブ

[Test XML] タブには、サービスのメソッドをテストする際にそのサービスに送信される XML データが表示されます。このページを使用すると、サービスのメソッドに渡される XML データを調べて変更できます。

メソッドが取るパラメータが String 型以外のデータ型である場合、メソッドを呼び出すボタンをクリックする前に、SOAP 本文内のパラメータのプレースホルダを変更する必要があります。たとえば、メソッドで整数が予期されている場合は、SOAP 本文に有効な整数を指定する必要があります。

次の図に、単純な数値計算を実行する SimpleCalc というサービスの [Test XML] タブを示します。

 

[Warnings] タブ

[Warnings] タブには、Web サービスをコンパイルして実行するときにコンパイラによって生成される警告が表示されます。警告はエラーではありませんが、現在の設計においてサービスで発生する可能性がある問題に関する情報を提供し、それらの問題を解消するための提案を行うものです。

[WebLogic Workshop Directory] ページ

[WebLogic Workshop Directory] ページには、さまざまなレベルのプロジェクト ディレクトリからなる、ソート可能なファイル リストが含まれます。このページを使用すると、テストする別のサービスの選択、コントロール ファイルのテスト、およびサービスのクリーンアップを行えます。

サービスのディレクトリに移動する方法は次の 2 つです。

[WebLogic Workshop Directory] ページを使用すると、次のようなことができます。

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